それぞれの動作を意識して行うと、腹筋や背筋等の筋肉に負荷がかかっているのが分かるはずです。

ラジオ体操を継続して行えば腰回りの筋肉が適度に鍛えられ、ウエストラインを保つのに効果的です。

リアルタイムなら早起きの習慣がつく

ラジオ体操は毎朝6:30〜6:40に放送されます。

今やいつでもどこでもラジオ体操はできますが、もしリアルタイムで行うのであれば早起は必須。

毎日継続してラジオ体操を行えば早起きの習慣が身に付き、生活のリズムを整えることもできます。

ラジオ体操の構成

エクササイズする若々しい男女

誰でも知っているラジオ体操ですが、ここで今一度ラジオ体操の構成についておさらいしておきましょう。

ラジオ体操第1

  1. 伸びの運動
  2. 腕と足の運動
  3. 腕を回す運動
  4. 胸を反らす運動
  5. 体を横に曲げる運動
  6. 体を前後に曲げる運動
  7. 体をねじる運動
  8. 腕を上下に伸ばす運動
  9. 体を斜め下に曲げ、胸を反らす運動
  10. 体を回す運動
  11. 両足で飛ぶ運動
  12. 腕と足の運動
  13. 深呼吸

伸びの運動から始まり、徐々に動きの激しいものになっていくのにお気付きでしょうか。

最後に「腕と足の運動」に戻りクールダウンし、深呼吸で呼吸を整えて終わります。

ラジオ体操第2

  1. 全身をゆする運動
  2. 腕と足を曲げ伸ばす運動
  3. 腕を前から開き回す運動
  4. 胸を反らす運動
  5. 体を横に曲げる運動
  6. 体を前後に曲げる運動
  7. 体をねじる運動
  8. 片足飛びと駆け足・足踏み運動
  9. 体をねじり反らせて斜め下に曲げる運動
  10. 体を倒す運動
  11. 両足で飛ぶ運動
  12. 腕を振って足を曲げ伸ばす運動
  13. 深呼吸

ラジオ体操第1よりも第2の方がやや難易度が高いのはご存じの通りです。

それぞれのセクションが複雑な動きで構成され、ダイナミックになっていることに気付くでしょう。

また、ラジオ体操第1では2番目と12番目の動作が同じですが、ラジオ体操第2は異なっています。

最後は12番目の「腕を振って足を曲げ伸ばす運動」でクールダウンし、深呼吸で呼吸を整えて終わるという流れです。

効果を高めるコツ

寝起きのストレッチをする外国人女性

誰でもできるラジオ体操だからこそ、ただ行うのとコツを押さえて行うのでは効果に大きな差が生まれます。

最大限の効果を発揮させる為のコツを知っておきましょう。

呼吸が命

長時間行う有酸素運動は呼吸が大事です。意識して深く呼吸しながら行うことで代謝を向上させます。

ラジオ体操も有酸素運動といえます。

只型に沿って体を動かすだけでなく、全体を通して呼吸を意識しながら行うようにしましょう。

筋肉を意識する

簡単にできるラジオ体操ですが、体を大きく曲げたりした時に、筋肉に負荷がかかっているのが感じられるのではないでしょうか。

この際一つ一つの動きに対して、どこの筋肉に負荷がかかっているのかを意識して行うようにしましょう。

毎日継続して行えばラジオ体操でも十分なシェイプアップ効果を期待できます。

姿勢を意識する

常に姿勢を意識しながら行うことで、腹筋や背筋が意識され姿勢の矯正に効果的です。

姿勢を正すためには最初の伸びの運動の時に姿勢を正し、それを基本の姿勢とするのがコツです。

1つのパターンが終えた後できるだけ最初の直立姿勢に戻ることを意識しましょう。

そして次のパターンに移るという流れで行うと良いでしょう。

リズムに合わせて動く

ラジオ体操は伴奏に合わせることが重要です。何故なら、伴奏に合わせるには機敏に動かなければならないからです。

ラジオ体操といえど、特にリズミカルな部分は意識して動かないとリズムに乗り遅れてしまいます。

意識してリズムに合わせて動くことで心拍数を上げ、脂肪を燃焼させます。

ダイナミクスを付ける

ラジオ体操を通して行うと、動きに緩急があることに気付くのではないでしょうか。

特にラジオ体操第2ではそれが顕著に見られます。

呼吸を意識すると共に素早いところは素早く、ゆっくりなところはゆっくり大きく動作するようにしましょう。

素早い動作は筋肉を活発に動かす必要がある為脂肪燃焼に有効です。

逆に、ゆっくりした大きな動きはストレッチ効果が有り筋肉を柔軟にします。

注意点

腕のストレッチをする女性

ラジオ体操を行う際の注意点をご紹介します。

ラジオ体操のコツと同様に注意点を知っておけば効果を最大限にすることができるでしょう。

真剣に集中して行う

当然ながら真剣に行うことです。只決められた動作を淡々とこなしていくだけでは意味がありません。

呼吸に集中し、手や足の指先まで神経を尖らせて、使われている筋肉を意識しながら行うことは意外に集中力が必要になります。

最初から最後まで真剣に行うようにしましょう。

ラジオ体操第2まで終えた後は想像以上に心拍数が上がっていることと、体温が上がっていることに気が付くはずです。

継続して行う

全ての運動にいえることですが、続けることがとても重要です。ラジオ体操も継続して行うことが大事です。

ラジオ体操は有酸素運動ですから激しい運動ではありませんが、それなりのカロリーを消費します。

この小さな運動を定期的に続けることで、最終的に大きな効果を生むことができるのです。

出来れば朝の習慣として毎日行うのが良いでしょう。また、朝昼晩と行えば1日でかなりのカロリーが消費されることになります。

これを毎日続ければ驚くほどの効果が期待できるでしょう。何事も継続が大事なのです。

毎日の継続が効果を生む

ストレッチする女性

「小学生の時にやらされたもの」「会社の朝礼でやる」というイメージしかなければ「ラジオ体操=運動」とはならないかもしれません。

しかし一度ラジオ体操第1・第2を通して集中して行えばそのイメージは直ぐに覆ることでしょう。

そもそも、ラジオ体操は国民の健康の為と考えられたものです。真剣に継続して実施すれば効果が有るのは当然といえます。

ジムの会員費も払う必要はありません。

ラジオやスマホがあればいつでも、手軽にできる運動でダイエット効果も期待できるのがラジオ体操です。

まずは、1カ月程度継続して実施してみてはいかがでしょうか。想像以上の効果が期待できるはずです。

  

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