バッティングにも守備にも重要な上半身の筋肉の強化にとても効果があるため、野球選手にとっては特に有用なトレーニングだと言えるでしょう。
ダルビッシュ有流トレーニングの成果は?
ダルビッシュ有流トレーニングを実践した坂本勇人は体重が82キロから88キロに増え、体がひと回り大きくなったそうです。
成果は上々ですね!
坂本勇人は、トレーニングを撮影した動画をダルビッシュ有に送り、「これで合ってますか?」と聞くこともあったとか。
細やかな指導のおかげで筋トレが順調に進み、見事パワーアップできたようですね。
ダルビッシュ有流トレーニングは、他にどんなものがある?
坂本勇人がテレビや動画でやっていたトレーニング方法は先ほどの3つですが、ダルビッシュ有流トレーニングでは他にもいろいろな運動をするようです。
どんなものがあるのか見ていきましょう。
ブルガリアンスクワット
ブルガリアンスクワットは足を重点的に鍛えられるトレーニングです。
片足をベンチなどの台に置き、反対の足だけで腰を落とします。
下半身への負荷が高く、効果的に鍛えられるのに腰への負担が少ないのが特徴です。
スクワット種目の中でも消費カロリーが高いため、ダイエットにも最適のトレーニングです。
自宅で手軽に行うことができるので、筋トレ初心者にもおすすめです。
ケーブルフェイスプル
ゲーブルフェイスプルは、三角筋後部を鍛えるのに効果的な筋トレです。
ゲーブルマシンを使い、顔に向かってケーブルを引っ張る動作を繰り返します。
三角筋後部を鍛えると肩の後ろに厚みが出て、バランスのよく筋肉のついた丸い肩になります。
チンニング
チンニングとは、いわゆる懸垂のことです。
高い棒に手をかけてぶら下がり、腕や広背筋、大円筋の力を使って顎(アゴ)が棒の高さに来るまで持ち上げます。
チンニングは腕だけでなく、背中のさまざまな筋肉を鍛えることのできるトレーニングです。
背中の広背筋や大円筋を鍛えると、逞しい逆三角形ボディを手に入れることができます。
他には姿勢矯正などの効果もあるトレーニングです。
ダンベルワンハンドロウイング
ダンベルワンハンドロウイング(ダンベルワンハンドローイングとも言うようです)は、背筋全体を効率よく鍛えることのできるトレーニングです。
ベンチや椅子の上に片腕と片膝を置き、上半身を前傾して、もう一方の手に持ったダンベルを肘を引く動きで上に持ち上げます。
広背筋を強化するダンベルワンハンドロウイングは、手っ取り早く背筋力をつけたいときに最適。
初心者でもフォームを把握すれば手軽にできるので、ぜひ取り入れたいトレーニングです。
スモウデッドリフト
スモウデッドリフトは、その名の通り、相撲の力士のようなフォームで行うトレーニングです。
代表的なウエイトトレーニングであるデッドリフトを、四股踏みのような姿勢で行います。
下半身を中心に腰、背中、それ以外の筋肉まで鍛えられ、効果は抜群。
他の筋トレでは鍛えにくい筋肉も鍛えることができるため、ぜひメニューに取り入れたいトレーニングです。
坂本勇人の栄養補給の方法は?
強靭な肉体を手に入れるためには、筋トレも重要ですが、効率のいい栄養補給も非常に大切です。
坂本勇人は、どんな栄養補給をしているのでしょうか?
昔は偏食だった坂本勇人!
20代前半の頃の坂本勇人は偏食で有名でした。
好きな食べ物は「丼もの」です。
ご飯に肉などの具が乗っているだけの丼ものでは当然栄養は偏ってしまいますね。
一人暮らしを始めてから食事は「超適当」で、1週間ぐらい野菜を食べないことは珍しくなかったとか。
若い頃はスポーツ選手として食生活を整えるという発想があまりなかったようです。
栄養学を考えた食事がパワーの元!
栄養バランスに無頓着だった坂本勇人の転機となったのが、巨人が実施した栄養学セミナーで管理栄養士の大前恵さんに出会ったことです。
大前さんが提唱するのは「栄養フルコース型」の食事。
主食・おかず・野菜・果物・乳製品を揃えたメニューを毎食を続けていれば、ほぼ必要な栄養素は摂取できるというものです。
坂本勇人は大前さんのアドバイスを取り入れ、食事とサプリメントを組み合わせて長いシーズン中もコンディションをキープしています。
「栄養フルコース型」の食事を心がけた結果疲れのたまるシーズン終盤に逆に体重を増やすことに成功しました。
彼の強靭な肉体の秘密は筋トレだけでなく栄養バランスを考えた食事にもあったのですね。
まとめ
ジャイアンツの主将という成果
ジャイアンツの主将を務めるまでに認められた坂本勇人。
「自分がいい成績を納め、チームを引っ張っていくことが大切」「打率もホームランも打点も、これまでより上を目指したい」と目標を口にします。
そのための筋トレにも余念がないに違いありません。
鍛え上げた強靭な肉体を武器に、これからも活躍してくれることを期待したいですね!