ボールをより遠くに飛ばしたい、より速く投げたい。また、より速く走りたい、より俊敏に動きたいなど。野球を行う以上は、より「上達したい」と願うのは当たり前です。
ただ、漠然と練習に打ち込んでいたとしても上達するほど野球は甘くありません。重要となるのは、野球に必要な筋肉を効率的に鍛えるということ。つまりは、野球の為の筋トレメニューを実践することにあります。
そこで今回は、野球に必要な筋肉に効果的な、筋トレメニュー5選をご紹介しましょう。筋トレの基本についても触れていますので、ぜひチェックしていただければと思います。
筋トレの3つの基本
筋トレメニューには様々な種類がありますが、そのどれにも当てはまる基本というものが存在しています。基本を守ることで、筋トレメニューの効果を十二分に発揮することに繋がるのです。
鍛える部位に対する意識が大事
初心者にありがちなのですが、「筋トレメニュー=量をこなす」という考え方。しかし実際は、筋トレメニューは量よりも質。その筋トレメニューがどこを鍛え、なぜ必要なのかを意識していることが重要です。この「意識」のあるなしだけで、筋トレメニューの効率は大きく変わると言えます。
十分な休息が強い筋肉を作る
これもまた、初心者によくある間違いとして、「筋トレメニュー=毎日行う」というもの。しかし実は、筋肉は負荷(筋トレメニュー)と休息を繰り返すことで強くなるもの。ポイントとしては、筋トレメニューを実践してからは最低24時間。できれば48時間ほどは急速に当てる必要があります。
筋肉に必要な栄養素を摂る
先述した通り、筋トレメニューを実践した後は、十分に筋肉を休ませる必要が。同時に、筋肉がより強く生まれ変われるよう「必要な栄養素」を摂取することも重要です。おすすめは、「たんぱく質」や「アミノ酸類」を摂取すること。特に、ささみや豚バラなど肉類に豊富に含まれています。
サプリメントの効率的な活用でパフォーマンスを最大限に向上させる
スポーツ全般に言えることですが、本番の試合や練習時に強靭な体力と持久力・回復力などが必要とされています。
食事だけでは不十分な栄養素を補うのであれば、マッスルエレメントを利用することをおすすめします。
マッスルエレメント
マッスルエレメントにはHMBが入っており、素早い回復力を手に入れることができると期待されています。
スポーツをしていて、エネルギー切れを防いだりパフォーマンスを最大限に向上させたいと考えるのであれば、こちらのサプリメントを一度試してみてはいかがでしょうか。
野球に必要な筋肉
「意識」「休息」「栄養」、この3つが揃うことで筋トレメニューは効果を発揮します。当然、それは野球に必要な筋トレメニューに関しても。以下には、野球に求められる筋肉をまとめてみました。
下半身
野球は投げる、打つが印象的なスポーツ。その為、どうしても上半身の筋トレメニューがイメージしやすいものです。反面、本当に野球に必要な筋肉は下半身、主に足回りに集中しているのをご存知でしょうか?これは、本来の野球の動作のほとんどが「下半身の強さ」から生み出されているためです。
体幹
ただ、「下半身の強さ」だけでは、野球に必要な力を発揮することは難しいもの。下半身から生み出される力を伝える為には、体の芯と言える「体幹」を鍛える必要があります。これは、下半身からの力を体幹が軸となり、全身に伝える役割を果たしているためなのです。
野球に必要な筋トレメニュー
野球に必要な筋肉の多くが、下半身と体幹(体の中心)に集まっていることはご理解いただけたと思います。では、実際に野球に必要な筋トレメニュー5選をご紹介しましょう。
スクワット
お尻から太ももまでの下半身を鍛える為には「スクワット」がおすすめ。また、スクワットにはジャンプスクワットやシングルレッグススクワットなど派生スタイルも。ここでは、基本となるスクワットのやり方の動画と流れをまとめました。
- 肩幅よりもやや広めに足を広げる
- 猫背にならないよう意識し、腰をゆっくり下げる
- 膝が直角まで下げたら、ゆっくり腰を上げる
- 1〜3の動作を20回3セット繰り返す
ウォーキングラウンジ
特に、太もも周りの下半身を鍛えたいのであれば「ウォーキングラウンジ」が効果的。しっかり腰を落とすことで、体幹の強化にも繋がります。そんなウォーキングラウンジのやり方の動画と流れをまとめました。
- 背筋を伸ばした状態で立つ
- 大股で歩くように踏み出しす
- 踏み出した足の膝が直角になるまで腰を落とす
- 歩くように両足で行い、20回(40歩)3セット繰り返す
ツイストクランチ
下半身の次は体幹です。特におすすめなのは「ツイストクランチ」。これは体をねじる運動で、体幹に必要なインナーマッスルを満遍なく鍛えることができます。そんなツイストクランチのやり方の動画と流れを以下にまとめました。
- 仰向けになり、膝を立てるようにして足を組む
- 上の足と逆の手を後頭部に当てる
- 後頭部に当てた手の肘を、膝に近づけるように上半身を起こす
- 片方20回3セットを左右で繰り返す
サイドベント
側面から体幹を鍛えたいのであれば「サイドベント」が良いでしょう。これは、体の側面からダンベルを持ち上げることで、体幹に働きかけるという筋トレメニュー。そんなサイドベントのやり方の動画と流れは以下にまとめています。
- 片手にダンベル(2〜3kg)を持ち、肩幅程度に足を開く
- ダンベルとは反対の手を耳のあたりに当てる
- ダンベル側に体をゆっくりと傾ける
- 膝付近までダンベルを下ろしたら、ゆっくりと体を起こす
- 1〜4までを両側ともに20回3セット繰り返す
アームカール
基本的に野球は、適切なフォームで投げることで上半身は十分に鍛えることができます。ただ、それでも上半身を鍛えたいのであれば「アームカール」も。これは、手首(スナップ)を鍛える効果がある筋トレメニューです。以下に、アームカールのやり方の動画と流れをまとめました。
- 肩幅に足を広げる
- 両手それぞれに胸の位置でダンベルを持つ
- 手首の可動域の範囲でダンベルを上げ下げする
- 両手で20回3セットを繰り返す
ちなみに、今回紹介した筋トレメニューはどれも特殊な器具が必要ないものばかり。部屋でも簡単に挑戦することができます。ただ、急激に回数を増やすと故障に繋がるので、無理しない程度から始めてください。
野球のトレーニングに使える筋トレ器具ランキングベスト3【アンクルウェイト編】
先述した通り、野球では下半身をいかに強化できるかがポイントです。そこでおすすめなのが”アンクルウェイト”。普段の練習からトレーニングに至るまで、ちょっと負荷をプラスするのに効果が期待できます。
3位:ミズノ アンクルウエイト 28BT291110
日本発祥の世界的スポーツ用品メーカー”ミズノ”の提供するアンクルウェイトです。日本メーカーが開発しているだけあり、日本人の体型にぴったりフィットしてくれるので快適な着け心地を体感できます。
また、片手でも簡単に装着できる設計なのもこのアンクルウェイトならではの特徴です。ただ、価格帯が6,000円前後と他の商品と比べてお高めなので、今回は3位といたしました。
2位:アディダス アンクル/リスト・ウエイト ADWT-12228
アンクルウェイトとリストウェイト、1つで2役をこなせる商品です。着け心地の良さに定評のある”ネオプレーン素材”が使用されており、長時間のトレーニングでも足首(手首)を痛めにくいと言えます。
その上、留め具として”ベルトクロストラップ”が採用されているので、しっかり固定されて激しめのトレーニングでも外れる心配はありません。ただ、脱着が少し面倒なので今回は2位です。