「竹刀袋」と一口に言ってもそのバリエーションはさまざまです。特に初心者であれば「何をどう選べばよいか分からない」という人も多いことでしょう。
そんな人のために、今回は自分にピッタリの竹刀袋を選ぶ方法をおすすめ人気製品をご紹介しながら詳しくご説明します。こちらの記事を参考に自分に最適の竹刀袋を見つけてください!
【剣道】竹刀袋の種類
竹刀袋は、容量、デザイン、カラー、使い勝手などにさまざまな違いがあります。こちらではその違いと特徴についてご紹介しますで、竹刀袋選びに失敗しないためにも竹刀袋を選ぶ前にその違いをきちんと理解しておきましょう。
生地による違い
こちらでは、まず竹刀袋に用いられる生地の違いと特徴について簡単にご説明しましょう。
- 帆布:平織に加えて複数の糸をより合わせて織る方法が組み合わされた、厚みのあるとても丈夫な素材です。織り方によって厚みや硬さに違いがあります。
- ナイロン製:はっ水性をもつ素材であるため雨や汚れに強く、手入れが簡単である特徴があります。また、耐久性にも優れているため破損を心配せずに使用可能です。
- レザー・合皮製:高級感のある素材であることに加えて丈夫で耐久性に優れているのが特徴です。上段者向けの素材になります。
開閉方法の違い
こちらでは、竹刀袋の開閉方法についてみていきましょう。
- スナップボタン式:金具のボタンをワンクリックするだけで簡単に開封することができ、確実に竹刀袋を閉じることができるタイプです。操作が簡単なので子どもにも適しています。
- ファスナー(ジッパー)式:竹刀袋のサイドをファスナーで大きく開くことが可能なタイプです。よりスムーズに竹刀の取り出しや収納が可能であるため、使い勝手に優れています。
- 紐式:帆布製の竹刀袋など古くから親しまれているタイプです。備え付けられた紐を利用して開封します。根強い人気を誇るタイプになりますが、低年齢の子どもには取扱いが難しい場合がありますので注意が必要です。
持ち運び方の違い
竹刀袋は、デザインによっても取り扱いや持ち運び方が異なります。
- 肩掛けバンド(ショルダーストラップ)の付属があるタイプ:防具袋など他の荷物を運ぶときも竹刀袋を肩にかけて持ち運ぶことができる利点があります。長さを調整できる肩掛けバンドがあるものでは、背中に竹刀袋を背負うこともできるため自転車などでの移動も安全に可能です。
- 手持ちバンドの付属があるタイプ:肩掛けバンドと一緒に付属しているタイプがあります。肩に掛けることに加えて鞄のように手でもち運ぶことができる利点があります。
- 肩バンドなどの付属がないタイプ:シンプルに手で持ち抱えるタイプになります。
容量の大きさの違い
竹刀袋にも容量の違いがあります。
- 大容量タイプ:試合や合宿など予備の竹刀も収納したい場合に竹刀を5本~6本(目安)収納できるタイプです。
- 少量タイプ:練習の際に必要な竹刀のみ収納して持ち運ぶことができるタイプです。竹刀や木刀1本のみの収納から2本~3本を収納できるものがあります。
【剣道】竹刀袋の選び方
生地
竹刀袋の持ち運び方や使用方法を明確にしてから選ぶことが大切です。
例えば、自転車で竹刀袋を運ぶ場合がある人では雨や汚れに強くて手入れも簡単なナイロン製を選ぶとよいでしょう。
一方で車を運転して稽古場に向かう人は、デザイン性の高い帆布などを選ぶことも可能です。
開閉方法
何本の竹刀や木刀を持ち運ぶかにもよりますが、使い勝手を重視したい人はファスナー(ジッパー)式の開閉タイプがおすすめです。
竹刀袋の開閉を手早く済ませたいという人は、ワンタッチ式の開閉タイプを選ぶとよいでしょう。
持ち運び方
稽古の際に防具袋を持ち運ぶ必要がある人が多いはずです。そのため、竹刀袋の運び方も考慮して選ぶことが大切なポイントになります。
手軽に竹刀袋を持ち運びたいという人は、肩掛けバンド(ショルダーストラップ)の付属したタイプを選ぶとよいでしょう。また、自転車で竹刀袋を運びたい人は、長さ調節機能のある肩掛けバンド(ショルダーストラップ)の付属したタイプがおすすめです。
公共交通機関を利用する人では肩掛けバンド(ショルダーストラップ)に手持ちストラップが付属したタイプがよいでしょう。
容量
竹刀、木刀など「何をどれくらい収納したいか」を明確にしてから選びましょう。
稽古に必要なものだけを持ち運ぶ場合にはコンパクトに収納できるものを選び、合宿や試合などの際には予備も一緒に収納できる大容量のものがおすすめです。
竹刀袋によっては木刀と竹刀を別々の場所に収納できるものもあるため、用途に応じて選ぶようにしましょう。
【剣道】竹刀袋を選ぶときの注意点
こちらでは、竹刀袋を選ぶときの注意点についてご紹介します。
収納できる竹刀のサイズを確認する
せっかくお気に入りの竹刀袋を手にしても手持ちの竹刀を収納できなければ意味がありません。このようなトラブルを避けるためにも、購入を考える竹刀袋がある場合には「収納可能な竹刀のサイズ」または「竹刀袋の長さ」を確認することをおすすめします。
一般用であれば「37用・38用・39用」または「125cm」などと明記されていることがほとんどです。
目安として竹刀袋のサイズが「125cm」前後の大きさである場合は、「39」の長さの竹刀も収納可能な大きさということを覚えておくと役立ちます。
収納できる竹刀の本数を確認する
竹刀の大きさには規格がありますが、普及型をはじめ銅張型、柄太型まで太さやバランスのバリエーションが豊富です。
一般的に竹刀袋の収納可能本数の目安は「普及型」をモデルとして表示されています。そのため、銅張型など太さがあるタイプの竹刀を収納する予定のある人は注意が必要です。
銅張型など太さがあるタイプの竹刀を収納予定の人は、口コミや製品の評価などを参考に少し余裕をもつことのできる大きさの竹刀袋を選ぶことをおすすめします。