2017年6月19日現在、テニスプレーヤー「錦織圭」選手の世界ランキングは9位。その甲斐あってか、日本でもテニスブームが。みなさまの中にも、錦織圭選手に憧れてテニスを始めたという方も多いのではないですか?
ただ、実際にテニスに触れたからこそ分かる。テニスで強いショットを打つ、軽いフットワークでコート内を走り回る、1試合安定したパフォーマンスを維持する。どれも非常に難しく、中々に上達しないものです。
そこで今回は、テニスがグングン上達する!というのをテーマに。最高の筋トレ方法3選をご紹介します。また、テニスの筋トレにありがちな注意点についても触れていますので、ぜひチェックしてみてください。
テニスに必要な筋肉
スポーツで上達するためには、その種目で必要とされる筋肉を効率良く鍛える必要があります。ただ、筋トレは漠然と行っていても十分な効果は得られません。重要なのは、「どこ」を「なぜ」鍛えるのかということ。まずは、テニスに必要な筋肉について見ていきましょう。
フットワークが欲しいなら「下腿三頭筋」
テニスでは、常に瞬発的な動きをする準備が必要です。いわゆる「フットワーク」の良い足回りが欲しいのであれば「下腿三頭筋」を鍛えるのがおすすめ。この筋肉は、テニスで良く見る姿勢の1つ「爪先立ち」での安定感を生み出しています。また、「こむら返り」の予防にも良い筋肉なので、テニスには必須の筋肉なのです。
強力なショットが欲しいなら「大胸筋」
テニスで憧れるのは、錦織選手のような力強いショット。その為には「大胸筋」が大きな力を発揮します。特にサーブで速度を出す為には、高い打点が求められるもの。この高い打点からのショットを実現しているのが、鍛え抜かれた大胸筋なのです。ちなみに、フォワハンドでのショットにも大胸筋は大きな役割を果たしています。
安定した動作が欲しいなら「腹横筋」
多くのスポーツで共通することですが、「体幹」がしっかりしている選手ほどパフォーマンスが安定しやすいと言えます。特に、テニスのような常に瞬発力と爆発力の必要な競技にとって必須。そんな体幹を鍛えるのであれば「腹横筋」が効果的です。腹横筋はコルセットのように巻きつき、体を芯から支えている重要な筋肉です。
おすすめの筋トレ方法3選
テニスを上達させるのに必要となる筋肉については、ご理解いただけたと思います。どの筋肉が自分には必要か?考えた上で筋トレを進める必要があります。では早速、テニスでおすすめする筋トレ方法3選をご紹介しましょう。
下腿三頭筋は「フロントランジ」
特に下半身を強化したいのであれば「フロントランジ」が効果的。これは、主に下腿三頭筋や大臀筋などに効果が期待できる筋トレ。以下に、フロントランジのやり方の動画と流れをまとめました。
- 肩幅に足を開ける
- 5〜10kgほどのダンベルを両手に持つ
- 屈伸の要領で、前側の膝が直角になるまで腰を落とす
- 3を左右で1回として、20回3セット繰り返す
※背中は猫背にならないよう注意する。