自転車用のバスケットはあると非常に便利なアイテムです。
ママチャリなどには最初から標準装備されていますが、ついていない自転車には自分で取り付ける必要があります。また最初から標準装備されているものでも経年劣化していくため交換する必要があります。
前カゴと後ろカゴの特徴やメリット・デメリット、素材ごとの特徴やバスケットの選び方を解説していきます。おすすめの自転車用バスケットランキングもご紹介していますので、ぜひバスケット選びに役立ててください。
自転車用バスケットは素材で選ぼう
自転車用バスケットの強度は素材で決まります。折れ曲がっていたり割れていたり錆びついていたりするだけで、自転車そのものが古ぼけて見えてしまいます。それぞれの特徴を知ることで適切な手入れができるようになりますし、見た目も良くなります。
金属製のバスケットは強度が魅力!
金属製のバスケットはプラスチック製のものより強度が高いのが魅力です。メタリックなものとコーティングされたものがあり、コーティングされているものはサビなどが見えにくくなります。
また錆びにくく軽いアルミ製のものなどもあり、シルバーや黒系の自転車にはよく合います。多少曲がっても直せるというのも魅力です。
プラスチック製のバスケットは軽くて便利!
プラスチック製のバスケットはママチャリについているイメージが強いですが、金属製のものよりも軽いため、軽さを求める人には最適のバスケットです。ただし金属製のものより強度の面では劣るため、転倒や衝突などで割れてしまうことがあります。
籐製のものは見た目がおしゃれ!
籐製のカゴはまさに「バスケット」という趣のあるタイプで、見た目がおしゃれなのでレトロなシルエットやカラーリングの自転車によく合います。
普通のママチャリに着けてもオシャレ感が増しますし、クロスバイクなどのように綺麗なシルエットの自転車でもよいでしょう。ただし雨に弱いという弱点もあります。
前カゴと後ろカゴのどちらが便利?
自転車用バスケットには前カゴと後ろカゴがあります。どちらが便利なのか、それぞれのメリットやデメリットをチェックしましょう。
前カゴのメリットとデメリットをチェック
前カゴのメリットは何といっても使いやすいという点です。さっと荷物をカゴに入れてすぐにハンドルをつかんで出発できるという手軽さは後ろカゴにはなかなかありません。
中にはペットボトルなどを自販機で買って「前カゴにぽいっと入れてゴー!」という人もいます。デメリットは重いものを乗せるとハンドルが安定しなくなるという点です。そのため、あまり重すぎるものを入れるのは避けておいた方がよいでしょう。
後ろカゴのメリットとデメリットをチェック
後ろカゴのメリットは重いものを載せても不安定になりにくいという点です。後輪は前輪と違って動きませんから、後ろのカゴに重いものを乗せやすいです。
デメリットは防犯上の不安があるという点です。後ろカゴは自分からは死角になってしまい、首を後ろに回さないと確認できません。そのため、気が付かないうちに荷物を盗まれるということがあります。
貴重品は載せない、袋やバッグはしっかり口を閉じる、ゴムバンドなどで荷物を固定しておくといった工夫をしておく必要があります。
自転車用バスケットの取り付け方法をチェック
自転車用バスケットの取り付け方をチェックしておきましょう。場合によってはパーツが必要になることがあります。
もともとかごが付いていた場合
もともとかごが付いていて、古くなったから付け替えたいという場合には非常に取り付けが楽です。ハンドル側にランプ掛け(カゴステー)がついているため、カゴの背についているネジ穴をあわせて留めます。
下にはカゴ足(支柱)があるので、そこを金具ではさむようにしてネジ留めします。もともとのカゴを見本にしておけば取り付けやすいはずです。
もともとかごが付いていなかった場合
もともとカゴが付いていなかった場合、カゴステーやカゴ支柱がない場合があります。あるならばカゴステーのネジ穴の数を確認し、合うカゴを購入します。
カゴステーなどがない場合にはカゴにステーやブラケットが付属しているものを購入するか、ハンドルバーに引っ掛けるタイプのカゴを購入すると良いでしょう。
後ろカゴはキャリアが必須
後ろカゴを付ける場合にはキャリアが付いていることが必須です。底板とカゴでキャリアを挟むようにセットしてネジで留めれば完了です。
必要な工具はドライバー
カゴの取り付けはネジ留めするだけなので、ドライバーだけで作業が終わる場合があります。また裏側のナットを抑えておくためにスパナがあると便利です。
自転車用バスケットの選び方
自転車用バスケットを選ぶときには前述の素材や強度、前カゴか後ろカゴかという点はもちろんですが、他にも「何を入れるか」「大きさ・形」「耐荷重」「網目の大きさ」「素材」「価格」をチェックすると良いです。また口コミをチェックするのもおすすめです。
何を入れるか?
学校や仕事で使うカバンを入れる場合、カバンのタテ・横のサイズに合っているカゴを選ぶとよいでしょう。カバンがカゴの中に入らなければ上に乗せるだけになり、非常に不安定です。また買い物袋を乗せる場合にはやや大きめのものが便利です。
大きさ・容量・形
自転車用のバスケットにはさまざまな形があります。横長のもの、縦横が同じくらいの長さのもの、浅いものと深いもの、折りたためるもの、蓋がついているもの、取り外しが可能なものなど、形も大きさも多岐にわたります。
どのような形のものがよいのかを考えておくと良いでしょう。
最大積載量・耐荷重
容量や大きさと似ているかもしれませんが、最大積載量や耐荷重性もチェックしておきましょう。大きくても耐荷重性が低ければあまり重いものをたくさん乗せることができません。耐荷重や最大積載量が何キロまでかをチェックしておきましょう。
少なくとも5kg以上のものがおすすめです。
網目の大きさ
網目の大きさを重視する場合もあります。網目が大きければ小さいものが落ちてしまいます。
カバンのポケットが開いていて鍵などがカバンから出てしまった場合などは網目が小さければカゴから落ちることはありませんが、網目が大きいと抜け出てしまって紛失してしまうことがあります。
価格
自転車用のバスケットは1,000円前後のものから3,000円前後のものまで幅広い価格のものがあります。価格の幅は広くないため、まずは大きさや耐荷重性、素材などを考えた上で納得できる価格のものを選ぶと良いでしょう。
安く購入したいという場合はAmazonなどの通販サイトを利用するのをおすすめします。
口コミをチェックしよう
カゴの取り付けやすさや使い勝手といった使ってみないとわからない部分は口コミをチェックすることで情報を得ることができます。実際に使用した人からの口コミは商品を選ぶときに非常に参考になります。
ポジティブな内容の口コミもネガティブな内容の口コミもありますので、どちらも参考にしつつ選びましょう。