さらに姿勢の改善は、よいスイングだけでなく肩こりや腰痛などの症状が改善されることもあるなど嬉しい効果がさまざまあるのです。
バランス力も向上
体幹を鍛えると姿勢が改善されることのは前述の通りです。姿勢が改善されると重心をしっかりと安定させることができるため、バランスをとりやすくなります。
例えばゴルフにおいては、体幹をしっかり鍛えるとスイングの後にふらついたりフォームが崩れるということが少なくなるのです。
腹部が引き締まる
体幹を鍛えるトレーニングの実践は、腹筋と背筋の両方を全体的に鍛えることができます。その結果としてトレーニングを継続することで腹部もしっかりと引き締まり、ルックスにも好印象に変化させられるのです!
パフォーマンスが向上
体幹を鍛えることで重心が安定し、手足を動かしても体の軸がブレることがなくなります。そのため、筋肉の力を効率的に手足に伝えることができるためパフォーマンスを向上させることができるのです。
要するに体幹が弱い(体幹の筋力が低い)人は、スイングの際に無意識に手足などでバランスをとるためボールに伝わる力は減少してしまいます。これに対して、体幹を鍛えている人ではバランスをとる必要がないためスイングの力を効率よくボールに伝えることができるのです。
自宅でも実践可能な体幹トレーニング
こちらでは、自宅でも手軽に実践できる体幹トレーニングの種類と具体的な方法について紹介いたします。「空き時間を利用して気軽にトレーニングしてみたい」という人は、ぜひ正しい動作とメニューを抑えて効率的にトレーニングしましょう!
フロントブリッジ(プランク)
フロントブリッジは、体幹トレーニングの中でもポピュラーなトレーニングの1つになります。
イメージとしては「肘で支える腕立て伏せ」の様な姿勢で、足はつま先のみを床につける状態をキープするトレーニングのことです。実は、このトレーニングは石川遼選手も日課の一環として実践いるそう。
腹部全体の筋肉と広背筋を鍛えることができる効果的なコアトレーニングになります。早速、具体的なトレーニング方法をご説明しましょう!
フロントブリッジの方法
- 床にうつ伏せ(腹臥位)になります。
- 腕を肩幅の大きさに広げて、上体を軽く起こします。このときに腕の角度は90度を維持してください。
- 足はつま先のみ床につけ、膝や大腿部を浮かせます。
- 首筋から足先まで筋が通ったようにきれいな一直線になることをイメージして姿勢を維持して下さい。
トレーニングメニューとしては「1分間同じ姿勢を維持」することを「30秒の休憩をはさみながら3セット」を目安に実践することからはじめましょう。
徐々に正しい姿勢を維持できるようになってきたときには、トレーニングの回数を増やすなど効果をみながら調整してください。
ヒップリフト
ヒップリフトは、腰や大臀筋を鍛えることに効果があるといわれるトレーニングです。正に体幹をしっかりと支えて安定させるための基礎となる部分になります。
具体的なトレーニング方法をご紹介しましょう!
ヒップリフトの方法
- 床に仰向けになり軽く膝を曲げ立て立てます。
- 両手を身体の脇に少し開いて置き、体を安定させます。
- 息を吐きながらゆっくりとお尻を上げ、膝から首の根本が一直線になった状態を3秒から4秒維持した後に息を吐きながら元の姿勢に戻ります。
トレーニングメニューとしては「3.の動作を10回」「30秒の休憩をはさみながら3セット」を目安に実践することからはじめましょう。
バランボール
石川遼選手もバランスボールを用いるトレーニングも実践しています。価格も1000円未満で購入できる製品が多く、トレーニング器具としては低価格なアイテムです。
バランスボールは「座るだけでも体幹を鍛えることのできる」とてもポピュラーなアイテム。ボールの空気圧や使用する姿勢を変えるなどさまざまなトレーニングに活用することができます。
毎日トレーニングを継続することが苦手な人は「テレビをみるときはバランスボールに座って見る」と決めて購入するのもよいでしょう。
毎日の積み重ねが大切
石川遼選手のような安定したスイングを目指したい人には、体幹トレーニングは欠かせません。体幹トレーニングは、短時間でできるトレーニングが多いですが「毎日継続すること」が重要なポイントになります。
急激に体幹トレーニングの量や頻度を増やすと逆に体への負担や負傷の原因にもなってしまいます。
そのため初めて体幹トレーニングにチャレンジする人は、1つ1つのトレーニングメニューを効果の得られる正確な方法で実践できるようになることを目先の目標としてじっくりとゆっくりとメニューや回数を増やしていくようにしましょう。
スコアに伸び悩んだり、スイングに自信のない人はぜひこちらでご紹介した体幹トレーニングに毎日コツコツと取り組んでみてください!