また、オリンピックで活躍することで、馬術に対する関心も深くなることが期待できるでしょう。

法華 津寛

2012ロンドン大会で出場した法華津寛選手。

なんと71歳でのオリンピック出場となり、注目を浴びました。

これはオリンピック史上3番目の高齢出場なのだそうです。

「年齢なんて関係なく活躍できる」ことを証明した選手といえますね。

日本国民は法華津寛選手の出場に圧倒され、一躍メディアにも取り上げられました。

ちなみに彼が出場したのは馬場馬術です。

武田 麗子

2016年リオ大会に出場した武田麗子選手。

前回の2012年ロンドン大会から出場しており、その馬術に取り組む熱心な姿のみならず、抜群のルックスが日本国民を夢中にさせました。

2020東京大会でもぜひ出場して、日本に馬術の魅力を届けてほしいですね!

オリンピック育成強化選手

2020東京大会に向け、日本では各競技で「オリンピック育成強化選手」が選抜されています。

これは、その名の通りオリンピックでの活躍が見込まれる選手を選出する制度。

「東京2020馬術競技強化対策事業」の一環で行われており、海外で練習するなど、世界で活躍するためのサポートが受けられるのです。

また、馬術部門の選定においては公益社団法人日本馬術連盟が審査し「強化選手」が決定されます。

つまり、厳格な審査を通過した選手はそれだけ可能性を秘めた期待のホープであるということ。

2020東京大会に向けて選ばれた2名の選手に迫りましょう。

大田 芳栄

大田芳栄選手は (社)東京乗馬倶楽部に所属する女性の騎手です。

愛馬の名前はパーチェ。

数々の日本国内の大会で優勝を経験している彼女は、2018年にはアジア競技大会にも出場しました。

惜しくもメダルを逃しましたが、「強化選手」に指定された彼女は、馬術の本場ドイツで練習に取り組んでいる最中です。

海外での練習経験は世界に通用する力を付けるきっかけになるのではないでしょうか。

照井駿介

乗馬クラブを経営する一家に生まれた照井駿介選手は、幼少期から馬と触れ合ってきました。

中学になる頃には本格的にプロを目指すことを決意。

そこから彼の乗馬における活躍が始まりました。

進学した大学の馬術部では全日本学生馬術選手権大会で優勝するほどの実力を発揮。

そして、照井駿介選手はみごと「強化選手」に指定され、愛馬アリアス・マックス号とともに、海外で2020東京大会に向けた練習をに取り組んでいます。

そんな中、2018年のアジア競技大会では馬術団体において金メダルを獲得。

個人でも4位という素晴らしい成績を叩きだしました。

惜しくも個人でのメダル獲得を逃してしまいましたが、初めてのシニア大会にしてこれだけの成果が残せるのは、世界と戦える実力を持った選手である証拠です。

アジア競技大会での活躍

先ほど「アジア競技大会」という言葉が出てきましたが、これは4年に1度行われるアジア最大のスポーツ祭典。

その中の馬術競技において、日本は素晴らしい功績を残しました。

二冠優勝

2018年アジア競技大会でなんと日本は、団体と個人の両方で金メダルを獲得しました。

あまり報道はされていませんが、実は日本はアジアでかなり強い国なのです!

ちなみに、団体が優勝したのは馬場馬術。

個人が優勝したのは総合馬術です。

大岩 義明

2018年アジア競技大会の総合馬術個人で優勝した、大岩 義明選手と愛馬のバートエルJRA。

団体での優勝にも貢献しました。

2019年時点で43歳になる大岩 義明選手は、日本の誇るベテラン騎手。

アジア競技大会では日本代表の主将を務めました。

彼がアジア競技大会で優勝するのは実はこれで2度目。

実は3大会ぶりの優勝なのです。

4年おきに開催される大会なので、9年ぶりの達成ということになりますね!

この勢いをぜひ2020東京大会まで届けてほしいものです。

馬術の強豪国

アジアにおいてトップレベルの実力を発揮している日本。

オリンピックではアジアを越えて、世界の強豪と戦う必要がありますね。

メダルを獲得するうえでは、突破しなければならない強豪国があります。

馬術の起源を辿ることで強豪国の強味が見えてくるでしょう。

ブリティッシュ式

現代における馬術を大きく分類すると「ブリティッシュ馬術」と「ウェスタン馬術」の2つに分類される[1]。「ブリティッシュ馬術」はヨーロッパ発祥の馬術であり、それに対して「ウェスタン馬術」は新大陸におけるカウボーイ乗馬を起源とした馬術である。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/馬術

上記の2種類の分類のうち、オリンピックの馬術競技は「ブリティッシュ乗馬」…つまりヨーロッパが起源です。

ヨーロッパでは古くから親しまれている競技で、男性が礼儀作法や美を学ぶ「たしなみ」としての要素もあるのだとか。

ゆえに、起源であるヨーロッパの実力は確かなものといえます。

ドイツ

馬術の強豪国はズバリ、ドイツです。

ドイツは日常生活において人と馬が共存しており、当たり前のように馬に乗るようになるのです。

幼い時から身に着けた乗馬のテクニックが、馬術という競技に活かされているのでしょう。

また、馬の血統にもこだわっており、ハイスペックな馬が育てられているのも強い理由の一つです。

そう考えると、なかなか手ごわい相手ですね。

日本の「強化選手」は強豪ドイツへ渡り、そのスキルを得る努力をしています。

最後に

日本においてはまだ一般的な競技ではない馬術ですが、近年では日本はアジア大会で活躍を見せています。

今の勢いならば、アジアの枠を越え世界でメダル獲得を叶えることもできるかもしれません。

1932年ロサンゼルス大会での金メダルを再現できるよう、応援しましょう!

  

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