練習をすればするほど結果が出るといわれているパター。仕事が忙しい人は「分かっているけど、なかなか練習の時間を取れなくて…」という人も多いはずです。もっと手軽で好きな時に隙間時間を使って練習できればいいのにと思う人もいるでしょう。
そこで、ここではおすすめのパット練習用具をランキング形式で8品紹介します。パット練習用具の種類や目的別の選び方、効果的に使う方法なども解説しています。
パットの腕を上げて周りをアッと驚かせたい、ひそかに練習をしてメンバーに差を付けたいという人必見です!
パット練習用具の種類
まずはパット練習用具の種類について解説します。パット練習用具は大きく分けて2種類あり、それぞれ特徴も形状も違って得られる効果も変わります。ポイントを掴んでおけば選ぶときの基準としても役に立ちますよ。
傾斜があるパターマット
パターマットのカップ手前に傾斜が付いているのがこのタイプ。何のために傾斜がついているのかというと、強めにストロークをさせるためです。パターの際にあともう少しでカップインできるというときほどつい慎重になったり緊張して力の加減がうまくできず、カップまで届かないという人がいるでしょう。
傾斜がついているパターマットはカップインさせるために強めにストロークする必要があるので、練習を重ねているうちに自然と強く打つ習慣が身につきパットの性能UPに繋がります。パターでカップインさせるにはカップから30㎝オーバーするくらいの強さで打てと言われています。
傾斜は約30㎝オーバーになるくらいのタッチをするとカップインする設計になっているので、傾斜ありのマットでカップインできるようになれば、理想のストロークができていることになるのです。
傾斜がないパターマット
傾斜がないパターマットは距離感を安定させる練習に適しています。カップ以外にも何の目印もないタイプなら自分で目印となるものをマット状に置き、目印の手前でボールが止まるように力を調節しながらパターの練習をしてみましょう。この練習を繰り返すことで、カップまで届くしっかりとした球を打てるようになります。
ほかにも、打った球が一列に並ぶような微妙なタッチや、マットの中央・右側・左側といったゾーン分けをして打ち出しの方向の練習をするなど、ただの平らなマットだからこそ使い方は幅広くアイデア次第でさまざまなパター練習ができます。
傾斜が欲しい時にはマットの下に雑誌や新聞紙、BOXティッシュなどを入れて傾斜を付ける方法ありますよ。
初心者なら傾斜なしのパターマット
パターに慣れていない初心者の人には傾斜のないパターマットがおすすめです。まずは上記のやり方でカップのそばまで寄せる練習を重ねて、自分でコントロールができるようになりましょう。次第にコツが掴めてきてパッティングが上手になるはずです。
強めのストロークばかりでカップを素通りしてしまうという人にも傾斜なしのマットが良いでしょう。
パット練習用具の選び方
パット練習用具の種類について解説したところで、続いては選び方をご紹介します。それぞれ目的に合った練習用具を使うことでさらなる効果が期待できます。
パットの腕を上げたいなら傾斜なしタイプがおすすめ
上記で紹介した通り、傾斜のないマットはいろいろな練習のやり方があります。
微妙なタッチを身につけて確実にカップに寄せられるようにしたい、打ち出しの方向をしっかりとコントロールできるようになりたいなど、パットを上達させたいなら傾斜のないマットをチョイスしましょう。
距離感を掴む練習をしたいなら長めのマットを選べば自宅でも簡単に練習ができますよ。
手軽に練習したいなら傾斜ありのパターマット
隙間時間を利用してパットの練習がしたいなら傾斜がついたマットが良いでしょう。ボールがカップに入ったらそのまま転がって自分のところまで戻ってくるので余計な動きを入れずただひたすらパット練習を繰り返し行えます。
ボールが自動的に戻ってくるので球を1つ用意するだけで済みますし、球拾いをする必要もないので集中して行えるのもメリットだといえるでしょう。
傾斜に対するパット練習を重点的にやりたいときにおすすめですよ。
方向性をUPしたいならガイドライン付きで
まっすぐ打っているはずなのにボールが思った方向に進まないという経験はありませんか?
打ち出しの方向をもっとしっかり練習したいと考えているならガイドラインが付いたマットがおすすめです。最初からマットに白線がまっすぐに引いてあるタイプで、フォームの確認にも使うことができます。
パットの際にパターヘッドがまっすぐに動いているかをラインを使って確かめてみましょう。まっすぐに動かしているつもりでも斜めに打っているかもしれません。ヘッドの動きが不安定な人や読んだラインを外してしまう人にはガイドラインが付いたマットが良いでしょう。
距離感を養いたいなら長めのマットが〇
上記でも触れている通り、パットの距離感を養いたいと思っているなら長めのマットを使用しましょう。できれば傾斜がついていないもので3mくらいあれば実践的なショートパットの練習が可能です。
練習をするときは常に3mを目指すのではなく、2m・1mとさまざまな長さで行いましょう。あまりにも長いマットを購入すると敷く場所に困ることもあるため、使用する場所の広さを確認してから購入しましょう。
初心者だからこそ本物の芝に近い人工芝で練習
初心者だからまずは絨毯の上で練習してみよう…と考えるのは待ってください。絨毯の上で練習をすると抵抗が大きいためどうしても力が入り強く打ってしまいがちです。するとコースを回った時にそのときの力加減が身についていて強く打ちすぎてしまうようになります。
まだ何も癖のついていない初心者だからこそ本物の芝に近いもので微妙なタッチが分かるように練習するべき。
もし初めてパターマットを購入するなら高速グリーンタイプがおすすめですよ。
パット練習用具を効果的に使うには?
せっかくパットの練習をするならもっと効果的に使いたいと思うのは当然だといえます。身近にあるものの中では、鏡やスマホを使って練習をすると効率よく、かつ効果的な練習が可能です。さっそくご紹介していきましょう。
鏡を使って練習をする
まずは全身が映る大きな鏡を用意します。鏡をパターマットの前方に置き、アドレスの態勢をとってその姿を鏡で見てボールの位置を確認してみましょう。
理想は目の真下かボール一個分外側が良いといわれているので、目とボールの位置関係を確かめます。ずれていると感じたら修正してみましょう。
スマホで撮影しながら練習
パットの際にスマホを使っていろいろな角度から動画撮影を行い、身体の動きや癖をチェックするのも有効な方法です。
とくにおすすめなのはパターマット後方からの動画撮影です。ヘッド部分をアップで撮るようにするとフェースの向きやストローク中のヘッドの動き・クセなどもチェックできます。
パットの練習を頑張っているのにイマイチ効果を感じないと思ったら動きを撮影して研究するとその原因が分かるかもしれませんね。