ゴルフのスコアアップやパフォーマンスアップを目的としたストレッチの効果が注目を集めています。
プレーを行わない日や当日に正しく身体を伸ばすことで怪我を抑制し、効率良く身体を動かすことが出来るようになります。
こちらではゴルフに最適なストレッチの方法についてご紹介していきます。
是非このストレッチを取り入れてスコアアップを目指してください。
ゴルフにおけるストレッチの重要性
ゴルフのために行うストレッチが注目を集めているのは、それだけゴルフが身体全体を使うスポーツだからです。
一見ただクラブを振っているだけに思えるゴルフですが、そこには複数の筋肉や関節の動きが必要になります。
身体をひねる動作
ゴルフといえば、クラブを構え、身体を大きくひねってそれを右から左に振り抜く動作が連想出来ます。
この時にお腹の外側にある腹斜筋が大きく伸びており、腰をひねるため背骨につながる関節や大腰筋が使われます。
腕や手首等への負担
あわせて、クラブを支える腕の上腕二頭筋や肘の関節も連動し、肩甲骨や肩にある三角筋の動きも必要となります。
もちろんクラブをしっかりと握るため手の平や手首の関節、肘に向けて張り巡らされている手根伸筋群をしっかりと使うことも必要です。
両足への負担
また、クラブを構えて振るためには両足の踏ん張りが必要となりますが、足全体の筋肉や膝の関節、そして股関節の柔軟性も求められます。
ゴルフでは自分が思っているよりも足に力が加わっているものです。
自宅で素振りをしたり、スイング練習を目的としてゴルフ練習場に行っただけなのに、その後に膝や足首などの痛みを訴える人は少なくありません。
スイングの安定感を高める
ゴルフのスイングを安定させるには体をぶれないようにする必要があります。
そのためには体幹の働きが重要で、そのような意味からインナーマッスルの動きもゴルフにおける良いパフォーマンスに欠かせないものといえるでしょう。
怪我の防止
ストレッチには怪我を防止する効果もあります。
日頃から筋肉や関節をしっかりとほぐしておくことで、プレーのあとの筋肉痛や関節痛を抑制し、怪我をしづらい身体を作り上げることが出来ます。
しなやかなスイングのために肩の可動域を広げる
ここからはゴルフに最適なストレッチについてご紹介していきます。
プレーを行わない日や、プレーの直前に行うことができるものもありますので、是非上手に活用してスコアアップを目指してください。
肩の可動域を広げるストレッチ(1)
以下の動画は、肩の可動域を広げてスイングにおけるテイクバックをスムーズに行えるようにするためのストレッチをご紹介したものです。
行われているストレッチの内容は下記のとおりです。
- 四つん這いになる
- 両足は拳二つ分の間隔を空ける
- お腹の下にしっかりと空間を作るように意識する
- 左手のみを後頭部につけるように持ち上げる
- 左手の肘を天井に向けて持ち上げ、身体の左側を開くようにする
- 身体の左側が開ききった状態で動きを止めて3秒キープする
- この時に腰が動いてしまわないように注意する
- 同じことを左右を変えて行う
肩の可動域を広げるストレッチ(1)のポイント
このストレッチを行う際にポイントとなるのは、肩甲骨をしっかりと持ち上げる、というところです。
肩の可動域を広げるためには肩甲骨やその周りにある筋肉のしなやかな動きが欠かせません。
ストレッチを行うことで両手が大きく開かれるため、定期的に繰り返すことで肩の動きが柔軟になっていきます。
あわせて左右に大きく身体をひねっており、これがスイング時のスムーズな腰の動きにもつながります。
肩の可動域を広げるストレッチ(2)
柔軟な肩甲骨の動きを実現するためのストレッチをもうひとつご紹介します。
具体的な手順は下記のとおりです。
- 足を肩幅に広げて、姿勢を正して立つ
- 両手の甲を腰に当てて肘を身体の外側に広げる
- 両腕の肘を身体の前面に倒すように動かす
- 続いて両腕の肘を身体の後方に倒すように動かす
- 肘を何度か前後に動かす
肩の可動域を広げるストレッチ(2)のポイント
このストレッチを通して肘を前後に動かすことで、両肩の肩甲骨が開いたり閉じたりします。