ワイヤー・アクションを行なうためには、ただ吊るされていればいいというわけではなく全身の筋肉をコントロールする力が必要です。
この動画を見るとわかるように、ワイヤー・アクションの基礎となるステップはひねる動きが基本です。
前後に重心移動を行ないながら体をひねる動きは、コルセットのようにウエストを締める役割を持つ腹斜筋を刺激します。加えて、体幹を支える腰部の筋肉を鍛える効果も期待できます。
見事に割れた腹筋と鍛え上げられた背筋
画像を見て頂けるとわかりますが、腹筋はただ6つに割れているというだけでなく、1つ1つがしっかりと主張している印象です。
このような腹筋を作るためには、かなりハードなトレーニングが必要となります。きっと、与えられた役柄を演じ切りたいというプロフェッショナルな精神が、厳しい筋トレへの原動力となっているのでしょう。
急にハードなトレーニングを行なおうとしても体がついていきません。そのため、日頃から基礎体力作りを行なっていることは容易に想像がつきます。
懸垂で肩や背筋を鍛えるイ ビョンホン
懸垂は肩や背中の筋力を増強するために効果的なトレーニングです。
歩行するだけで刺激することができる下半身の筋肉とは違い、上半身の筋力は鍛えようとしなければ日常生活で使う機会はあまりありません。
そのため、日常的に力仕事を行なっている人でなければ加齢とともに上半身の筋力は衰えていきます。
イ ビョンホンのような逞しい肩の筋肉を作るためには、三角筋を鍛えるトレーニングを行いましょう。
イ ビョンホンの肩回りを目指せるトレーニング方法
懸垂ができない人や負荷を調整しながら三角筋を鍛えたい人は、ダンベルを使った3種類のトレーニングがおすすめです。
三角筋の前部に効く「ダンベルフロントレイズ」
- 両手にダンベルを持ち、姿勢を正して立つ。
- 前へならえをするようなイメージで、腕をまっすぐ前へ動かす。
- 肩の前面を刺激するように意識しながら1~2を繰り返す。
三角筋の側部に効く「ダンベルサイドレイズ」
- 両手にダンベルを持ち、気を付けの姿勢をとる。
- 正面から見たときアルファベットのTの字になるように意識しながら、腕が床と平行になるまで持ち上げる。
- 1~2の動作を、反動をつけないように注意しながら繰り返す。
三角筋の後部に効く「ダンベルリアラテラルレイズ」
- 両手にダンベルを持ち、肩幅程度に足を広げて立つ。
- 背筋を伸ばし上半身を折るようにして前方へ倒す。
- 肘を軽く曲げ、羽ばたくようなイメージで左右にダンベルを動かす。