余談ですが、腹式呼吸は肺で行う胸式呼吸に比べリラックス効果が高いので、寝る前にもおすすめの呼吸法です。
鎖骨プッシュで老廃物を流す
息を吐きながら、首の付け根にある鎖骨のくぼみを親指以外の4本の指を使ってぐーっとゆっくり押していきます。
鎖骨リンパの流れをよくする
鎖骨を人差し指と中指で挟んで軽く押しながら肩から内側に流していきます。
肩付近に溜まった老廃物を鎖骨中央に流すようなイメージで行います。
マッサージをする際には肌を傷めることがないよう、強くしすぎないことがポイントです。
肌を滑りやすくするためにボディミルク等を使用してマッサージをするのもおすすめです。
この時、カモミール等のリラックス効果の高い香りを使うと一石二鳥ともいえるでしょう。
おすすめ時間帯
リンパの流れは夜、横になって寝ている時にもっともスムーズに流れています。
それは人間の身体が強い重力の影響を受けているためです。
どういうことかというと、水の入ったペットボトルをイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。
ペットボトルを立てていると、水は下に溜まっています。
リンパの中に含まれる老廃物も、起きている間は下に溜まりやすい傾向があります。足がむくむ現象はこのためです。
ペットボトルを横に倒すと、横に流れていきます。
リンパが重力の影響を受けにくいので、スムーズに流れやすくなっています。
この特性を活かし、夜寝る前にマッサージを行うことでより効果的にリンパの流れを良くすることが期待できます。
鎖骨マッサージの注意点
マッサージの向き
鎖骨リンパマッサージは流す向きが重要となります。必ず肩先から首の付け根に向かって鎖骨に沿って流しましょう。
逆に流してしまうとかえって老廃物の流れを悪化させてしまうことになる可能性もあるので、向きは意識してマッサージを行いましょう。
強く押しすぎない
リンパを刺激するときは、あまり強く押しすぎないようにしましょう。
痛気持ちいいくらいにとどめておくのがベストです。あまり強く押しすぎてしまうとこれも流れを悪くしてしまう原因になりかねません。
優しくいたわりながらゆっくりと押してあげましょう。
むくみがひどい時
ある程度のむくみを取るのにマッサージは効果的ですが、いつもよりむくんでいるかも?!と思う時には控えましょう。
身体のむくみは老廃物が溜まっているときだけのサインではない可能性もあります。
マッサージをしても改善が見られないときは別の病気のサインかもしれませんので、医療機関を受診することをおすすめします。
リンパの流れを知ろう!
そもそもリンパとは?
リンパという言葉を耳にしたことがあってもいったいどのようなものか馴染みがない方もいらっしゃるかもしれません。
血液も全身を流れていますが、リンパは血液よりさらに細い管の中を通っているもので、皮膚のすぐ下に流れています。
リンパの重要な役割
リンパは端的にいうと、全身を流れるネットワークのようなものです。
身体の各部位に溜まった老廃物をリンパの流れにのせ、体外に排出するという仕組みになっています。
体内の水分は血液にのって運ばれていますが、血液の流れに入ることができない小さな細菌や老廃物がリンパの流れにのって運ばれていきます。
つまり、リンパは体内の老廃物を除去するという大切な役割を担っているのです。
リンパとむくみの関係
リンパの流れが悪くなってしまう原因のひとつとして、「冷え」が挙げられます。
体内の温度が下がることによって血液やリンパの流れが滞り、水分が溜まることがあります。これがむくみの原因となっています。
筋肉を動かすことによってリンパの流れが活性化するため、長時間座りっぱなしだったり、同じ態勢でいる場合に足がむくんでしまうのはこれが原因なのです。
老廃物は重力によって身体の下のほうに溜まりやすい傾向がありますが、時には顔にもむくみとなって表れることがあります。
顔がむくむと血行不良によってくすみやしわの原因にもなりますので、リンパの流れを常に良くしておくことを意識するのが大切です。
デコルテ美人を目指そう
美しい鎖骨づくりはマッサージが決め手
美しい鎖骨を保つためにも、老廃物を溜め込まずにリンパの流れを良くすることがもっとも大切です。
日々のセルフケアで健康と美しさの両方を手に入れましょう。
効果的なタイミングや正しいマッサージ方法で左右対称の鎖骨づくりを意識してみましょう。
手を前に伸ばしたとき、鎖骨のくぼみに指3本が入るかどうかで理想的な鎖骨に近づいているかのチェックができますので、試してみてはいかがでしょうか。
美人は鎖骨から?!
オフショルダーやデコルテのあいたファッションはとても女性らしくて、色気が漂うもの。
せっかくオシャレに着こなすならキレイな鎖骨づくりを目指してみてはいかがでしょうか。
まずは今日寝る前からさっそくスタートしてみましょう!