世界で最も速く3階級制覇を成し遂げた日本人ボクサーである井岡一翔選手はもちろん鍛え上げた筋肉が魅力です。
一度現役を引退したものの2018年に現役復帰し、4階級制覇を目指す井岡一翔選手のトレーニング方法と、筋肉を維持しながらウェイトをキープする食事方法についてもチェックしていきましょう。
井岡一翔選手は世界最速で3階級を制覇!
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井岡一翔選手の経歴やボクシングスタイルなどを見ていきましょう。
井岡一翔選手はサラブレッド家系
井岡一翔選手はボクシング一族の出身です。父親で指導者をしている井岡一法氏は元プロボクサーで所属していた井岡ジムの会長をしていました。現在では一翔選手は井岡ジムを離れ、Reason大貴ジムに所属しています。
また叔父の井岡弘樹氏は元世界チャンピオンとして2階級を制覇した経験があります。そんな家族・親族に囲まれている一翔選手がプロボクサーを目指したのは必然だったともいえます。
世界最速で3階級制覇&統一王者
学生時代はインターハイや国体で優勝を果たしましたが惜しくもオリンピック出場は果たせませんでした。そのため大学を中退してプロに転向し、プロデビューからわずか6戦目でWBCミニマム級チャンピオンに輝きます。
その後WBA・WBCの統一王者となりましたが返上してライトフライ級に転向します。WBAライトフライ級、同フライ級の王者になり、プロデビューからわずか18戦目で3階級を制覇しました。当時この記録は世界最速記録に認定されました。
井岡一翔選手のボクシングスタイル
井岡一翔選手のボクシングスタイルはいわゆる「ボクサーファイター」と呼ばれるものです。右利きのオーソドックススタイルで、ジャブのキレの良さやコンビネーションの多彩さなどが特徴です。
フットワークの良さも特徴で、ディフェンス力の高さも相手との距離感やポジショニングなどによる部分が特徴です。
井岡一翔選手のトレーニングメニューを徹底研究!
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井岡一翔選手は復帰にあたり、かなりフィジカルを強化しています。
最初はミニマム級からスタートした井岡選手は階級を上げるたびにフィジカルをアップして望んでいますが、特に現役復帰後にスーパーフライ級になる際には最初のミニマム級から4.5kg程度の体重増が必要です。
その分を筋肉に転化すれば相当のフィジカルアップにつながっています。実際にどのようなトレーニングメニューをこなしているのかを見ていきましょう。
ディフェンス力を上げるための腹筋トレーニング
ボクシングで最もディフェンス力を上げやすく、それでいてダメージを受けると蓄積しやすい部分はボディです。そのため強靭な腹筋を作り上げるための腹筋トレーニングを多く採用しています。
井岡選手はシットアップベンチを使用した腹筋ではなく、リングの端を使って背中が浮いた状態でシットアップを行い、負荷をかけています。また単純な腹筋運動にひねりを加えることを意識し、サイドもしっかりと鍛えることを考えています。
背筋を鍛えてパンチ力アップ
井岡選手はサンドバッグ打ちをメインにして実際にパンチをするときに使う背筋を鍛えています。その他にもプッシュアップを行ったり、デッドリフトなどダンベルやバーベルを使ったトレーニングも行っているようです。
フットワーク
筋肉をつけて体を重くするのではなく、引き締めながら筋持久力を高めるトレーニングを行っています。
スクワットやデッドリフトで大臀筋やハムストリング、ふくらはぎなどに負荷をかけたり、アジリティートレーニングを行って軽やかなフットワークに磨きをかけています。
加圧トレーニングなども採用している
ジムでのトレーニングはもちろんですが、体のアライメントを整えるためにパーソナルトレーニングも行っています。加圧トレーニングやボディアライメントを調整するためのリアラインエクササイズなどでコンディショニングとトレーニングを行っています。
パンチ力を上げるための筋力トレーニングを徹底研究
パンチ力を上げるための筋力トレーニングをご紹介します。実際に井岡一翔選手が行っているスクワット・デッドリフト・プッシュアップ・シットアップの4種類のトレーニングでバランスよく強化しましょう。