西田有志選手はパワフルなジャンプから生み出されるサーブやスパイクを武器として大活躍している選手です。
高校時代から体作りに取り組み、その筋肉が専門家のみならずメディアやファンからも大きく評価されています。
強烈なジャンプやスパイクなどを生み出すトレーニング方法や西田選手が行っているトレーニングの工夫などをご紹介します。
西田有志選手は世界屈指のサーバー!
西田有志選手は日本国内のみならず、世界屈指のサーバーとして知られています。ですがその経歴は意外なものだといえるでしょう。
西田有志選手のプロフィールとプレーの特徴をチェックしていきます。
高校時代は全国大会に恵まれなかった
西田有志選手はご兄弟の影響で幼稚園のころからバレーボールを始めました。
地元の中学校に進学すると三重県の選抜チームに抜擢されるなど注目を集め、強豪校からもスカウトされていました。
ですが地元に愛着があったため、自宅から通いやすい高校に進学します。
高校では1度だけインターハイに出場しただけで、春高バレーの出場経験はありません。
高校時代にはU19日本代表に選出され、アジアユース選手権で優勝を果たしています。
全国経験の乏しい選手が代表に選ばれて大会で優勝するというのは珍しいケースだといえます。
高校生でVリーグデビュー!
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高校卒業後は愛知県をホームとする「ジェイテクトSTINGS」に入団することになります。
高校卒業前から高卒内定選手としてチームに合流し、卒業直前の2018年1月にVプレミアリーグの試合に初出場を果たします。
何とデビュー翌日からスタメン入りし、チーム最多得点も記録するという活躍をみせています。
ワールドカップのベストサーバーに選出
高校卒業と同時にチームへの正式入団を果たし、日本代表にも選出されました。
2019年にはワールドカップに出場してベストサーバー賞を2位に圧倒的な差をつけて受賞しています。
名実ともに世界のトップサーバーとして認められている選手だといえるでしょう。
なお、ワールドカップでは日本代表は全12チーム中4位でフィニッシュしています。
西田有志選手の武器を生み出す筋肉は
西田有志選手の武器は高いジャンプ力と、そこから生み出されるスパイクやサーブです。
どの筋肉を鍛えればよいのか知っておくとトレーニングの方向性が見えてきます。
パワフルなジャンプを生むための下半身
西田有志選手はジャンプ力が非常に大きな武器だと言えます。
身長は186cmとそれほど高くないですが、ジャンプしたときの最高到達点は346cmと2m級の選手にもひけをとりません。
西田選手は強いジャンプを生み出す太ももやふくらはぎの筋肉が非常に発達していることがわかります。
強烈なスパイクやサーブを生み出す上半身
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スパイクやサーブを生み出すためには腕の筋肉だけでなく強力な背筋・腹筋が必要です。
スパイク時には空中で背中を反るようにして打ち込むためのパワーを貯めます。
その際には背筋だけでなく強靭な腹筋も鍛えておかなければいけません。
長い滞空時間でもバランスを崩さない体幹
滞空時間を長く保つことができるポイントは空中でもバランスを崩さないことにあります。
ボディバランスを高めるためには体幹をしっかり鍛えなければなりません。
西田有志選手はどんなトレーニングをしているのか?
西田有志選手はどのようなトレーニングをしているのでしょうか?実際に行っている独自の工夫もご紹介します。
低酸素マスクをつけたトレーニング
低酸素マスクしてトレーニング死ぬ
— 西田 有志 (@volleyball1301) June 22, 2017
西田選手は「低酸素マスク」をつけてトレーニングを行っています。
酸素量を調節することで高地トレーニングと同様の効果を得ることができます。
標高900m程度の酸素量から標高5,000mを超える高地と変わらない酸素量まで調節できることもできるのが特徴です。
自分の無理のない負荷で行うとよいでしょう。