ステップで3人をかわして約80mを独走し、トライを決めたのです!

その後のイングランド戦の大金星にも貢献したのですが、さすがにこれで世界からのマークが厳しくなってしまいました。

一時期は思うようなプレーができず、不調と噂されるようにも…。

しかしながら、ようやく復調の兆しが見えてきた大竹選手。

ラグビー版「大坂なおみ」ともいえる可愛らしさと実力を兼ね備えた東京五輪のホープでございます。

ちなみに、父はナイジェリア人、母は日本人のようです。

ラグビーは「歴」ではない?

高校まではラグビーとは無縁で陸上一筋だった彼女。

中学時代は東京都大会の短距離といえば、男子はサニブラウン、女子は大竹といわれていたほどです。

高校時代は7種競技でインターハイ入賞もしています。彼女のボディバランスはここからきているのかもしれません。

そんな彼女がラグビーを始めたきっかけというのは、本当に偶然でした。

高校3年の春のこと、体育でバスケの授業があったようです。

しかし彼女はバスケのルールをまったく知らず、パスを受け取った直後、ゴール目掛けて走り出してしまいました。

これをみたラグビー部の顧問に「ラグビーをやってみないか?」と言われたのがきっかけのようです。

彼女が通っていた東京高は陸上だけでなくラグビーも名門でした。

人生は何が起きるか分からないということを思い知らされるワンシーンですね。

女子の注目選手③ ミカエラ・ブライド(ニュージーランド)

Black Ferns(ブラックファーンズ)の愛称で崇められ、同時に恐れられるラグビー女子ニュージーランド代表。

ワールドラグビー女子セブンズシリーズにおいても圧倒的な優勝回数を誇っています。

リオ五輪ではオーストラリアに敗れ準優勝となった当時のニュージーランドにはいなかった選手が東京にやって来ます。

それが1995年生まれの若手ミカエラ・ブライド選手です。

セブンズ女子の女王(世界最優秀選手)

とてつもないスタミナと瞬足で、次々と、かつ楽々とトライを決めていき、相手の得点差を突き放します。

5ラウンドで37トライを記録するなど、常人には考えられないペースで得点を重ねていく彼女。

HSBC協賛ワールドラグビー最優秀女子セブンズ選手賞を、史上初の2年連続で受賞しました。

女子セブンズ界のクリロナやメッシと例えても過言ではないことでしょう。

ニュージーランドには、絶対に止められない選手がいるのです。

オマケ:よく話題になるあの選手は?

今回女子の注目選手には、「かわいすぎる」と話題になることもあるあの日本女子セブンズ選手をピックアップしていません。

それが桑井亜乃(くわいあの)選手

男子であれば五郎丸選手、女子であれば桑井選手がネット上では美男美女としてヒットします。

現在は代表メンバーとして招集されていませんが、応援には行っているようです。

代表復帰に期待したいところですね!

15人制ではなく7人制である理由は?

さて、2019年にも開催されるラグビーW杯など、一般的な「ラグビー」といわれれば15人制の印象がありませんか?

それにも関わらず五輪では7人制が採用されました。

理由は様々あるといわれていますが、その中のいくつかを15人制のルールと異なる点とあわせてご紹介いたしましょう。

コンパクトな運営

第一に「コンパクトさ」。特に「時間」に関しては15人制と大きく異なります。

15人制は40分ハーフの80分でハーフタイムが15分程度とかなり時間がかかります。

五輪では様々なスポーツが開催されますので、このルールだと五輪開催期間中に全試合が消化できません。

一方で7人制は7分ハーフの14分でハーフタイムが2分とコンパクトにまとめられています。

もちろん、時間が短い分シンビン(イエローカード)も2分(15人制は10分)と短縮されています。

円滑に試合を進められるということは五輪にとって大きな魅力となるわけですね。

誰もが楽しめる

第二に「躍動感」。15人制は8人のスクラムなのに対して、7人制は3人です。

「動かない緊張感ある試合」ではなく、むしろ「ボールを持って走る躍動感ある試合」となる可能性が高いということですね。

また、15人制と同じ大きさのフィールドで7人ずつの選手が対決するわけですから、密集プレイが減ってタックルよりステップが目立ちます。

怪我が少ないというメリットもあり、大番狂わせも起こりやすいゲーム形式なのが7人制の醍醐味。

スター選手も目立ち、初心者でも何が起こっているのかがより理解しやすいので気軽に観戦できます。

これらからも分かるように、サッカーとフットサルが違うのと同じで、15人制と7人制とではまったく異なる競技になるのです。

華やかさ

第三に「エンターテイメント性」

静かに観戦する15人制とは異なり、試合中には音楽が鳴り、ファンやサポーターの衣装も華やか!

「スポーツの祭典」ともいわれる五輪にピッタリな雰囲気が、威厳を保ちながらもスタジアム全体として出るのです。

頑張れ、ニッポン!盛り上がれ、ラグビー!

いかがだったでしょうか?

リオ五輪では4位という素晴らしい結果を残した男子日本代表、そして着実に力をつけている女子日本代表。

東京五輪ではホームの歓声をバックに受けて、さらなる活躍を期待したいですね!

この記事によって、少しでも7人制ラグビーに対する理解やドキドキ感を味わっていただけましたら光栄でございます。

最後までご覧いただきまして、誠にありがとうございました!

  

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