タックするラグビー選手

ラグビーのタックルの種類やコツを徹底解説!タックルに必要なラガーマンの能力とは?危険な違反タックルについてもチェック!

 

ラグビーの見どころの一つがデフェンスプレイである「タックル」です。ボールを持った相手選手の前進を阻止するためにもラガーマンには有効なタックルを成功させる能力が必要となります。

タックルを行うラガーマンは身体能力はもちろんのこと、相手の動きを洞察しタックルするタイミングを見極めるテクニックやコツも身に付けていなければなりません。

そこで今回はラグビーのタックルの種類やコツを徹底解説します。タックルに必要なラガーマンの能力危険な違法タックルについてもチェックしていきます。

タックルの種類

タックルといってもラグビーのタックルにはアプローチの仕方が異なるいくつかのタックルがあります。

4種類のタックル

ラグビーの練習

ラグビーでは主に次の4種類のタックルで相手チームのトライを阻止することになります。ボールを保持しているプレイヤーの状況を瞬時に読み取り適したタックルを仕掛けます。

  • フロントタックル
  • サイドタックル
  • リアタックル
  • スマザータックル

全てのタックルに共通する基本

タックルには4種類のタックルがありますが、どのタックルにも共通する基本があります。それぞれのタックルのコツを覚える前にタックルの基本を把握しておきましょう。

タックルの最も重要な要素:低い姿勢

ラグビーゲーム

タックルは正しい姿勢でなければ有効なタックルをすることができません。タックルに入る姿勢が間違っていると相手を倒すことはできず、場合によってはケガを引き起こしてしまいます。

基本的には「低い姿勢」から入るタックルが正しいタックルの姿勢とされています。特にボールを持っている相手が自分より体格が大きい場合、低い体勢からタックルした方が成功率が高くなります。

腰から下に向けて相手の懐に低い姿勢で入り込むことがタックルの基本となります。

見極めが肝心:タイミング

タックルするベストなタイミングを見極めることも有効なタックルを決めるために必要な要素です。タイミングが悪いと相手を倒すことはできません。

タックルのタイミングは以下の点が重要となります。

  • ボールを持っている相手に頭を上げて入り込むタイミング
  • 相手をしっかり腕で抱え込むバインドができており相手にずらされないタイミング
  • タックル後にすばやく立ち上がりボールを確保できるタイミング

タックルに入る位置:ポジショニング

タイミングと同様に大切なことがポジショニングです。ポジショニングはタックルの際に入る足の位置を決めることで、倒す相手の状況によってその位置を瞬時に判断する必要があります。

タックルは基本的に相手の腰から下を狙って入っていきますが、スピードのある相手選手を制するにはすねや足首のように低い場所へ入り込めるポジショニングを取る方が効果的です。

またポジショニングは相手の体格によっても入る位置を変える必要があります。身長が高い選手の場合、膝に向かってタックルを入れてしまうと顔をキックされてしまう可能性があります。

ポジショニングとタイミングが合えば相手を倒す有効なタックルを決めることができます。

それぞれのタックルのやり方とコツ

タックルは「一発で決める」ことが非常に重要ですが、それぞれのタックルはやり方やコツが異なります。

フロントタックル

タックルの基本といえる正面から相手にぶつかるタックルを「フロントタックル」といいます。

ボールを持った相手プレイヤーに対して俊敏な方向転換ができるよう膝を軽く曲げて待ち構えます。ぶつかる際に頭部を右または左に傾け、相手プレイヤーの太ももあたりに向かって肩から入っていきます。

すぐに相手の両太ももからひざ裏を抱え込み、両腕を手前に引き寄せて前進すると相手プレイヤーのバランスを崩すことができます。

サイドタックル

サイドタックルは基本的にはフロントタックルと同じ姿勢ですが、タックルを仕掛ける位置が異なります。フロントタックルは正面から入りますがサイドタックルは横から入ります

サイドタックルはボールを持った相手選手に向かって手を出すのではなく、肩から入ってタックルすることが大切です。そして相手選手が逃げないよう両腕で太ももから下を抱えて締めていきます。

サイドタックルは体格のいい選手に効果があるタックルといえます。横からタックルする際に相手の視覚に入らない角度から仕掛けることがサイドタックルのコツです。

リアタックル

ラグビー トライ

リアタックルは相手の後ろからタックルする方法です。リアタックルは相手にぶつかって抱え込むというよりも、くるぶしを掴んだり足をはたいたりしてバランスを崩し躓かせることができれば成功といえます。

プレイの流れでフロントタックルやサイドタックルで追い詰めることができなかった場合、ダイビングで後ろから触ることで相手プレイヤーのバランスを崩すことができます。

スマザータックル

低い体勢からタックルできない状況の場合に有効なタックルがスマザータックルです。スマザータックルは上半身を狙って行うタックルです。

上半身を狙いますが肩の線から上へのタックルは危険な違法タックルとなります。

スマザータックルで意識しておきたいコツは相手を「ひねって倒す」ということです。スマザータックルの目的は相手をひねって倒し腕からボールを落とすことです。

上手くひねって倒すには相手の身体を抱える際にできるだけ密着することが大切です。また上半身と腕を一緒に抱えると相手の腕からボールを落としやすく相手側のパスを防ぐことができます。

タックルする際の注意点

タックルを行うにあたり注意しなければならない点がいくつかあります。

まずタックルは中途半端な動きで行っても意味がありません。相手プレイヤーの懐に肩から突入し、しっかりと身体を密着させなければ有効なタックルをすることはできません。

手で相手に飛び込むのではなく「タックルは肩から」を守ることが大切です。

     
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