ハイキングや山歩きを楽しむために最も重要となるアイテムがハイキングシューズです。適したハイキングシューズを履かなければ足に負担がかかってしまい快適で安全なハイキングを行うことができません。
しかしハイキングシューズにはさまざまなタイプがありどれを選べばよいのか迷ってしまうのではないでしょうか。そこで今回は人気のおすすめハイキングシューズ10選をランキングで徹底比較していきます。
ハイキングシューズとトレッキングシューズの違いを解説しながら初心者にも分かりやすいハイキングシューズの選び方をご紹介します。
ハイキングシューズ:トレッキングシューズとの違いは?
山登りや山歩き用のシューズといえばハイキングシューズとトレッキングシューズがありその違いが気になります。
どちらも機能性に優れていますが目的によって適したシューズを選ぶことが重要なのでハイキングシューズとトレッキングシューズの違いを事前に把握しておきましょう。
トレッキングシューズの特徴
トレッキングシューズは本格的な登山用のシューズです。険しく岩の多い高山や足場の悪い山道を歩くための機能性が備わっていますが、トレッキングシューズの一番の特徴は耐久性に優れていることです。
耐久性があるのでシューズ全体が硬めにつくられています。足首をしっかり保護するハイカットモデルでアッパーも安全性を重視した丈夫な素材が使われています。岩場を歩くことが多いのでアウトソールが厚く重みもあります。
標高1000m以上の高山で登山を行う上級者が着用するタイプがトレッキングシューズです。
ハイキングシューズの特徴
ハイキングシューズは低めの山に登ったりなだらかな山道を歩いたりするハイキングに適しているシューズです。全体的に柔軟性があり足へのフィット感がよく靴ずれも起こりにくい点が特徴的です。
フレキシブルなソールや柔軟なアッパーに加え軽量性も考えられているので長時間の歩行でも足が疲れにくい構造となっています。岩の多い山道や傾斜の激しい山に登ることを想定してつくられているシューズではありません。
ハイキングシューズはミドルカットモデルの他にローカットモデルも存在します。特にローカットシューズはカジュアル感がありスニーカー感覚でタウンユースとして着用することも可能です。
家族で日帰りのハイキングに行く場合や低山の山登りを楽しむ初心者におすすめのタイプがハイキングシューズです。
ハイキングシューズの機能性
機能性に優れたハイキングシューズを着用することで快適で安全な山登りやハイキングを楽しむことができます。ハイキングシューズの機能性を知っておくとハイキングシューズを選ぶ際に役立ちます。
防水性
ハイキングシューズには防水性に優れた素材が使用されています。山の環境は天気が急変して雨が降ってくる場合があります。シューズは少しでも濡れてしまうと足に不快感が生まれてしまいます。
天気のいい日でもぬかるみのある山道に遭遇する可能性もあるのでハイキングシューズには防水性が備わっています。
軽量性
ハイキングは長時間の歩行運動を行うためハイキングシューズには軽量性が備わっています。軽いハイキングシューズであれば長時間歩いても足に負担がかかりません。
ハイキング中の足への疲労感を軽減させるためにもハイキングシューズには軽さが必要となります。
通気性と防臭・抗菌加工
ハイキングや山登りはシューズを長時間履いて歩くため発汗による足へのトラブルが起こりやすくなります。特に夏用のハイキングシューズにはシューズ内に不快なムレを軽減する通気性に優れた素材が使用されています。
また汗によるニオイを防ぐ防臭や抗菌加工されたインソールが採用されている場合もあります。
衝撃吸収性と柔軟性
ハイキングは長時間歩くので足裏から膝にかけての負担が大きくなります。衝撃吸収性のあるハイキングシューズは地面からの衝撃を吸収してくれるので足への負担が軽くなります。
またアッパーには柔軟性のある柔らかい素材が使用されています。足にしっかりフィットするので足とシューズに一体感があり長時間歩いても疲れにくく快適なハイキングを続けることができます。
ハイキングシューズの選び方
ハイキングシューズの機能性を把握したら早速ベストなハイキングシューズ選びを始めてみましょう。初心者がハイキングシューズ選びの際に押さえておきたいポイントをご紹介していきます。
ミドルカットを選ぶ
本格的な登山目的のトレッキングシューズは足首の完全保護のためハイカットが採用されています。ハイキングシューズの場合は主にミドルカットかローカットが多いといえます。
ミドルカットのハイキングシューズはくるぶしを覆ってくれるので足の保護力が高まります。ミドルカットは履き口が厚くクッション性のあるものを選ぶとくるぶしがしっかり固定されるので足への安定感がアップします。
また履き口が高めなので小石や砂がシューズ内に入りにくいという特長もあります。
ミドルカットは安定性や保護力に優れているため全体的に頑丈なつくりとなっています。そのため軽量性に欠ける場合がありますが、オールシーズン活用することができるハイキングシューズです。
ローカットを選ぶ
ローカットはくるぶしが見えるモデルなので足首の自由度が高くミドルカットより軽量性に優れています。アッパー全体にメッシュ素材を施したモデルもあり通気性や柔軟性が抜群で歩きやすく疲れにくいタイプといえます。
汗ばむ季節には通気性や軽量性に優れたローカットの方が快適なハイキングや山登りを行うことができます。ローカットタイプは見た目のデザイン性もよく普段履きのスニーカーとして使用することも可能です。
素材をチェックする
アッパーにはハイキングに必要な機能性を持つ素材が使用されています。山を歩く場合に特に重要となる防水性に優れた代表的な素材に「ゴアテックス」があります。
「ゴアテックス」の表記があれば高い防水性のあるハイキングシューズといえます。ゴアテックス素材でない場合は防水性などの機能性がある素材かどうかをしっかりチェックしましょう。
ハイキングは長時間歩くので柔軟性のあるシューズの方が快適です。柔らかいレザー素材や軽いメッシュ素材など柔軟性のある素材であるかを確認することも大切です。
適したサイズのハイキングシューズを選ぶ
ハイキングシューズを選ぶ際に重要なポイントの一つがサイズです。ハイキングは坂道を歩いたり長時間歩いて足がむくんだりするのでぴったりしたサイズのシューズは適していません。
踵とつま先に余裕をもたせることが大切です。足先をシューズのつま先部分に合わせ踵に指が1本入るスペースがあるかを確認します。さらに踵をシューズに合わせつま先にも余裕があるかをチェックしておくと安心です。
試着の際には普段履いているシューズよりワンサイズ大きいサイズから試してみるとよいでしょう。
またハイキングシューズを選ぶ際は実際にハイキングで使用する厚手のソックスを履いて試着することが大切です。関係のない薄手のソックスや素材の違うソックスで試し履きをすると正しいサイズやフィット感が分からないので注意しましょう。
機能性とデザイン性を兼ね備えたハイキングシューズ
ハイキングシューズは機能性が大切ですが、せっかく選ぶのであればデザイン性のあるシューズの方がハイキングがさらに楽しくなります。
色の配色やシルエット、ミドルカットかローカットによって見た目が違います。またシューレースやシューレースホール、アウトソールのつくりによっても雰囲気が変わってきます。
ハイキングの際に着用するウェアやリュックとのコーディネイトも考えながら、ハイキング中の気分が上がるデザイン性のあるハイキングシューズをチェックしてみましょう。
縫製を確認する
ハイキングシューズのサイズや機能性をチェックしたら同時にシューズの縫製を確認しておきましょう。縫い目が切れていたりほつれていたりするとハイキング中にすぐ破損してしまう可能性があります。
縫製が悪いとシューズが長持ちしないだけでなく本来ある機能性も薄くなってしまいます。試し履きの際にはシューレースをしっかり締めシューレースホールの強度なども確認しておくと安心です。