また後足部は真ん中が窪んでおり、両脇のピンクの部分は硬い素材を採用。

白とピンクの境目にはごく小さい突起物を配置。これにより横滑りを防止しています。

デザイン

その他ネクストにはフライニットからの以下の変更点が見られます。

  • かかと内側に小さなフォームを配置
  • シュータンの追加
  • 前足のグリップ性を改善

かかと部分にクッションを追加することで衝撃の吸収、ホールド感の強化を図っています。

またジョフリー・キルイエリウド・キプチョゲモー・ファラーに用いていた特注のトラクションパターンを採用。

前足のグリップ性を改善し湿路でのシューズの性能を向上させています。

耐久性

革命を起こしたヴェイパーフライ4%ですが、その構造故に耐久性には問題があるといわれていました。

ミッドソールに配置されたカーボンプレートの劣化により、フライニットは走行距離160kmが寿命とされています。

ネクストはその点も改良され、走行距離300kmまで走れるほど耐久性は向上しています。

サイズ感

女性、足、シューズ

フライニットとネクストではややサイズ感が異なると感じるかもしれません。それはそれぞれの素材の違いによるものです。

フライニットは伸縮性がありややタイトな作りになっています。

ヴェイパーウィーヴを使用しているネクストはフライニットよりも伸縮性がありません。

フライニットと同サイズだとやや小さく感じるでしょう。

カラー

ネクストのカラーはフライニットより更にバリエーション豊かになっています。

2019年9月にネクストの新色「ピンクブラスト」と呼ばれる、ピンクカラーを発表。

マラソンや駅伝などでは多くのランナーがピンクのヴェイパーフライ4%ネクストを着用していました。

2019年12月にはエメラルドグリーンとオレンジの2色が配色されたモデル「EKIDEN PACK」が登場。

その名の通り、日本の駅伝ランナーからインスピレーションを得たモデル。

販売開始からあっという間にソールドアウトするほどの人気を集めています。

ヴェイパーフライに適した走り方

ランニング

スピードを出してくれるヴェイパーフライですが、必ずしも誰が履いても早く走れるというものではありません。

ヴェイパーフライの能力を発揮する為の適した走り方というものがあります。

ランニングには「フォアフット・ミッドフット・ヒールストライク」の3つのフォームがあります。

この内ヴェイパーフライに適した走り方はフォアフットです。以下にそれぞれの違いを説明します。

フォアフット

フォアフット走法とはつま先から着地する走り方で、ヴェイパーフライなどの厚底シューズに最も適した走り方です。

本来は短距離走で用いられる走法で、マラソンなどの長距離に用いるには技術を必要とし初心者やビギナーには不向きです。

ミッドフット

足裏全体で着地するのがミッドフットで、かつて長距離走の走り方として主流であった走法です。

土踏まずの本来の働きである、衝撃を吸収する機能を十分に発揮することができます。

昨今はミッドフットに適した厚底シューズも開発されています。

ヒールストライク

かかとで着地するのがヒールストライクで、軽めのジョギングやウォーキング、普段の歩行はこれに当たります。

スピードを求める競技には向かない走法ですが、初心者はヒールストライクから始めるのが良いでしょう。

初心者におすすめの選び方

ランナーの足

ランニングシューズは様々な種類があり、それらは本来走る目的やスタイルによって選別されるものです。

ここからはヴェイパーフライを含め、初心者の為のランニングシューズおすすめの選び方をご紹介します。

走り方で選ぶ

前述のように走るフォームで選ぶのはとても重要です。

フォアフットを用いる中級者以上であればヴェイパーフライがおすすめですが、初心者向けではありません。

無理してヴェイパーフライにする必要は無いでしょう。

ペガサス」「ズーム フライ」などナイキでは初心者向けの厚底シューズもあります。

足の形で選ぶ

足の形で選ぶのは初心者にはおすすめの方法です。なぜなら自分の足の形は誰でも分かるからです。

足の形には大きく分けて「エジプト型・スクエア型・ギリシャ型」の3つがあります。

日本人に一番多いのがエジプト型で、足は親指が最も長く、小指にかけてゆるやかな傾斜になっている型の足です。

このタイプはつま先部分に余裕のあるサイズを選ぶと良いでしょう。

人差し指が長く、親指よりも人差し指が飛び出たギリシャ型はある程度どのタイプのシューズにも適用します。

親指と他の指の長さがほぼ同じのスクエア型は、幅があるワイズサイズを選ぶと良いでしょう。

目的別に選ぶ

長距離・中距離・トレーニング用など目的別に選ぶのも1つの方法です。

前述のようにヴェイパーフライは一般のシューズと比べると耐久性に欠ける点があります。

その為プロの中にはヴェイパーフライは大会用、トレーニング用には下のモデルを使うという方もいるようです。

初心者にはクッション性の高いナイキのズームフライシリーズなどがおすすめです。

自分に合ったシューズを履こう

ランニングシューズ

ネクストの次のモデルであるアルファフライネクストも発表され、更なる進化を続けるナイキのヴェイパーフライ。

まさに世界の主流を作ったといえるヴェイパーフライですが、同時に履く人を選ぶシューズでもあるようです。

ですが何よりも重要なのは自分に合ったシューズを履くこと

ナイキは初心者にも対応したズームフライシリーズなども発表しています。

今回の記事を参考に自分に合ったシューズを探してみてはいかがでしょうか。

  

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