公益社団法人日本近代五種協会では、8名が強化指定選手に選ばれています。

その中から、今注目の選手をピックアップしてみました。

「キングオブスポーツ」において世界へ挑む日本の選手達の詳細を確認していきましょう。

嶋野光

2018年10月31日から11月2日に実施された第58回近代五種全日本選手権大会の優勝者。

現在日本のトップを誇る選手です。

また、彼は嶋野光選手は自衛隊体育学校に所属しています。

やはり射的などといった日常に馴染みのない競技は、普段から訓練を積んでいる自衛隊が活躍できる種目なのでしょう。

戦士の故事が由来である近代五種は、嶋野光選手を始め、自衛隊出身者が多く活躍しています。

以下のリンクから、第58回近代五種全日本選手権大会における活躍の詳細を見ることができますよ。

http://www.mod.go.jp/gsdf/phy_s/news/p672.pdf

髙橋瑠佳

髙橋瑠佳選手は第58回近代五種全日本選手権大会の準優勝者。

陸上自衛隊に所属しています。

彼女は近代五種を始めてわずか1年で日本代表に選ばれました。

実力のみならず、その可愛らしいルックスと相まって、近代五種の知名度を広めたきっかけの人物でもあります。

2019年時点でわずか20歳の髙橋瑠佳選手。

今後どんな成長を遂げるのか、楽しみですね。

島津玲奈

島津玲奈選手は2017アジアオセアニア選手権大会で優勝。

日本における近代五種の選手の中でもベテランです。

ですが、思わぬところで簡単に形勢が変わってしまうのが近代五種の醍醐味。

近年の大会出場結果を見るとやはり順位の変動があり、2020東京大会への出場となるか未知数です。

でも、この「変動」は経験者であるからこそ生じるもの。

失敗をも向上心に変える彼女の姿勢は、確かな成果を残すのではないでしょうか。

朝長なつ美

朝長なつ美選手は2016リオデジャネイロ大会に日本代表として出場。

当時は惜しくもメダル獲得まではできませんでしたが、オリンピックへの出場権を獲得した点で評価されています。

出場の決め手となるワールドカップでは銅メダルを受賞した経験もあり、世界に通用する実力を持っているのは間違いないでしょう。

彼女は警視庁に努めており、警察学校時代に近代五種の道へスカウトされ、競技に取り組むようになったのだとか。

警察官という職業もあり、誠実そうな人柄がヒシヒシと伝わってくるのがとても好印象です。

三口智也

三口智也選手は朝長なつ美選手とともに2016リオデジャネイロ大会に日本代表として出場。

前述したワールドカップは混合リレーで、この2名がタッグを組んだのです。

彼はもともと水泳を熱心に取り組んでいて、その姿を見たコーチに近代五種へとスカウトされたとのこと。

ぜひ次回の2020東京大会では爪痕を残してほしいですね。

岩元勝平

岩元勝平選手も2016リオデジャネイロ大会に日本代表として出場。

自衛隊に所属する選手です。

2018年3月に行われたワールドカップでは惜しくも6位となり、悔しい気持ちを露わにしました。

インタビューでも「無念」と語っており、この悔しさをバネに成長しようとする根性が感じ取れます。

小野友行

第58回近代五種全日本選手権大会で準優勝を果たした小野友行選手。

彼も警視庁所属の選手です。

2018年5月にジャカルタ・アジア大会で6位という成績を残した小野友行は、2020東京大会に向けて邁進することを誓いました。

その後、10月に実施された第58回近代五種全日本選手権大会では国内2位に。

嶋野光選手に続いて有力視されており、目が離せません。

繁原ひなの

強化指定選手には選ばれていませんが、繁原ひなの選手も2020東京大会出場を目指す高校生アスリート。

YouTubeには彼女の近代五種に取り組む様子がアップされており、そのストイックさには心を奪われます。

動画内でも語られているように、繁原ひなの選手が競技を始めたのは中学3年生の時。

競技を始めてわずか1年で「ジュニアオリンピックカップ」で優勝するという、急成長を遂げている選手なのです。

もともと続けて来た陸上と水泳の経験を活かし、近代五種へとのめり込む彼女は、応援したくなる逸材といえます。

近代五種の競技人口

冒頭で近代五種の知名度がそこまで高くない旨をお話ししました。

その理由は、そもそもの競技人口の少なさにもあります。

なんと、世界全体で見ても競技人口は1万4千人ほど。

日本選手権への参加者は男女合わせて40人未満なのです。

増えにくい要因

ではなぜ、競技人口が増えにくいのでしょうか?

この競技を練習するにはまず、競技に取り組める環境がなければなりません。

また、かなり高いスキルを必要とする点でも、競技人口が伸びにくいのかもしれませんね。

オリンピックへの出場権を惜しくも逃してしまう年もあり、それが起因して日本では認知度が高くはないスポーツなのです。

逆をいえば、前回の2016リオデジャネイロ大会ではみごと出場できたため、これから伸びしろがあるとも考えることができます。

実際に競技を進める様をみるととても面白いため、2020東京大会ではぜひお楽しみください。

最後に

スポーツシューズ

実はこの近代五種、オリンピック競技からなくなってしまうことを懸念し、盛り上げようとする運動が行われています。

今回はその詳しい内容に迫り、奥が深くて面白みのある競技であることがうかがえました。

こんなに素敵な競技がなくなってしまっては残念ですね。

ぜひ皆さんも一緒になってこの競技を盛り上げ、これからも素敵な戦いが見られるよう、盛り上げていきましょう!

  

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