あなたは泳げますか?
全くの金槌、全然泳げない、という方はスクールに通うなりするのが先決ですが、「泳げるんだけど25mが限界」或いは「全然スピードが出ない」といった、泳げなくはないのだけど、得意ではないという方は意外に多いのではないでしょうか。
我流でフォームが正しいのかわからない、息継ぎが上手く出来ない等々、「泳ぎ方」に上手く泳げない原因を求めがちですが、実は結構な割合で「体力や筋力が足りないから泳げない」方が多いのです。
トレーニングに水泳を組み込んでいる人は多い
実際、プールが併設されているジムは多いですし、水泳を筋力トレーニングやダイエットに組み入れている方は多い筈。スポーツ選手の中でも、特に美しいボディを持っている水泳選手の見事な体つきに憧れる人も多いでしょう。
もちろん、アスリートレベルまで行く、というのは無理だとしてもスムーズに泳げれば気持ちが良いですし、健康的な身体づくりという意味でもプラス面が大きいです。
上手に水泳をこなせるようになるためのトレーニングをチェックしたいところです。
筋トレで泳ぐ能力を維持するために
「水泳は自転車の運転と同じ、一度覚えたら忘れない」と言う方も多いですが、感覚を失わないためには週一、体力を維持するためには週二回、プールで泳ぐ必要があります。
一般の社会人ではなかなか大変なスケジュールです。家などで実施出来る筋トレなどで補完したいですね。
ただ、闇雲に筋トレをすれば良い、ということでもありません。
「持久力がないからマラソンだ」と言ってランニングしている方もいるかもしれませんが、水泳に関しては効果があまり期待出来ないどころか、逆に悪影響を及ぼす可能性もあります。
水泳とトレーニングの連携を考える時に遅筋と速筋、有酸素運動と無酸素運動に関してある程度、理解しておく必要があります。
遅筋と速筋、有酸素運動と無酸素運動
遅筋と速筋について
まず遅筋と速筋の違いについて。
文字通り遅筋は持久力、長距離系の競技を得意としており、速筋はパワー系、短距離を得意としています。
古来から日本に住み続けている日本人は遅筋が多く、筋肉全体の中で70%を占めると言われています。
速筋を遅筋に変えていくことは比較的容易らしいのですが、遅筋を速筋に変えるのは難しく、速筋の割合が多いか少ないかは生まれつき決まっているそうです。
有酸素運動と無酸素運動について
次に有酸素運動と無酸素運動の違いについても考えてみましょう。
有酸素運動は読んで字のごとく、酸素を使って脂肪等のエネルギーを燃やし、運動することです。