ダイエットに効果があるとされる栄養素は数多くあります。
しかし、それらをただなんとなく摂取しているだけでは、その効果を有効に活用することはできません。
栄養素に関する正しい知識を身につけることが必要です。
そんな栄養素のうち、今回は「レシチン」について紹介します。
レシチンとはどんな栄養素なのか、その効果や摂取方法などについてまとめました。
レシチンとは
細胞内に必ず存在
レシチンは、人間に限らずすべての動植物の細胞内に存在する成分です。
すべての細胞内に存在することもあり、体内にはかなりの量が存在します。
レシチンは卵黄から発見されました。
そのため、ギリシャ語で卵黄を意味する「レシトース」から名前が取られています。
レシチンはもともと「ホスファチジルコリン」の別名でしたが、食品中で使われる場合には、ホスファチジルコリンを含む総称としてレシチンという言葉が使われています。
レシチンを多く含む食品
レシチンは、卵黄に多く含まれています。
また、大豆にも多く含まれています。
卵黄レシチンと大豆レシチン
レシチンを食品加工に利用する場合は、卵黄、あるいは大豆から生成することがほとんどです。
それらを区別して「卵黄レシチン」「大豆レシチン」と呼ばれます。
同じレシチンとはいえ、その構成割合には違いがあります。
例えば、レシチンの主成分といえるホスファチジルコリンの含有量は、卵黄レシチンは69%、大豆レシチンでは24%となっています。
この構成成分の違いが、それぞれのレシチンの効果に微妙な違いをもたらしています。
添加物として利用されるレシチン
乳化剤として利用
レシチンは、もともと食品中に含まれていることもあれば、加工食品に添加されることも多い成分です。
レシチンの主な使用用途は乳化剤です。