野球ではベースランニングの際も守備の際もスライディングする場合があります。そのため摩擦によるユニフォームの破損を防ぐため、スライディングパッドを取り付けます。
スライディングパッドの選び方や取り付け場所・取り付け方などを解説していきます。またおすすめのスライディングパッドランキングもご紹介しますので、より高品質なスライディングパッドが欲しいという方はぜひチェックしてみてください。
スライディングパッドの役割とつける場所をチェック
スライディングパッドの役割と装着位置をチェックしてみましょう。
スライディングパッドはユニフォームの破損を防ぐ
走塁の際にはスライディングがつきものですが、練習で何度もスライディングしているとユニフォームが擦れて穴が開いてしまうことがあります。スライディングパッドは穴が空きやすい箇所に取り付けておくことでユニフォームの破損を防ぐことができます。
スライディングパッドは怪我を防ぐ
スライディングして擦れる箇所は打撲などの怪我をしやすい場所でもあります。そのためパッドのクッション性を利用して怪我を防ぐことができます。
ひざとお尻につける
スライディングをして最も擦れる場所はひざとお尻です。特にひざは擦り切れやすい場所ですので、しっかりとパッドを取り付けましょう。
スライディングパッドの付け方をチェック
スライディングパッドの取り付け方をチェックしておきましょう。
縫い付けるタイプが一般的
スライディングパッドは針と糸を使って縫い付けるタイプが一般的です。縫い付ける場合は位置を合わせてまつり縫いするのが一般的です。並縫いだと取れやすいので注意してください。
ミシン縫いなら剥がれにくく縫うことができますが、パッドを取り替えるときに糸をほどきにくくなります。
アイロンで圧着するタイプもある
アイロンの熱を加えて圧着するタイプもあります。位置を合わせたら上から10〜20秒程度しっかりと抑えるようにして圧着します。アイロンがけのように前後に動かすのではなく、1ヶ所ずつしっかりと押さえつけてください。
なお交換するときにはアイロンで熱を加えて熱いうちにさっと剥がします。
縫い付けるタイプなら両面使えて経済的
縫い付けるタイプは片面が擦れてしまっても裏面を使うことができ、経済的です。アイロン圧着タイプは裏面を使うことができません。
表に当てるか裏に当てるか
スライディングパッドを表から当てるか裏から当てるかというのは好みによって変わります。表側に当てるとユニフォームが破損するのを防ぐことができますが、パッドが外側から見えてしまうので見栄えはよくありません。
内側に当てるとパッドが見えないので見栄えはよいですが、ユニフォーム自体が破損してしまいます。クッション性はどちらでも変わりません。
なお、白以外の色のユニフォームやストライプのユニフォームの場合、内側にパッドを当てるとユニフォームがきれいに見えます。
縫い付けるときのポイント
縫い付けるときに裏側(ユニフォームの生地を挟んでパッドの反対側)に厚紙やつるつるした素材の広告などを入れておくと、間違ってユニフォームの生地2枚を縫い付けることを防ぐことができます。
スライディングパッドの選び方をチェック
スライディングパッドを選ぶときのポイントをチェックしておきましょう。特にパッドの大きさや取り付け位置、セット枚数のほか、衝撃吸収性・強度や耐久性・生地の柔らかさといった素材の機能性、価格も重要なポイントです。
スライディングパッドは試着などができないため、口コミで使用者のからの情報を集めるのも参考になります。
パッドの大きさ
パッドには子ども用と大人用があります。
子ども用といっても体が大きくなり始める小学5年生くらいからは大人用のパッドを使える場合がありますので、単純に「子供用・大人用」というだけでなく体の大きさや汚れたり擦れたりする範囲の広さによって選びましょう。
取り付け位置
スライディングパッドにはひざ用と尻用があります。間違えて購入すると取り付けることができませんので気をつけましょう。
取り付け方法
糸で縫い付ける方法が一般的ですが、前述のようにアイロンで熱圧着できるものは非常に取り付けが簡単なのでおすすめです。また、仮止め用のテープがついているものもあり、縫うときにずれないので便利です。
セット枚数
スライディングパッドは1枚入りの場合とセットになっているものがあります。セットの場合は2枚・4枚・5枚といった枚数が入っていることが多いです。
部活で毎日練習するという場合はスライディングパッドの交換頻度も多くなりますので、多めに入っているものを買えば安心です。
衝撃吸収性
スライディングパッドはただのあて布というだけではなく、スライディングしたときの衝撃を吸収してくれる働きがあります。中には極薄の衝撃吸収材が入っていて打撲などの怪我を防げるという商品もあります。
強度と耐久性
強度や耐久性が低いスライディングパッドを買ってしまうと、1〜2日の練習でパッドが破れてしまうということがあります。強度・耐久性の高いものを購入して長く使えると経済的ですし、もちろん怪我を予防するという観点からも重要なポイントです。
生地の柔らかさと厚み
生地の柔らかさや厚みも重要です。柔らかい素材であれば動きやすい上に縫い付けるときに針を通しやすくなります。また厚みがあると衝撃吸収性が高くなります。
単純に分厚いだけでは動きにくくなる場合がありますが、同時に柔らかさを兼ね備えていれば完璧です。
価格
1枚あたりの価格は400〜700円と幅があります。複数枚セットになっているものは1枚あたりの単価を考えた上で他の商品と比較しましょう。必ずしも高ければよいというわけではありませんが、安すぎるのも使う上で不安が残ります。
また安く購入したい場合はAmazonなどの通販サイトを活用すると定価よりも割引された価格で販売されているのでお得です。
口コミもチェックしておこう
実際に購入して使用している人からの口コミは、使用感や耐久性など使ってみなければわからない情報を得ることができるため、非常に有益です。ネットでの口コミはもちろん、チームメイトとも情報交換をしてみるとよいでしょう。