健康を気遣う人にとって塩分や糖質はチェックしておきたい項目です。
塩分量には気をつけよう
カニカマは万能な食材といいたい所ですが、塩分量に関しましては注意が必要な食べ物です。
というのも、塩分は100g当たり約2.2gと少々多めです。
とはいえ1本あたりの分量を計算すると約0.3gとなり、大量摂取をせず適量の本数でしたら問題はないでしょう。
ちなみに1日の塩分摂取量の目安は女性7g未満、男性8g未満となっています。
高血圧などで塩分制限がある人は、塩分量に気をつけながら摂取してください。
糖質少なめとはいい切れない
ダイエット時に気になる糖質ですが、100g当たり約9.2gと他の食材と比較して決して「糖質少なめ」とはいいきれないようです。
しかし白米100g当たりの糖質は37gとなるので、比較するものによっては少ないと判断出来るのかもしれません。
健康長寿に役立つ理由
カニカマは筋肉にいい食品として注目される一方で、健康長寿にもおすすめの食材であるといわれています。
消化がいいので負担が少ない
カニカマの形状は繊維状で、消化にいい食べ物といわれています。
加齢と共に消化に不安を持つ人も増えるものです。
消化不良を起こしてしまうと腸から有害な物質が発生し免疫力の低下につながってしまいます。
消化がいいというのは、意外な所で健康と繋がっているものです。
血糖値や血液の流れ
カニカマは血液の流れをよくするDHAやEPAを含み、更にビタミンB群のパンテトン酸も含有しています。
パンテトン酸は動脈硬化の予防効果が期待出来るものです。
また魚のすり身を使用していることに関して、血糖値の上昇を抑制すると発表されています。
抗酸化作用で体を老化させない
カニカマに含まれているビタミンEやビタミンCには、抗酸化作用が期待出来ます。
体に発生した活性酸素は細胞を衰えさせ、病気を引き起こすものです。
この活性酸素に対抗する力が抗酸化作用というわけで、細胞レベルで健康維持をさせてくれます。
カニカマには、体をサビさせない栄養素が含まれているというわけです。
カニカマおすすめレシピ
カニカマはおやつ感覚で手軽に食べることが出来る食材です。
しかし日々の食卓にプラスさせることで、もっとおいしく食べてはいかがでしょうか。
最後にカニカマを使用したおすすめのレシピをいくつか紹介致します。
定番は天津飯
カニカマ料理で人気が高いものといえば、定番の天津飯ではないでしょうか。
- 鍋に水250cc・醤油大さじ1・砂糖と酒小さじ1・酢小さじ1・オイスターソース小さじ1・鶏ガラスープ小さじ2を入れる
- 沸騰したら茹でたグリンピース適量と、水溶き片栗粉小さじ3を入れ餡を作る
- 熱したフライパンに、ほぐした卵4個とカニカマ4本をいれ軽く混ぜる
- ご飯の上に盛り付け、餡をのせて完成
上記は2人分の材料になっています。
カニカマの赤がちょうどいいアクセントになって、食欲をそそるのではないでしょうか。
餡にはグリンピース以外にもお好きな食材を入れ、お好みの味に仕上げてもいいでしょう。
また卵はいわずと知れた栄養素の塊です。
食物繊維とビタミンC以外の栄養素が全て入っているので、元気の源として是非食事に取り入れていきましょう。
簡単なカニカマの酢の物
酢は高血圧抑制効果もあるといわれ、また疲労回復にも効果的な食材です。
食事の副菜として一品あると便利な簡単レシピを紹介します。
- きゅうり1本を薄切れにし、塩2つかみ程入れ水分を出す
- 酢大さじ3・砂糖大さじ1・醤油少々を入れる
- ほぐしたカニカマ6本を入れゴマを適量かけて完成
さっぱりしていて食べやすいので、是非食事メニューに取り入れてみてください。
塩は指3本で軽く摘まむ程度がいいでしょう。
塩分を控えめにしたい人は食塩の量を調節して下さい。
またきゅうりにはカリウムが豊富に含まれており、不要な塩分を体外に逃がす働きをします。
塩分を気にする人におすすめしたい食材の一つです。
餃子カニカマ
おつまみに最適なカニカマのレシピを紹介します。
- ちくわを横に半分に切り、縦半分にしたカニカマを差し込む
- 餃子の皮でを包む
- 多めに油を引き焼いて完成
お好みでチーズを加えてもおいしく出来上がります。
使用する油は、オレイン酸の多いオリーブオイルや菜種油、キャノーラ油などがおすすめです。
オレイン酸の多い油は悪玉コレステロールを減少させる働きを持っています。
寿司風味のカニカマご飯
せっかくカニ風味のカニカマを使用するなら、お寿司風にアレンジしてみるのはいかがでしょう。
とても簡単なレシピなので、思いついたときにすぐ食べることが出来ます。
- ご飯に、かんたん酢大さじ3を入れ冷ましておく
- しそを5枚千切りにする
- 冷ましたご飯にしそ、しらす30g、カニカマ4本をのせ完成
しそにはβカロテンが豊富に含まれており、抗酸化作用があるのでカニカマとの合性もいいのではないでしょうか。
手軽で栄養満点の食材カニカマ
ちょっとしたおかず、というイメージのカニカマですがよく調べて見ると摂取したい栄養素が沢山詰まっていました。
筋肉維持や健康長寿の為におすすめしたい食材の一つといえます。
お弁当の色どりや普段の食事の席に、カニカマをプラスしてみてはいかがでしょう。