運動の際はこの筋グリコーゲンと脂肪がエネルギーとして使用されます。この際に筋グリコーゲンが不足していると筋肉の収縮が困難になり、疲れも取れにくくなってしまうのです。

瀬戸大也選手のような強度の運動をするアスリートはこの筋グリコーゲンを多く消費するのでこまめに補充することが大切です。

補食を重視

瀬戸大也選手は筋グリコーゲンを補うために食事の他に補食も摂取しています。

ビクトリープロジェクトⓇではトレーニング中に補食用のブースを設置し、バナナやアミノバイタルⓇ、ようかんなどを置いていたようです。

アスリートのエネルギー消費は補食なしでは考えられない程膨大ということです。

トレーニング後はアミノバイタル®

スポーツバッグ

瀬戸大也選手はトレーニング後にアミノバイタルゴールドとアミノプロテインを摂取していることを公開しています。

アミノバイタルゴールド

アミノバイタルゴールドには、BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)のほか必須アミノ酸が4000mg配合されています。

特にロイシンが高配合されていますが、近年の研究によりロイシンは筋タンパク質の合成作用を向上させることがわかっています。

つまりトレーニング後のアミノバイタルゴールドは、筋肉肥大や筋グリコーゲンの節約に大きく役立っているということです。

アミノプロテイン

アミノプロテインは、必須アミノ酸とホエイプロテインが配合されたサプリメントです。瀬戸大也選手はトレーニング後にアミノプロテインを2本摂取しています。

配合されているホエイプロテインは短時間で体に吸収されるという特徴を持っており、トレーニング後に減ってしまったタンパク質を補うのに最適です。ホエイプロテインをトレーニング後に摂取している人も多いのではないでしょうか。

アミノプロテインには1本あたり4gのタンパク質が含まれており、瀬戸大也選手はこれを2本と上記のアミノバイタルを合わせてトレーニング後には12gのタンパク質を補っています。

1日に必要なタンパク質は一般の人でも男性50g~60gが必要とされ、体を作り上げる為には体重1㎏につき2gが必要といわれています。

瀬戸大也選手は公表体重が73㎏なので少なくとも146gのタンパク質を摂取することになります。激しいトレーニングをおこない1日5000kcalを摂取しているので実際はさらに多くのタンパク質を摂取しているかもしれません。

瀬戸大也を変えた勝ち飯Ⓡ

プールと虹

日本水泳選手の活躍で一躍話題となった「勝ち飯Ⓡ」は特別な材料を使用している訳ではありません。

誰もが真似をすることの出来る身近な食事です。肉体改造をしたい、健康になりたいという人は是非参考にして下さい。

タンパク質は外せない

勝ち飯Ⓡでは体を作り上げるタンパク質をしっかり摂取します。タンパク質は筋肉だけでなく、骨や血液なども作る大切な栄養素です。

筋肉を大きくするには分解と合成の繰り返しがキーポイントになりますが、タンパク質をしっかり補充しておくことで筋肉の分解と合成がスムーズに進んでいきます。

高タンパク質の食材は納豆や肉、魚、卵、豆腐などが挙げられます。

野菜を摂取する

ゴーグルをする女性スイミング選手

勝ち飯Ⓡではタンパク質に続き野菜の摂取も重要視しています。野菜にはコレステロールを抑える食物繊維や筋肉合成を促すミネラル、そして体の機能を整えるビタミンも豊富に含まれます。

更に生野菜には酵素が含まれ、摂取した栄養を効率よく吸収するサポートを担ってくれます。

野菜の中でもおすすめの栄養価の高いものは大根やトマト、ピーマン、オクラなどです。

汁物を摂取する

勝ち飯Ⓡでは汁物も欠かせません。汁物は万能ともいえる料理で、自由に具材を変えることで上記のタンパク質や野菜を効率よく摂取することが出来るのです。

また味を変えれば飽きることもありませんね。

汁物を取り入れるいる理由は他にもあり、うま味(アミノ酸)による働きを利用する目的もあげられます。

うま味を利用する

うま味とは5大基本味(甘味、苦味、酸味、塩味、うま味)の一つで、消化や吸収を促し、現在では脂肪の蓄積を抑えるのではないかと研究が進んでいます。

うま味は様々な食品に含まれており、主なものをあげてみると昆布や醤油に含まれるグルタミン酸、鶏肉やかつお節に含まれるイノシン酸、そして干ししいたけなどに含まれるグアニル酸です。

5つの輪を揃えて食べる

簡単なようでなかなか実践出来ていないのが5つの輪です。5つとは下記の食事を指しています。

  • 主食(炭水化物、エネルギー源)
  • 主菜(タンパク質、筋肉などの材料)
  • 副菜(食物繊維、ビタミンミネラル、体を作るサポート)
  • 汁物(うま味、消化や吸収をサポート)
  • 乳製品(カルシウム、骨を丈夫にする)
  • 果物(ビタミン、食物繊維、体を作るサポート)

3食に補食(パワーボール)を追加する

アスリート級の体を作るには、3食の他に補食も必要です。勝ち飯Ⓡでは運動中にエネルギーを補うパワーボールを補食としています。

パワーボールとはいわゆるだし入りのおにぎりのことで作り方も公開されています。下記はパワーボール4個分のレシピです。

  1. 200gのご飯にほんだしを小さじ1杯入れて混ぜる
  2. 4等分にしてラップでおにぎりを作る

瀬戸大也選手もトレーニングの合間にパワーボールを摂取しエネルギーを補っていました。

瀬戸大也は食事の大切さを学び成長した

水泳をする男性

自己流の食事でエネルギー不足に悩み、食事の改善によって見事な肉体を取り戻した瀬戸大也選手は、アスリートとして最も大切な食の大切さを身をもって学んだのではないでしょうか。

トレーニングの効果を最大限に引き出すものは基本となる「食事」だといえます。

トレーニングで体を作り上げたいという人は、基本となる食から見直していきましょう。

  

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