軟式野球に使うバットは硬式とは大きく異なります。特に最近ではボールの規格が変更になり、新しい「M号球」に対応したバットを選ぶと望ましいでしょう。軟式バットの種類や素材、選び方などを詳しく解説します。
おすすめの軟式バットランキングもご紹介していますので、ぜひバット選びに役立ててみてください。
軟式バットの素材による選び方をチェック
軟式野球には主に金属バットが使われていますが、金属にも素材の違いがありますし、最近では新しい素材のバットも販売されています。どのような素材があるのか、素材ごとの違いを見ていきましょう。またM号球に対応しているバットについても解説していきます。
金属バット
金属バットで最もよく使われている素材はアルミ合金です。軽く飛距離が出やすい上に安価なのがメリットで、初心者用として使いやすいバットも多いです。最も使用している人が多い素材のバットだといえます。
アルミ合金の他にはジュラルミン(超々ジュラルミン)製の金属バットもあります。アルミ合金製よりも重いですが、より硬いので飛ばしやすいのが特徴です。
木製バット
バットというと木製バットのイメージがあると思いますが、木製バットは金属バットよりも飛距離が出ないうえ、しっかりと芯に当たらないと飛ばないため、ほとんど使われていません。
ただしボールを芯でとらえる練習をするために敢えて木製にこだわるというバッターもいます。練習のときには木製バット、実際に打席に立つときには金属バットと使い分けている人もいます。
カーボン製バット
最近はカーボン製のバットも販売されています。カーボンは金属のように硬い素材ではないので、しなるのが特徴です。
スイングしたときにしなりは感じませんが、ボールを打った瞬間にしなって弾くようにボールを飛ばすため、遠くへ飛ばすことができます。価格は金属バットよりは高くなります。
複合素材のバットが人気!
複合素材のバットは芯の部分にウレタンなどの柔らかい素材を使って反発力を高めて飛距離を出すという仕組みのバットです。前述のカーボンを使用したものもあります。金属バットよりもさまざまな色があるため、色にも飛びにもこだわりたい人にはおすすめです。
ただし金属バットよりもかなり価格が高くなります。
表面に凹凸加工を施したバッドもある
表面に凹凸の加工をしたバットもあります。凹凸によってミートした瞬間にボールに食いつく面積が増えることでバットからの力を効率よく伝達でき、驚くほどよく飛ぶと評判です。
M号球・J号球に対応しているバットはどれ?
軟式ボールの規格変更により、これまでのA号球・B号球がM号球になり、C号球はJ号球に変更になりました。より硬くなり、バウンドが小さくなって飛距離が出るように変更されることで硬式球に近い弾道になりました。
それを踏まえ、今後はM号球・J号球に対応している最新のバットを購入しましょう。新規格のボールが発表されると同時に各社が研究を重ねて開発されていますので、「M号球対応」「J号球対応」と書かれたバットか2018年後半以降に発売されたバットがおすすめです。
軟式バットの長さ・重さ・重量バランスによる選び方
軟式バットを選ぶときには素材だけでなく、長さや重さ、重量バランスにも注目しましょう
長さ
大人用のバットはあまり長さに違いがありません。主に83cm〜85cmのバットが多く、それほどバリエーションが豊かではないのが現状です。しかし、子供用のバットは身長に合わせて選ぶ必要があり、背が伸びるにしたがって買い換える必要も出てきます。
バットを地面に立てて、腰骨くらいのところにグリップエンドが来るような長さがよいといわれています。