陸上

大迫傑の筋肉トレーニング方法を紹介!どんな練習で鍛えている?ランナーに必要な体重や食事の管理方法もチェックしよう

 

大迫傑選手は、2018年10月7日にシカゴマラソンにて2時間5分50秒の日本記録を樹立しました。

それにより日本実業団陸上競技連合より報奨金1億円を手にし、一躍マラソン界での注目選手となりました。

この時の記録は日本人初の2時間5分台という素晴らしいもので、1991年生まれの大迫選手は記録樹立時に27歳という決して若くはない年齢でした。

大迫選手はなぜこのような素晴らしい記録を樹立することが出来たのでしょうか。

大迫選手のトレーニング方法食事内容から、ランナーにとって必要な体重や食事の管理方法をご紹介したいと思います。

3回目のマラソン挑戦で日本記録樹立

大迫選手は、2014年に3000m(7分40秒09)2015年に5000m(13分08秒40)と長距離界でも日本記録を樹立しています。

しかし、大迫選手のマラソンへの挑戦は決して早くはなく26歳でのことでした。

初マラソンは2017年4月17日のボストンマラソンで記録は2時間10分28秒でレース結果は3位表彰台。

2回目のレースは同年12月3日の福岡国際マラソンで日本人1位となる2時間07分19秒でゴール。

そして日本記録を樹立したシカゴマラソンは3回目のマラソンレースでのことでした。

初マラソンから約1年半で5分近くタイムを縮める驚異の強さには驚かされた方も多いと思います。

また福岡国際マラソンと比べると、前半は18秒速く、後半はなんと1分12秒も速いペースでした。

早稲田大学時代に箱根駅伝に出場し優勝に貢献

大迫選手は高校卒業後、早稲田大学に進学し箱根駅伝のメンバーとして1年次から活躍します。

2011年の第87回箱根駅伝では1年生でありながら第1区を任されました。1区序盤から他を引き離し独走状態となり、2位に54秒差をつけて区間賞を獲得しています。

実は大迫選手は駅伝に対してはそこまで積極的ではなく、トラック競技に重きを置いていた選手ではありましたが4年次にはキャプテンとしてチームを引っ張り、大幅に練習メニューやトレーニング内容を一新させました。

大きな転機となったアメリカ留学

陸上ランナー タイツ早稲田大学在学中にナイキ・オレゴン・プロジェクトを見学してから大迫選手のトレーニング方法が大きく変わったといわれています。

オレゴンプロジェクトとは

「ナイキ・オレゴン・プロジェクト」とは、2001年にアメリカ人の中長距離選手の強化を目的として2001年にナイキが設立した陸上強化チームの名称です。

チーム内では、世界選手権やオリンピックでメダル獲得が狙える選手である男女10名ほどがトレーニングを行っています。

中長距離界では強豪勢といわれているケニアやエチオピアなどの選手たちと競える選手の育成が目的であり、拠点は名称にもなっているアメリカ・オレゴン州ビーバートンにあるナイキ本社です。

チーム内でアメリカ人以外の選手はたった3人だけ在籍しており、その中の唯一のアジア人メンバーが大迫選手なのです。

大迫選手は2015年春から加入しており、その時期から長距離での好記録が目立つようになっているのがわかります。

オレゴンプロジェクトでのトレーニング内容

トレーナーが男性を鼓舞しているオレゴン・プロジェクトはトレーニングに関しては「シークレット」を貫いており、誰からも語られることはなく情報は出回っていません。

しかしながら大学時代にこのオレゴンプロジェクトに参加してからの大迫選手のトレーニングにはマシンによる筋力トレーニングが取り入れられるようになったといわれています。

大迫選手のトレーニング内容

オレゴンプロジェクトに参加している大迫選手のトレーニング内容は謎に包まれたものが多いですが、Instagramでは度々トレーニングの様子を伺うことが出来ます。

なかでも大迫選手も取り入れているウェイトトレーニングについてですが、長距離を走る選手にとってウェイトトレーニングのコントロールはビギナーにとっては取り入れるのはなかなか難しいものでもありますよね。

ウェイトトレーニングの必要性

ランナーの中にはウェイトトレーニングは必要ないと考えている方もいるのが現状です。

理由としては「身体が重くなる」「余計な筋肉で動きが悪くなる」などです。

しかし、これは間違ったイメージであり正しく筋力トレーニングを取り入れることでマラソンのパフォーマンスを格段にアップさせてくれます。

世界的にみると多くのトップ選手が取り入れており、スピードアップには欠かせないトレーニングであると考えられています。

フォアフット走行

また近年注目を集めているフォアフット走行とは大迫選手のランニングフォームでもあり、つま先着地を意味します。

つま先着地をすることにより、かかと着地に比べて膝などにかかる負担を減らし、地面反力を最大限生かし次の1歩へと踏み出すことができる走り方です。

この走り方はアフリカの選手勢に多く見られ、いきなり取り入れようとすると怪我へとつながるため下腿部のしっかりとした筋力トレーニングが必要です。

ランナー向けのウェイトトレーニング

大迫選手の動画を見てもわかるように、下腿部と上半身をウェイトトレーニングでしっかりと鍛えています。

この下腿部上半身を効率的に鍛えるウェイトトレーニングをそれぞれ紹介したいと思います。

バーベルスクワット

バーベルスクワットでは大腿四頭筋、下腿三頭筋、ハムストリングと効率よく筋肉を鍛えることが出来ます。

また同時にランナーが走るときの姿勢をキープするときに使う腹直筋も鍛えられるので、ぜひトレーニングに取り入れることをお勧めします。

     
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