アメリカンフットボールは非常にボディコンタクトの激しいスポーツですので、プロテクターを装着する必要があります。公式ルールにも装着しなければならない必須のプロテクターが掲載されています。
プロテクターの種類と選び方を解説していきます。またおすすめのアメリカンフットボール用のプロテクターランキングをご紹介していますので、購入を考えている方はぜひチェックしてみてください。
アメリカンフットボールのプロテクターの種類をチェック
アメリカンフットボールは装着するプロテクターが公式ルールで決められています。プロテクターの種類をチェックしておきましょう。
公式ルールで定められている「装具」をチェック
日本アメリカンフットボール協会が定める「公式規則」では、試合中に装着しなければならない「装具」を以下のように定めています。
- ヘルメット
- ヒップパッド
- ジャージ
- ニーパッド
- マウスピース
- パンツ
- ショルダーパッド
- ソックス
- サイガード
その中で「プロテクター」として扱われるのは、ジャージ・パンツ・ソックス以外の6点です。
ヘルメット
ヘルメットはフェイスガードがついているものを使用します。激しい当たりのときでも頭部の怪我を予防できます。なお試合中は留め金がすべて止まっている状態でなくてはいけません。チーム内で同一の色やデザインのヘルメットを着用します。
なお、フェイスガードの形状もある程度決められており、過剰な形状のものは装着できません。
ショルダーパッド
胸から肩にかけて装着するプロテクターです。適切なサイズのものを選ぶことと、ポジションに合わせて適するショルダーパッドを選ぶことが大切です。
パンツ
パンツにはヒップパッド・ニーパッド・サイガードがすべて入るポケットがついています。またパンツの長さはひざが隠れることと定められています。
ヒップパッド
ヒップパッドは尾てい骨をしっかりと守ることができるパッドです。大きめのサイズのパッドなので激しいボディコンタクトなどで地面にお尻をついてしまっても怪我を防ぎます。
ニーパッド
ひざの怪我は選手生命にも関わる場合があります。ニーパッドはパンツのひざの部分に装着してひざを覆うようにできており、パンツ内に隠れている必要があります。なお1.3cm以上の厚みがあるものと規定されています。
サイガード
サイガードは太ももを保護するためのプロテクターです。硬い素材のものを使用する場合、表面が柔らかい素材(発泡ビニールなど)で覆われている必要があります。また、厚みは外側が10mm(3/8インチ)、内側の素材は6mm(1/4インチ)必要です。
マウスピース
マウスピースはあご及び歯を守るのに必要な防具で、上顎にフィットしている形状のものが望ましいとされています。また色は白や透明などではなく、装着しているのが認識できるような色である必要があります。
シンガード
ルールとして必須のプロテクターではありませんが、すね当て(シンガード)を装着することもできます。なおシンガードは13mm(1/2インチ)以上の厚みを持つ柔らかい素材で覆われていることが規定されています。
リブプロテクター
肋骨を守るリブプロテクターを装着する人も多いです。上半身はショルダーパッドだけしかつけないため、胸よりも下の部分は無防備になってしまいます。ボディコンタクトで肋骨を折るということはよくありますので、リブプロテクターで守りましょう。
アメリカンフットボールのプロテクターにかかる金額をチェック
アメリカンフットボールのプロテクターはすべて揃えると非常に高額になります。それぞれどれくらいの金額なのか見ていきましょう。
総額で10万円近くすることも
アメリカンフットボールのプロテクターはジャージ・パンツ・スパイクなどを含めると10万円近くかかる場合があります。
ヘルメットやショルダーパッドがそれぞれ30,000円〜50,000円、ニーパッド・ヒップパッド・サイガードなどはセットで10,000円程度、マウスピースは2,000円〜5,000円程度ですので、これだけを合わせても80,000円〜100,000円という計算です。
さらにジャージ・パンツ・スパイクが加わります。
安く購入するには通販サイトを利用する
安く購入する場合、Amazonなどの通販サイトを利用するのがおすすめです。スポーツ店などで購入するよりも安いですし、海外からの並行輸入品や海外のショップが直接販売していることがありますので、国内のショップで買うよりも安くなります。
またアメリカンフットボールのプロテクターなどを取り扱っているショップはそれほど多くないので、ネットで注文して自宅まで配送してもらえるのは非常に便利です。
サイズと口コミをチェックする
通販サイトを使用する際はサイズをしっかりチェックしておくことが重要です。アメリカンフットボールのプロテクターはアメリカ製のものがほとんどなので、日本サイズで考えると大きすぎることがあります。
自分の体のサイズをしっかり測り、商品のサイズ表と照らし合わせて選びましょう。また口コミをチェックすると商品の使い勝手の良さなどがよくわかります。
プロテクターの選び方
プロテクターの選び方をチェックしてみましょう。プロテクターは以下のようなポイントをチェックしながら選びましょう。
自分のポジションに合ったものを選ぶ
ショルダーパッドはポジションによって形状や重量などが異なります。
クオーターバック・ワイドレシーバー・ディフェンスバックはボールを投げる・取るという動作に特化しており、ランニングバック・ディフェンスバック・タイトエンドは走ることを考えて軽量にできています。
オールラウンドに対応できるのはフルバック・タイトエンド・ラインバッカー向けのショルダーパッドで、軽いですが頑丈にできています。
パッドのサイズも確認しておく
ニーパッド・ヒップパッド・サイガードなどは商品によってパッドの大きさに違いがあります。パンツに装着できるかどうかを確認しながら、動きの妨げにならないような物を選びましょう。もちろん安全性を考える必要があるのはいうまでもありません。
ヘルメットを買うときはフェイスガードをチェック
ヘルメットはフェイスガードが付属しているものがほとんどです。素材による違いや、ポジションごとに適した形状がありますのでチェックしておきましょう。
重さもチェックしておこう
サイズだけでなく、重さもチェックしておきましょう。プロテクターをすべて装着するとかなりの重量になります。ただし軽すぎるものは防御力が低かったり自分のポジションに合っていないタイプだったりするので注意が必要です。