2020年、遂に東京オリンピックがやってきます!2013年に東京オリンピックの開催が決定した瞬間は皆さんも記憶に新しいのではないでしょうか。
あれからどれだけ多くの選手たちがオリンピック出場を夢て努力してきたことか。
2020年のオリンピックから新しく加えられた種目もあり、盛り上がること間違いなしの東京オリンピック。
日本のメダル獲得数は前回のリオデジャネイロオリンピックのトータル数41個を超えることができるでしょうか?!
今回は、オリンピック競技の中から「競泳」にフォーカスを当て、メダルの可能性を考察してみたいと思います。
2020年の競泳は全37種目
日本選手の活躍が期待されている「競泳」。
現在の日本人競泳選手の活躍は記録にも記憶にも残るような、目覚ましいものがありますね。
つい最近では、オリンピック出場が期待されていた競泳女子代表の池江璃花子選手(18)が白血病を公表するなど、さらに注目を集めています。
若い世代の選手がどんどん育ってきて、その記録の塗り替えはもはや驚異的です。
しかも競泳の種目は男女合計でなんと全35種目もあります。
2020年より男子800m自由形、女子1500m自由形、男女混合4x100mメドレーリレーが追加されました。
これだけ多くの種目があるので、メダルの可能性もかなり期待できるのではないでしょうか。
男子種目
自由形(50m、100m、200m、400m、800m、1500m)
背泳ぎ(100m、200m)
平泳ぎ(100m、200m)
バタフライ(100m、200m)
個人メドレー(200m、400m)
リレー(4×100m、4×200m)
メドレーリレー(4×100m)
オープンウォータースイミング10km
https://ja.wikipedia.org/wiki/オリンピックの競泳競技
女子種目
自由形(50m、100m、200m、400m、800m、1500m)
背泳ぎ(100m、200m)
平泳ぎ(100m、200m)
バタフライ(100m、200m)
個人メドレー(200m、400m)
リレー(4×100m、4×200m)
メドレーリレー(4×100m)
オープンウォータースイミング(10km)
https://ja.wikipedia.org/wiki/オリンピックの競泳競技
女子男女混合種目
メドレーリレー(4 x 100m)
https://ja.wikipedia.org/wiki/オリンピックの競泳競技
リオデジャネイロオリンピックの結果
2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、日本の全体メダル獲得数は41個、競泳メダル数は合計7個という記録でした。
2012年のロンドンオリンピックでは全体獲得数が38個だったのに対し、競泳獲得メダルは11個。
記録でいえば前回大会では思うような結果が出なかったのですが、2020年ではどうでしょうか。
まずは現在日本選手に期待される種目について考えてみたいと思います。
注目の種目はコレ
団体が強い!リレー種目
まずはなんといっても「リレー種目」でしょう。
これまでの競泳の歴史を振り返っても、1928年のアムステルダム大会では男子4×200m自由形リレーで銀メダルを獲得したのを皮切りに、1932年のロサンゼル大会での男子4×200m自由形リレーでは金メダルを獲得しています。
さらに1936年のベルリン大会では男子4×200m自由形リレーで連続金メダルを、1952年のヘルシンキ大会では男子4×200m自由形リレーで銀メダルを獲得。
1956年のメルボルン大会では惜しくもメダルは逃しましたが、1960年にはローマ大会で再び男子4×200m自由形リレー銀メダルと男子4×100mメドレーリレー銅メダルの2種目でメダル獲得しています。
そして2020年と同じ東京で開催された1964年には、唯一男子4×200m自由形リレー銅メダルを獲得。
ここから若干のスランプに陥り、1972年のミュンヘン大会・1988年ソウル大会・1992年バルセロナ大会までメダル獲得はなしでした。
しかし2000年のシドニー大会では、それまで男子メドレーリレーの記録だけだったのですが、女子400m個人メドレー銀メダルと女子4×100mメドレーリレー銅メダルを獲得するなど、女子選手の活躍が目立ってきました。
まだ記憶に新しい2004年のアテネ大会では、北島康介選手を筆頭に、森田 智己選手、山本 貴司選手、奥村 幸大選手による男子4×100mメドレーリレーがアジア新記録を樹立し銅メダルに輝きました。
この2004年アテネ大会では北島康介選手が男子平泳ぎ100m・200mでオリンピック新記録を更新する金メダルを獲得し、日本の競泳に対する世間の関心を高めることにも貢献。
そして2008年の北京大会でも男子4×100mメドレーリレーはまたしてもアジア新記録を更新し、銅メダルに輝きました。
2012年のロンドンオリンピックでは男子4×100m×メドレーリレーで銀メダル、女子4×100m×メドレーリレーで銅メダルを獲得し、前回の2016年リオデジャネイロ大会で男子4×200mリレーで銅メダルを獲得しています。
直近で遡ること5年連続リレー種目でメダルを獲得しているという実績があります。
多くの選手がオリンピックという舞台で自己ベストや新記録を樹立しながら、日本の水泳界をメジャーなものにしてきたのです。
日本の強さは、常に進化する個人のレベルアップと、何よりも団体で挑むリレーにあるといえるのではないでしょうか。
リレー種目でメダルが期待できる選手
まず男子選手は萩野公介選手、瀬戸大也選手、小関也朱篤選手、小堀勇氣選手、中村克選手、江原騎士選手、坂田怜央選手ではないでしょうか。
特に20代前半という若さを武器に戦える坂田怜央選手には注目が集まりそうです。
オリンピックというプレッシャーに負けず、本領を発揮してほしいですね。
また、女子では大橋悠衣選手、渡部香生子選手、青木智美選手、酒井夏海選手、今井月選手です。
特に後述の2人は若さも武器になると思いますので、残りの期間でしっかりと体を作り、安定してベストタイムが出せるようになれば可能性は十分あるのではないでしょうか。
男子競技で注目な種目
男子競技でメダル圏内だと思われる種目は、男子400m個人メドレー、男子200m個人メドレー、男子200m自由形、男子200mバタフライです。
特に男子400m個人メドレーの萩野公介選手と瀬戸大也選手は東京オリンピックでの金メダルを公言しているので注目ですね。
男子200mバタフライの坂田怜央選手も金メダルを目指しており、楽しみです。
女子競技で注目な種目
女子競技でメダルを狙えるのは渡部香生子選手の200m個人メドレーと200m平泳ぎではないでしょうか。
2015年の世界水泳で渡部香生子選手はそれぞれ銀メダルと金メダルを獲得しています。
池江璃花子選手が白血病によりオリンピック出場を断念しましたが、今大会初出場で準決勝に輝いた長谷川涼香選手も200mバタフライでメダルを狙える可能性がありそうです。
選考基準
オリンピック日本代表として出場できるにはまずは最低限クリアしなければならない実績が必要となります。
公式で定められている選考基準は次の通りです。
・第18回FINA世界選手権
・第96回日本選手権
この2つの選手権において金メダルを獲得すること。(ただし、第96回日本選手権についてはまだ未発表)
しかしもちろんこれだけではありません。
第18回FINA世界選手権に出場するには、さらに2019年4月に開かれる第95回日本選手権で成績を残さなければなりません。
このように、競泳に限ったことではありませんが、オリンピックの切符を手にするにはその前段階の大会でも実績を残す必要があるのです。
そう考えると、常にベストコンディションを保ち、結果を出していくという事が重要になってきますね。
選手たちの集中力や継続力は半端ないという事がお分かり頂けるかと思います。