坂本勇人は、読売ジャイアンツで主将を務めるプロ野球選手です。打撃に守備にオールマイティーな活躍を見せる野球界屈指のスタープレーヤーです。
甘いマスクとさわやかなスマイルで女性からも大人気の坂本勇人ですが、実は筋肉もすごいとの噂になっています。
彼の筋肉の秘密やそのトレーニング法や筋肉を作る上で欠かせない栄養補給の方法を調べました。
脱いだらすごい!坂本勇人の筋肉
ユニフォーム姿の坂本勇人からは、中肉中背で特に筋肉がすごいムキムキしているという感じはありません。
しかし、キャンプなどでタンクトップを着ている写真を見ると逞しい腕や筋肉の盛り上がった肩をしていますし、脚にもしっかりとした筋肉がついています。
プロ野球選手は露出度の高い服装をすることが少ないのでわかりにくいのですが、やはり素晴らしい肉体を持っているようです。
坂本勇人が筋トレを始めたきっかけや、初期にしていた筋トレとは?
坂本勇人が筋トレを始めたきっかけとは?
鍛え上げた肉体で活躍する坂本勇人選手ですが、20代前半でレギュラーになったばかりの頃は線が細く、パワー不足の選手という印象もありました。
また、本人も「筋肉をつけ過ぎるとしなやかさが失われる」と、筋トレを避けていた時期があるようです。
そんな坂本勇人が筋トレに力を入れ始めたきっかけは、一時期シーズン途中で失速し成績が落ちたため、スタミナ補強の必要を感じたことです。
また、他の優秀な選手がチームに入ってきたことで危機感を覚え、ショートの守備位置を守りたいと思ったことも大きいようです。
漠然と「筋肉があった方がいいだろう」と考えたわけではなく、必要に迫られ、実戦に役立つ筋肉をつけようとしてトレーニングを始めたのです。
坂本勇人がまず最初に行った筋トレは?
坂本勇人が初めて本格的な筋トレを行なったのは、2014年です。
185センチ、80キロというスラリとしたモデル体型がウリでしたが、オフに本格的なウエイトトレーニングに取り組み、3キロ増量しました。
ただ、このトレーニングが成績に直結したかというとそうでもないようで、その後2015年も成績は今ひとつ奮わず、という結果になっています。
坂本勇人をさらに飛躍させたダルビッシュ有流トレーニング!
坂本勇人がダルビッシュ有に筋トレを教わったきっかけ
その後奮起し、2016年には首位打者にゴールデン・グラブ賞と華々しい活躍をした坂本勇人に、ダルビッシュ有選手から連絡がはいりました。
人づてに「首位打者取ったからって調子に乗ってるんじゃないの? トレーニングにおいで」と声をかけられたと言います。
後輩選手を気にかけるダルビッシュ有のやさしさがあらわれたエピソードですね。
ダルビッシュ有が後輩選手に筋トレを薦める理由とは?
ダルビッシュ有は、坂本勇人以外にもいろいろな後輩選手に声をかけ、筋トレを薦めています。
現在ロサンゼルス・エンゼルスで活躍する大谷翔平や、ニューヨーク・ヤンキース所属の田中将大などの超有名選手もダルビッシュ有の「筋トレ塾」のメンバーです。
ダルビッシュ有が後輩選手に筋トレを薦める理由は、彼が2015に怪我をして手術を受けたときにリハビリ中に筋トレの必要性に気づいたからなのです。
シーズンオフに帰国すると、後輩達に筋トレの指導をするようになりました。
ダルビッシュ有に筋トレ指導を受けた大谷翔平は、2016年に100キロボディで春季キャンプに登場。
シーズンが始まってからは日本最速165キロの快投を見せ、打者としても進化を遂げてそれまで以上に注目を浴びました。
ダルビッシュ有流トレーニングの効果は抜群のようですね!
坂本勇人が行った、ダルビッシュ有流トレーニングの具体的な方法と成果とは?
それでは、坂本勇人が実践しているダルビッシュ有流トレーニングとは具体的にどういったものなのでしょうか?
彼はテレビ番組の取材で、「ダルビッシュ有選手から教わった」と話しながらトレーニングを行いました。
また、ダルビッシュ有のインスタグラムにはトレーニングをしている坂本勇人の動画がアップされています。
それらのトレーニングは具体的にどんなものなのか、ひとつずつ見ていきましょう。
フロントスクワット
フロントスクワットとは、筋トレの基本であるスクワットのバリエーションのひとつです。
スクワットでバーベルを使用するときには、通常バーベルを体の後ろに担いで行いますが、フロントスクワットでは名前に「フロント」とつく通り、体の前で担いで行います。
そうすることで、下半身の筋肉の中でも太もも前面の大腿四頭筋により大きな負荷がかかり、効果的に鍛えることができます。
野球選手である坂本勇人にとって、足腰の強さは何よりも重要です。
フロントスクワットは下半身の大きな筋肉=大腿四頭筋を集中的に鍛えることができ、それでいて膝に負担がかからないトレーニングですので、故障を防ぎながら下半身を鍛えたい野球選手にはぴったりのトレーニングだと言えるでしょう。
ヒップスラスト
ヒップスラストとは「仰向けに横になり、脚を垂直に上げた状態からお尻を浮かす」ことによってお尻の筋肉(大臀筋)を鍛えるトレーニングです。
具体的には、ベンチに背中をつけて仰向けになり、腰に乗せたバーベルを持ち上げて行います。
お尻を持ち上げることで筋肉に強い刺激が入り、集中的に鍛えることができます。
投げる動作や打つ動作は、どちらも下半身から上半身に力を伝えて行います。
その際、中間地点にある股関節や、お尻の筋肉が非常に重要になってきます。
お尻を効果的に鍛えることのできるヒップスラストは、野球選手がぜひとも取り組むべき理にかなったトレーニングだと言えます。
また、ヒップトラストは腹筋とお尻を効果的に引き締めるトレーニングで、ヒップのラインを美しくする効果もあるので、ボディメイクしたい男性・女性にも大変おすすめです。
ディップス
ディップスとは、大胸筋を鍛えるのに効果的なトレーニングです。
具体的には、「スタンド」と呼ばれる器具につかまったり、ベンチに手をついたりして、肘を曲げ伸ばすことで体を持ち上げたり下ろしたりします。
全身の体重を胸や腕だけで支えるため非常に負荷が高いトレーニングですが、その分効果も抜群です。
このトレーニングをすると胸板が厚くなり、腕も太くなります。