できればソックスも通常のものよりランニング用を選ぶのが良いでしょう。
ランニング用のソックスは足型に合わせて作られており、走る際にズレが少ないのが特徴です。
ランニング用ソックスと合わせてランニングシューズを選ぶのがおすすめです。
マラソン・ランニングの走り方
マラソンのような長距離と100m走のような短距離では走り方が異なります。
マラソン・ランニングにおいてキーポイントとなるのは足の着地方法です。足の着地には3つのスタイルがあります。
そして重要なのは、着地スタイル毎に適したランニングシューズを選ぶ必要があるという点です。
ここからはマラソン・ランニングにおける3つのスタイルについて詳しく見ていきましょう。
着地方法が重要な理由
着地方法にはフォアフット(つま先)・ミッドフット(足裏全体)・ヒールストライク(かかと)の3種類があります。
そもそもなぜ着地方法が重要なのでしょうか。それは体型・足の形の違いにあります。
人それぞれ体型が異なるように、それぞれに合った走り方、つまり足の着地位置を変える必要があるのです。
自身の体型に合ったスタイルで走ることによって疲労を抑え、長時間走ることができるようになります。
また足への負担を軽くし膝や足首の怪我のリスクを軽減します。
フォアフット
フォアフットとは足のつま先から着地するフォームで、アフリカのマラソンランナーを中心に近年広まってきたスタイルです。
厚底シューズが最もフィットする走法ですが、本来は短距離走での足の着地方法です。
したがって、ふくらはぎや太ももなどに負担が集中するため強い下肢筋力を必要とします。
ビギナーにとっては高難易度のランニングスタイルといえるでしょう。
ミッドフット
足裏全体で着地する走法で、長距離走に適したスタイルです。
本来土踏まず持つ衝撃を吸収する機能をしっかりと発揮することができます。
重心の真下に足を着地させることで、体幹で衝撃を吸収する為、膝・足首の負担を軽減することができます。
足裏全体の着地に集中しすぎると、ランニングフォームを崩し、膝や足首などの故障の原因ともなる為注意が必要です。
ヒールストライク
ヒールストライクとはかかとから着地する方法で、通常の歩行やウォーキングはこのスタイルになります。
かかとから着地するとスピードをかかとでブロックしてしまうため、競技には向かないフォームです。
難易度は低い為、ビギナーはこのフォームから始めるのも一つの方法といえます。
おすすめシューズ10選
ここからはおすすめの厚底シューズ10選をそれぞれメーカー毎の特色をふまえてご紹介します。
シューズ選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
NIKE ズームヴェイパーフライネクスト4%
厚底シューズの元祖、ズームヴェイパーフライの後継モデルです。
より多くのエネルギーリターンを獲得する為、前足部で4mm、踵部で1mm厚さを増しています。
またズームXフォームが約15%増えた他、シューズデザインも大幅に変更されています。
New Balance ME420
クッション性に優れたACTEVAミッドソールを搭載。長距離ランナーに多いミッドフットに対応したモデルです。
耐久性の高いラバーアウトソールは快適な履き心地を実現。スタイリッシュなデザインで様々なシーンに適応します。
幅広の4Eウィズでスクエア型の方にもおすすめです。
NIKE リニューラン
NIKEのリニューランは初心者の方におすすめ。クッション性に優れた柔らかいフォームは毎日のランニングを快適にしてくれます。
またリーズナブル価格でありながらも抜群の耐久性を誇ります。
NIKE ズーム フライ 3
ヴェイパーフライからヒントを得たという一足。
カーボンファイバー製プレートのパワーにより長距離マラソンも快適な走行を可能にするモデルです。
ASICS メタライド
アシックス独自のクッション素材であるGELクッションを採用。
シューズの重心をかかと寄りに配置し、バランスをとる為に走行時に前へ重心を運び続けやすくする機能を備えています。
少ない力でより長く快適に走ることができる画期的なランニングシューズです。
ASICS グライドライド
独自のソールユニット形状と、アシックスの最新技術を結集したメタライドから更に進化したモデル。
メタライドに迫る推進力をリーズナブルな価格で実現しています。
ホカ オネオネ クリフトン6
2009年の創業以来、同社を代表するモデルとなっているクリフトンシリーズ。
極厚ミッドソールによる極上のクッション性と推進力が特徴。長年世界中からの注目を集めてきました。
シリーズ6作目となるクリフトン6はアッパーのフィット感がさらにアップ。
その他グリップ性と耐久性が向上したアウトソールが魅力の一足となっています。
On クラウドストラトス
Onは世界で最も成長率が高いと注目されているスイスのメーカー。
独自のクッショニングテクノロジー「クラウドテック」による自然な着地感と力強い反発性能が魅力です。
クラウドストラトスは、2層のクラウドテックを採用した初のモデル。
衝撃吸収と反発性能を向上させるとともに、高レベルの安定性をキープすることを可能にしています。
超長距離を走るランナーにも対応できるモデルです。
New Balance フューエルセル レベル
ニューバランスのフューエルセルシリーズは、世界中のランナーから高評価を得ているモデルです。
フューエルセルとは高反発素材のこと。前足部に搭載されたこの機能により弾むような推進力を発揮します。
前出のモデル「5280」はプロフェッショナル向けでしたが、レベルはより一般向けにカスタマイズされています。
ミッドフットのフォームの方に特におすすめです。
NIKE ジョイライドランフライニット
数あるナイキの厚底シューズの中でも初心者から中級者におすすめのモデル。
ミッドソール内にビーズが詰め込まれており、ナイキ史上最も柔らかいクッショニングを実現。
走ることが楽しくなる一足です。おしゃれなデザインも魅力的です。
厚底シューズは走り方が重要
世界のトップアスリートも使用しており、今やトレンドともいえる厚底ランニングシューズ。
ですが誰でも履きこなせるというものでもありません。
前述のように厚底シューズの機能を最大限に引き出せるのはフォアフット走法です。
フォアフットのフォームはある程度の走る技術が必要でビギナーには不向きです。
つまり厚底シューズはある程度経験の有るランナー以上が履きこなせるシューズといえるでしょう。
しかしながら最近の厚底シューズは、ミッドフットに最適な厚底シューズや初心者向けのものも発売されています。
厚底シューズを選ぶにはランニングフォームとセットで考えることが重要です。