また、早すぎる視点の移動は毛様体を疲弊させてしまいます。1秒間隔を目安にするようにしましょう。
両手を使うトレーニング方法
続いて親指だけでなく両手の10本の指を使うトレーニング方法をご紹介します。
親指のみのトレーニングよりピントを合わせる集中力が必要になる為やや難易度が高くなります。
10本指を使ったトレーニング①左右
目の左右の動きを鍛えるトレーニング方法です。
- 両手を真っ直ぐ伸ばし手を広げる(パーの状態)。
- 肩幅より少し大きく広げる
- 右の親指から左の親指、次に右の人差し指から左の人差し指という順に眼を動かしていく。
- 左の小指まで見たら、右の薬指から左の薬指の順番にさかのぼって左の親指まで見る。
- 3.4.を1セットとし2~3セット程度繰り返す。
5本の指全てが視界に入りますが、一本一本の指にしっかりピントを合わせるようにしましょう。
両手の間隔を肩幅よりも若干広く開けるのがコツです。
10本指を使ったトレーニング②斜め
上記のトレーニングの斜めのバージョンです。
- 上記左右のトレーニングの状態から更に少し両手の幅を広げる。
- 右手を目線の高さより上に、左手は目線の高さより下にする。
- 左右のトレーニング同様、右親指から左親指、左小指から左親指まで一本ずつ見ていく。
- 3.を1セットとし2~3セット繰り返す。
左右のトレーニングによりも距離が長くなる分やや負荷がかかります。早さよりも目のピントを確実に指に合わせることが大切です。
視力回復おすすめ本
視力回復の方法は指を使ったトレーニング以外にもあります。
自宅でもできる視力回復方法を紹介しているおすすめの本をご紹介します。
目は1分でよくなる!
中医学をベースに視力、緑内障、難聴回復の専門整体を行う日本リバースの院長である今野清志氏による著書。
本書では「目を悪くする一番の原因は酸素不足である」と説く今野氏による 7つの視力回復トレーニングを紹介。
「タッピング法(打圧法)・シェイク法・指圧法」等どれも自宅でできるエクササイズです。
目を温めれば視力はよくなる!
視力回復トレーニングの第一人者として著名な中川和宏氏による著書。
中川氏曰く近眼や老眼の原因は目の冷えであるとのこと。目の体操で目の冷えを解消し、視力を回復する方法を紹介しています。
氏は本書以外にも目に関する関連書を数冊出版。また、同氏は健康センター・ビジョンサロンの設立者でもあります。
見るだけで目がよくなるガボールパッチ
眼科医である林田康隆氏による著書で「ガボールパッチ」を使用した視力回復術を紹介しています。
ガボールパッチとはイギリスの物理学者デニス・ガボール博士によって考案されたぼけた縞模様のこと。
デニス・ガボール博士はホログラフィーの発明によってノーベル物理学賞を受賞したことで有名です。
林田康隆氏はこのガボールパッチを見ることで脳で見る力(脳内視力)を高めることができ、視力回復につながると説いています。
アプリで視力回復
昨今スマホがあれば何でもできるようになってきています。今回のテーマ視力回復もその一つ。
スマホが視力低下の原因になるというイメージがある方には少し違和感を感じるかもしれません。
しかし、先述のようにスマホを見ること自体が原因になるわけではない為、正しく利用できればそれなりの効果が期待できます。
ここではおすすめの視力回復アプリを紹介します。
視力ケア アイトレ3D
目を休めるのではなく目を鍛えることで視力回復を図るアプリです。
砂嵐のように見える平面画像をしばらく見つめていると、立体画が見えてくる「ステレオグラム」を使用したトレーニングを採用。
集中して見つめることで衰えた目の筋肉(毛様体)を鍛え直すことができます。
スマホ老眼クリニック
ゲーム感覚で視力回復トレーニングができるのが面白い「スマホ老眼クリニック」。
眼球運動による視力回復を図るアプリで6種類のトレーニングから選ぶことができます。
トレーニング結果が分かりやすいのもこのアプリの特徴です。
メノコト365
目の健康に関する情報を提供してくれるのがこのアプリの特徴。
目のエクササイズのみならず、目に関する記事や更には目の健康に良いレシピも紹介してくれます。
完全視力回復 – リカバリーアイ
「アイトレ3D」と同じく立体視画像を利用した視力回復アプリ。
使い方はとてもシンプルで、アプリを起動して横に並んだ2枚の絵を見るだけです。
使用されているヨーロッパの美しい風景画像が癒し効果も与えてくれる一石二鳥のアプリです。
今からでも視力回復は可能
眼鏡やコンタクトレンズがあれば、視力が悪くても特に困るという事はないかもしれません。
しかしながら、できれば裸眼で過ごしたいという方も少なくないのではないでしょうか。
今回紹介した方法は誰でも簡単に取り組める方法です。
もちろん手術をするほどの結果は期待できませんが、少しでも視力が回復すればより快適に日常を過ごせるはず。
まずは一度視力回復トレーニングを試してみてはいかがでしょうか。