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【オリンピック/ゴルフ】東京2020で注目の出場選手を予想!日本からは何名が出場予定?松山英樹は初出場なるか

 

前回のリオデジャネイロ大会で、112年ぶりにオリンピック競技として復活したゴルフ(女子は初のオリンピック参加)。  

ゴルフの世界では、「全英オープン」・「全米オープン」・「全米プロゴルフ選手権」・「マスターズ・トーナメント」の4大会がメジャータイトルとして有名ですが、世界の注目度が高いオリンピックゴルフ競技にも4大タイトル並の注目が集まることが予想されます。 

リオデジャネイロ大会に続き盛り上がりが期待される2020年の東京大会では、一体どの選手に注目するべきでしょうか? 

ここでは、主に日本人選手について、出場選手の予想などを語っていきます。   

東京大会では何人の選手が参加できる? 

そもそも、オリンピックには何人の選手が出場でき、その条件とはどのようなものなのでしょうか? 

まずは、その条件を確認していきたいと思います。 

五輪ゴルフの出場レギュレーションについて

2020年東京大会の出場資格は、国際ゴルフ連盟(IGF)が発表する「オリンピックゴルフランキング」によって決定します。

このランキング2018年7月~2020年6月の間の世界ランキングを元に算出されるランキングで、その順位に下記の条件を加味して出場選手が選考されることになります。 

①男子は2020年6月23日時点、女子は2020年6月30日時点のオリンピックゴルフランキング上位15位までの選手で、各国最大4名まで。
②16位以下については、1カ国2名(15位以内の有資格者も含む)を上限とする。

※ただし、(中略)男女各出場人数の60名は変わらない。

https://www.lpga.or.jp/news/info/29566

上記の条件を考慮して、どの選手が東京大会出場に近いのかをチェックしていきましょう。 

オリンピックゴルフランキングに関して

なお、本来ならば現在の「オリンピックゴルフランキング」を参考にするところですが、同ランキングは集計が始まってからの期間が短く、2019年3月現在では上位に載っていない有力選手も数多くいます。 

そのため、これから紹介する選手の順位は、男子の「世界ゴルフランキング」と女子の「ロレックス女子ゴルフ世界ランキング」を参考にしていることをご了承ください。(特に記載のない場合、2019年3月5日現在の順位) 

日本人選手の出場できる人数は?

世界ランキングにおいて、日本人最高順位は男子が松山英樹の27位、女子は畑岡奈紗の6位です。 

また、15位以内の日本人選手は女子の畑岡奈紗ただ1人ですので、先述した条件を考えると東京大会に参加できる日本人選手は男女ともに2名だと考えられます。  

五輪出場への近道! JOC認定オリンピック強化指定選手について 

JOC認定オリンピック強化指定選手とは?

東京大会出場に近い日本人選手を語る際に重要となるのが、日本オリンピック委員会(JOC)が指定する「JOC認定オリンピック強化指定選手」。   

JOCによれば、「その自覚を促すとともに効果的な強化活動の展開を図ることを目的とする」ための制度であり、指名された選手には様々な支援が与えられます。 

強化指定選手の効果的な強化活動の展開を図るため、下記の事業を実施する。

1)強化指定選手の日常の健康と体力を管理するため、定期的に健康診断・体力測定等を実施する。

2)強化指定選手の強化活動に必要な助言、指導を与えるためのコーチングスタッフ、マネジメントスタッフ、情報・戦略スタッフ、医・科学スタッフの強化スタッフを当該競技団体に配置する。

https://www.joc.or.jp/training/goldplan/athlete_program.html

ゴルフ競技の強化指定選手は、男子・女子ともに申請のあった選手の中から世界ランキングの上位8名までが選出されています。 

2019年度のゴルフ競技の強化指定選手リスト

2019年度のゴルフ競技の強化指定選手は下記の通りで、ここに選ばれた選手はオリンピック出場に近い位置にいる選手と言えるでしょう。   

まずは男子の強化指定選手リストはこちらです。

【男子】 

松山英樹小平智今平周吾稲森佑貴時松隆光秋吉翔太宮里優作星野陸也

http://www.jga.or.jp/wp-content/uploads/2019/01/JOC男子認定選手一覧.pdf

続いて、女子の強化指定選手は下記の8名です。

【女子】 

 鈴木愛比嘉真美子・成田美寿々・小祝さくら・上田桃子・菊地絵理香・松田鈴英 

http://www.jga.or.jp/wp-content/uploads/2019/01/JOC女子認定選手一覧.pdf

それでは、この強化指定選手の中から注目すべき選手を紹介していきます。 

日本人男子注目選手 

2019年度の強化指定選手の中で注目すべき選手をピックアップします。

松山英樹 日本男子ナンバー1の実力者

前回のリオデジャネイロ大会は、現地の衛生状態などを理由に出場を辞退した松山英樹。 

2019年も日本人男子としては世界ランキングトップ(27位)であり、オリンピック出場にもっとも近い位置にいる選手といえます。   

前回大会当時は世界ランキングトップ10の常連であり、メダルの期待も高かっただけに、本人としても悔しい思いをしたに違いありません。 

今回は地元・日本での開催ということもあり、出場への障害はないでしょう。   

米国メジャーでの優勝経験などの実績も、他の日本人選手とは段違いの松山英樹。

前回の悔しい思いを胸に、メダル獲得へ全力で挑むことが期待されます 。

稲森佑貴・星野陸也 期待の若手は五輪出場なるか?

20代前半の若手ながら、2019年度に初めて強化指定選手に選ばれたのが、稲森佑貴(118位)と星野陸也(169位)です。  

小柄な体ながら正確なドライバーで勝負する稲森佑貴と、恵まれた体格を活かしたパワーが持ち味の星野陸也という、対照的な特徴を持っている2人。 

まだまだ経験不足な感も否めませんが、稲森佑貴は2018年に、星野陸也は2017年にツアー初優勝を飾るなど、勢いなら他の強化指定選手には負けないものがあるでしょう。 

また、オリンピック出場を経験することで、その後のさらなる活躍への期待が高まります。 

宮里優作 「遅咲きの花」の出場は?

2018年にはマスターズにも出場するなど、近年になってとても充実したゴルフをしているのが、ベテラン宮里優作 

世界ランキングは日本人選手の中で10番目の168位と、出場に向けては少し厳しいものがありますが、33歳でツアー初優勝を挙げるなど「遅咲きの花」として有名な選手です。

それだけに、今後の活躍によってはオリンピックへの出場権を手にすることも夢ではないかもしれません。 

日本人女子注目選手 

2019年度の強化指定選手の中で注目すべき選手はこちらです。

畑岡奈紗 メダル獲得の期待もかかる日本女子のエース

アマチュア時代から活躍し、日本女子プロゴルフツアー公式戦最年少優勝記録を果たすなど、弱冠20歳ながら日本女子のエースとして君臨しているのが、畑岡奈紗です。   

2018年には米国ツアーへと主戦場を移し、2度のタイトルを獲得するなど、他の日本女子選手を寄せ付けない実力を発揮しています。 

もちろん、日本女子の中では世界ランキングは最上位(6位)となっており、オリンピック出場はほぼ確実でしょう。   

     
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