陸上の大会やレースに出場する際はレーシングパンツを着用しますが、種類によって走りやすさは大きく変わります。自分に合ったレーシングパンツ選びのポイントやレーシングパンツの種類、インナーの履き方などを解説します。
またおすすめのレーシングパンツランキングもご紹介していますので、レーシングパンツ選びで悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
レーシングパンツの種類をチェック
レーシングパンツには形や丈などさまざまな種類があります。種類を知ることで選ぶときの基準になります。
通常のレーシングパンツ
いわゆる「短パン」タイプのレーシングパンツです。軽く通気性がよいのが特徴で、丈の長さに種類があります。練習用であればハーフパンツ丈のものがありますが、空気抵抗が大きくなるためレースではもっと短いものを履きます。
足の付根の関節よりも長いものと短いものがあり、短い方が足の可動域を妨げないため動きやすいですが、短すぎるのが気になるという場合は長めのものでも大丈夫でしょう。
ピッチリとしたレーシングタイツ
ピッチリとしたレーシングタイツはフィット感が高く、ストレッチ性に優れているので非常に動きやすいのが特徴です。タイツの長さもさまざまで、太ももの真ん中辺りかそれより短いものが試合では一般的です。
レーシングタイツの中にはコンプレッション機能があるものもあります。コンプレッション機能は筋肉に適度な圧力をかけることで筋肉の余計なブレを抑え、力の伝達を効率化したり疲労を軽減したりする効果があります。また筋肉や関節の怪我も予防することができます。
レーシングパンツの履き方とインナーの必要性
レーシングパンツを履くときにはインナーは必要なのでしょうか?またどのようなインナーを履くべきなのでしょうか。意外と知らないレーシングパンツの履き方についてチェックしていきましょう。
レーシングパンツはインナー付きのものがある
レーシングパンツにはインナーが付いているものがあります。そのため、下着を履かずに直接レーシングパンツを着用します。
インナーとレーシングパンツが一体化しているため動きやすさが抜群で、一度履くとインナー無しのパンツに戻れないという声も多いです。
インナーが無い場合はスポーツインナーを履こう
インナーがセットになっていないレーシングパンツの場合は下着などのインナーを着用する必要があります。通常の下着では柔らかさやフィット感などスポーツに向いていない場合が多いので、スポーツ用インナーを着用しましょう。
形や長さがさまざまあり、裾をレーシングパンツから出したくないという場合はブリーフタイプを、裾がレーシングパンツから出ても構わないという場合は太ももくらいまでの長めのタイプを選ぶとよいでしょう。
スポーツ用のインナーは機能性を重視しよう
スポーツ用のインナーを購入する際は機能性を重視するとよいでしょう。特に注目したいポイントは吸汗速乾性と伸縮性です。汗をすばやく吸ってすばやく放出させると体の冷えやベタつきなどを防ぐことができます。
また伸縮性の高い素材なら走っているときの動きに合わせて伸びてくれるため、下着が突っ張って動きにくいということはありません。
タイツの下はインナーを履く?履かない?
レーシングタイツの下にインナーを履くか履かないかというのはよく議論される問題です。レーシングタイツを販売している各メーカーの見解では「インナーは履いても履かなくてもどちらでもよい」という場合が多いです。
インナーなしでタイツを着用した方が当然動きやすくなりますが、インナーを履かないと恥ずかしいという声は少なからず存在します。
もしレーシングタイツの下にインナーを履く場合には、スポーツ用インナーを選んでおけば機能的にも十分ですし、タイツの効果を妨げないのでおすすめです。
レーシングパンツの選び方のポイントをチェック!
レーシングパンツを選ぶ際には機能性・メーカー・色やデザイン・価格などに注目して選びましょう。また練習と本番のどちらで使用するかということと、口コミをチェックすることも忘れずに確認しておきましょう。
練習と本番のどちらで使うか
日頃から練習で使う場合にはそこまで価格の高いものでなくてもよいと考える人は多いです。機能性よりも耐久性を重視するという人もいます。
逆に本番に近いコンディションで練習をしたいという人もいますので、練習時の意識に合わせて選ぶとよいでしょう。
機能性
吸汗速乾性や軽量性はもちろん、動きやすい立体縫製やサイドスリットなども注目して選びましょう。また放湿性や通気性の高いものを選ぶのもポイントです。ドライ素材などメーカー独自の技術に注目してみるのもおすすめです。
メーカー
陸上で人気のMIZUNOやasics、NEW BALANCEなどをはじめ、人気の高いPUMAやNIKEなどもおすすめのメーカーです。またレーシングタイツの場合は下着メーカーが販売しているものも履きやすく機能性も高いのでおすすめです。
なおレーシングタイツの場合はコンプレッション性を持たせている商品があり、長距離・短距離・フィールド競技などそれぞれに適したものを選ぶとよいでしょう。
色やデザイン
ユニフォームの色に合わせて色やデザインを選びましょう。チームで購入する場合にはチームのイメージカラーに合わせることが多いです。好きな色やデザインのウェアを着るとモチベーションが上がるのでおすすめです。
価格
価格も商品選びで重要です。2,000円前後から5,000円前後までの価格帯の商品が多いですが、機能性の高い商品であるほど価格も高くなります。特にコンプレッションタイツは価格が高くなりがちです。
安く購入したい場合には通販サイトを利用するのがおすすめです。
口コミをチェック
店頭で試着できても、実際に走ることができるわけではありません。そのため使用感を知りたい場合には口コミをチェックするとよいでしょう。
肌触り、走ったときの動きやすさ、吸汗速乾性など、スペックやメーカーの商品紹介だけではわからないポイントを知ることができます。