また、チェーン表面にしかオイルが行き渡らず、内部まで浸透しない事があるのでこちらも注意が必要です。
ボトルタイプ
ボトルタイプは先端が細くなっており、チェーンのコマ一つ一つに内部までしっかりと丁寧に浸透させることができるというのがメリットです。スプレータイプよりも潤滑性を上げることができ、チェーンの傷みを防いだり、回転しやすくなったりします。
ただしスプレータイプに比べて作業が面倒で時間がかかるというデメリットもあります。
どんなときにどのチェーンオイルを使えばいいの?
通勤・通学に使う場合とロードバイクでレースに出る場合では使用するオイルは変わります。どのようなときにどのオイルを使えばよいのかをチェックしておきましょう。
通勤や通学
通勤や通学で使用する場合、乗っているときや停めているときなどに雨に降られて自転車が濡れるということがよくあります。そのため、流れ落ちやすいドライタイプなどではなく、ウェットタイプを使うのがおすすめです。またドライとウェットの中間タイプのものもおすすめです。
ロードバイクの練習やロングライド
ロードバイクで練習をしたい場合やロングライドの場合は晴れているときが多いため、ドライタイプのオイルがベストです。ペダリングも軽くなるので便利です。
マウンテンバイク・BMXなど
マウンテンバイクで山道を走る場合やBMXのダートコースなどを走る場合にはウェットタイプ一択です。ウェットタイプなら泥にまみれても落ちないので安心です。なおBMXのストリートやパークなどのときは汚れにくく軽いドライタイプで問題ないでしょう。
ロードレースに出場する
ロードバイクでレースに出場する場合、雨が降らない用であればワックスタイプがおすすめです。ドライタイプよりもスムーズなペダリングができます。ただし長距離のレースだったり天候が読めない場合にはウェットタイプの方がよい場合があります。
自転車用オイルの購入時の選び方をチェック
自転車用オイルの選び方はウェット・ドライ・ワックスといった種類分けやボトル・スプレーといった容器の形状以外にも、成分やメーカー、価格などをチェックするのがよいでしょう。
スプレーかボトルか
初心者やメンテナンスが面倒だと感じる人はスプレータイプを使いましょう。ロードバイク・ロングライドには丁寧なメンテナンスが必要なのでボトルの方が適しています。どちらにしてもオイルのさしすぎには注意しましょう。
成分
オイルにはよりスムーズにチェーンが動くようにセラミックが含まれている場合があります。特にレースに出場する場合にはセラミックのナノ粒子入りのものなどを使うと通常のオイルよりも格段にスムーズにはしれます。
またチェーンを長持ちさせるため、フッ素加工されているものやPTFEコーティングされているものを使うと腐食を防止することができます。
メーカー
有名なメーカーのものは多くの人に愛用されており、信頼して使うことができるのでおすすめです。聞いたことのないメーカーやノーブランドのものより走りやすく、自転車や部品が長持ちすることに繋がりますので、しっかりとしたメーカーのものを選びましょう。
価格
オイルは1本あたり安いもので500円前後、高いもので2,500円程度します。通勤・通学などの普段使い用であれば安めのものでもよいですが、本格的なレースなどに出場する場合やスポーツサイクルを使用する場合にはやや高めのものを使った方がよいでしょう。
またそれぞれのメーカーや商品によって特徴が異なりますので、口コミをチェックしておくと参考になります。ネット通販サイトを利用すると口コミをチェックできるだけでなく価格も通常より安い場合が多いため便利です。
自転車用オイルおすすめランキング・10位〜4位
利用者の満足度が高く、口コミでも良い評価を得ている自転車用オイルの中から10点を厳選し、ランキング形式でご紹介します。メーカーや価格、成分なども加味してセレクトした商品ばかりですので、ぜひオイル選びに役立ててください。
10位:ベリティ (Verity) スーパーチェーンオイル SD20
化学合成チェーンオイルで、ボロンナイトとフッ素を配合しています。飛び散りにくい乾燥性で、極圧性、耐摩耗性に優れています。セミドライタイプなのでベタつきにくく使いやすいオイルです。
9位:AZ (エーゼット) BIc-004 チェーンルブ ロードレースSP
プロフェッショナル用として開発された潤滑性抜群の高性能ロードレース用オイルです。高級特殊剛性オイルをベースとして、極圧剤や各種添加剤を有効に配合しています。耐水性に優れているので急な雨でも安心です。
8位:AZ (エーゼット) B1-001 チェーンルブ マルチパーパス
万能(マルチパーパス)タイプの自転車用潤滑剤です。特殊剛性油をベースにPTFEが配合してあり、摩擦抵抗の少ない走りを実感できます。長距離を走る人におすすめです。
7位:PEDRO’S (ペドロス) アイスワックス2.0
ミツバチの巣から抽出されたミツロウを主原料としたチェーンオイルです。滑らかな皮膜をコーティングするワックスタイプで、ワックスと共に汚れが落ちるのでチェーンを常に綺麗に保てます。チェーンの汚れが気になる人におすすめです。
6位:ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310
高粘着性ポリマーがチェーンに薄い被膜をしっかりと密着させます。金属表面の水分と置き換わって潤滑・防錆皮膜を形成するので、錆の発生を抑制しチェーンの寿命を延ばします。配合されているフッ素樹脂系個体潤滑剤により、優れた耐摩耗性・長期潤滑性・耐水性を発揮します。
5位:Vipros (ヴィプロス) keiten (ケイテン)
チェーンの「動きの軽さ」や「汚れにくさ」に着目して開発された、超浸透型低粘度オイルです。塗布した直後から極めて薄い耐高荷重潤滑皮膜を形成するので、初期動作からスムーズな潤滑性を実感することができます。
4位:SHIMANO (シマノ) PTFE LUBE
フッ素配合でベタつきの少ないドライタイプです。耐錆性・耐腐食性に優れており、製品の耐久性を伸ばすことができます。高い粘性により悪天候時での使用でも効果を維持します。
自転車用オイルおすすめランキング・ベスト3
ベスト3にはドライ・ウェットがバランスよくランクインされました。どの商品も持続力が強くおすすめのものばかりです。
3位:AZ (エーゼット) B1-002 自転車用 チェーンルブ ウォータープルーフタイプ
高防水タイプの自転車用潤滑オイルで、特殊合成油エステルをベースに増粘剤を配合しています。雨や雪の日など悪条件時の走行に最適です。長持ちするので長距離走行にも適しています。
2位:KURE (呉工業) 自転車専用チェーンルブドライ No.1602
チェーン細部まで浸透し、抜群の潤滑効果が持続するドライタイプの潤滑剤です。汚れの付着を抑え、チェーンの摩擦抵抗を減らしてスムーズな走りを実現します。湿気や水分を除去して錆の発生を防ぐ効果にも優れています。
1位:AZ (エーゼット) CKM-001 超極圧・水置換スプレー
環境と安全面に配慮した塩素・バリウムフリーの合成油ベース高級潤滑剤です。極圧性能FALEX試験にて高荷重のかかる箇所でも優れた潤滑性能を維持することが証明されました。水置換剤による防錆力で金属面もしっかり守り機械の寿命を延ばします。
まとめ
自転車用オイルは選び方一つで乗りやすさが変わりますし、天気や用途によって使い分けることが必要です。自分がどのような状況で乗るかを考えて選びましょう。
上記のランキングでは口コミ評価の高い商品の中から厳選した商品を取りそろえていますので、どの商品もおすすめです。ぜひオイルを選ぶ際の参考にしていただければと思います。