話題沸騰中のファンクショナルトレーニングは、老若男女問わず実践出来る画期的なトレーニングです。
トップアスリート達も取り入れており、スポーツ界では今や当たり前のトレーニング方法といえるでしょう。
大注目されているファンクショナルトレーニングのメリットや正しい方法を詳細に伝授していきます。
また初心者におすすめの種目にフォーカスを当てていくので、これからトレーニングを始める方は必見の内容です。
ファンクショナルトレーニングとは
話題のファンクショナルトレーニングは、ジムなどでも多く見かけるものです。
このトレーニングはどのようなものなのか、目的を知ることでトレーニングの効果も違ってくるのではないでしょうか。
機能性を高めるトレーニング方法
ファンクショナルトレーニングは特定の部位を強化するトレーニングではありません。
体全体の機能を向上させるトレーニングです。
元々人間は体に機能性を持っていますが、それを100%使えている人は少ないといえます。
運動能力を上げるには、体の機能性を底上げすることが基本となるのです。
アスリートならば、体のコントロール性が上がることでより高いパフォーマンスを目指すことが出来るでしょう。
また重い負荷をかけないので、初心者が取り組みやすいトレーニング方法ともいえます。
定義とされている内容がある
- 自然な自重でのトレーニング
- 関節の分離性を身に着ける
- 筋肉を連動させる(キネティックチェーン)
- 体の三面運動を理解する
- 力は吸収からの発揮
上記の5つの項目は、ファンクショナルトレーニングに置いて基本とされている項目です。
少々難しいように感じますが、連動した筋肉を動きの中で上手く使うことを目的としています。
上記した関節の分離性とは体を動かす上で、軸となる関節と動く関節を体で覚えるということです。
また体の三面運動とは、基本動作ともいえる前後左右、そして体を捩じる運動のことをさしています。
ファンクショナルトレーニングは、運動をおこなうための基礎作りともいえるのです。
ファンクショナルトレーニングの正しい方法
ファンクショナルトレーニングには、定まった内容はありませんが一般的に下記の流れでトレーニングをおこなっていきます。
- 姿勢の確認と調整
- トレーニング前のストレッチ
- コア中心のトレーニング
- バランス系のトレーニング
- 動的なトレーニング
- トレーニング後のストレッチ
自分の体の癖や歪みを感じ、意識を向けてから具体的なトレーニングに入ることがポイントです。
主に体幹(コア)とバランス力を上げ、それを生かして動的なトレーニングをおこなう流れとなります。
体を温め怪我を予防するためにも、初心者はこの基礎に沿ってトレーニングするといいでしょう。
ファンクショナルトレーニングのメリット
ファンクショナルトレーニングに取り組むとどのようなメリットがあるのでしょうか。
体幹力が上がる
ファンクショナルトレーニングは、体幹(コア)トレーニングといっても過言ではありません。
動きの基礎となる体幹力を向上させることで、大きな力を発揮することが出来ます。
またバランス力も大きく飛躍することでしょう。
怪我をしにくくなる
体の機能性を上げていくので、怪我を予防することにも繋がっていきます。
スポーツ時は勿論のこと、生活の中でバランスを崩すことも少なくなるのではないでしょうか。
ファンクショナルトレーニングが通常の筋肉トレーニングと違う点は、体がコントロールしやすくなる点です。
ふとした時に、自分の思うように体を動かせるということは大きなメリットといえるでしょう。
体の歪みが矯正される
体幹が鍛えられると同時に、体の筋肉のバランスが整うのもファンクショナルトレーニングの特徴です。
体の歪みが整いやすく、姿勢が良くなっていきます。
このことで重力に負けていた内臓も正しい位置へ引き上げられ、活発に活動してくれるのです。
姿勢が整うと血流も良くなるので、肩こりや腰痛といった日常生活における弊害も減っていきます。
そして何よりも見た目がスッと凛々しく、そして美しくなるのも嬉しい利点のひとつです。
効率よく体を動かせるようになる
体の機能性が上がると、無駄な力を使わずに体を動かせるようになります。
最小限の力で運動出来るようになるので、スタミナがついたと感じるでしょう。
持久力を必要とするスポーツをおこなう人にとって最大のメリットではないでしょうか。
ファンクショナルトレーニングにデメリットはあるのか?
いいこと尽くしのファンクショナルトレーニングですが、デメリットがないわけではありません。
それは、大きな筋肉を求める人には不向きなトレーニング方法だからです。
大きな筋肉を手にするにはある程度の重負荷が必要とされていますが、ファンクショナルトレーニングで重負荷は使用しません。
特化した部分の筋肉を鍛えたい、筋肉を肥大させたいという人には向かないトレーニングなのです。