逆に人混みや電車・バス・エレベーターの中で行うのはあまり適していないといえるでしょう。
腹式呼吸ダイエットを道具を使って行う方法
腹式呼吸ダイエットは道具を使って行うこともできます。
風船を使って腹式呼吸をやってみよう
風船を使って腹式呼吸を行うのが最も手軽な方法でしょう。
大きく息を吸い、大きく息を吐いて風船を膨らませましょう。
そのときにも大きく肋骨が動いたり横隔膜が上下していることを意識するのがポイントです。
なお風船は何日も連続して使うと不衛生ですので、毎日交換するようにしましょう。
また風船を使って腹式呼吸の感覚がつかめたら、風船無しでもできるようになっているはずです。
腹式呼吸の練習用グッズを使ってみよう
ボイストレーニングなどに使われる腹式呼吸の練習用グッズを使うのもおすすめです。
上の写真の商品は口にくわえて呼吸をするだけで腹式呼吸を練習することができます。
腹式呼吸ダイエットはこんな人におすすめ!
腹式呼吸ダイエットはこんな人に特におすすめです。
ぽっこりお腹に悩んでいる人
特に下腹部がぽっこりしてしまっている人には腹式呼吸ダイエットがおすすめです。
腹式呼吸ダイエットでお腹のインナーマッスルを鍛えると、お腹が引き締まってぽっこりお腹を解消できます。
ストレスが溜まっている人
腹式呼吸ダイエットは副交感神経を優位にするため、リラックス効果があります。
ストレスが溜まっている人は常に交感神経が優位になっているため、腹式呼吸をして自律神経を整えましょう。
時間がなかなか取れない人
トレーニングをするようなまとまった時間が取れない人にも腹式呼吸ダイエットは最適です。
腹式呼吸ダイエットはいつでもできるという利点があるため、時間がない人でもほんの少しのすき間時間を使って行えます。
入浴中や就寝前でも大丈夫です。
姿勢が良くない人
姿勢が良くない人は一日に何度も腹式呼吸を行ってみてはどうでしょうか。
腹式呼吸は背中が丸まっているとうまくできません。
胸を開き、背筋を伸ばして腹式呼吸をする習慣をつけると、姿勢が少しずつ改善されます。
デスクワークが多い人も意識して腹式呼吸を取り入れてみましょう。
産後の引き締めにも最適
産後のお腹の引き締めにも腹式呼吸は最適です。
特に上の動画を見ながら、寝転がって楽な姿勢で行うとよいでしょう。
腹式呼吸ダイエットの注意点
腹式呼吸ダイエットを行う際は、以下のようなポイントに注意しておくとよいでしょう。
腹式呼吸を安全かつ効果的に行うために、ぜひ心がけて欲しいポイントを紹介します。
ただお腹をふくらませるだけではないので注意
腹式呼吸では、ただお腹をふくらませるだけではありません。
単純にお腹を前に突き出すようにふくらませるとお腹周りの筋肉がゆるむことがあり、逆効果になります。
必ず横隔膜や肋骨の動きに意識をしながら行ってください。
姿勢をよくすること!
寝ながら行えば自然と背筋が伸びますが、座ったり立ったりして行う場合は姿勢をよくすることを心がけてください。
背中が曲がっていると肋骨が動きにくくなり、肺に空気が入りにくくなります。
背中を反りすぎないように、頭のてっぺんを軽く上に引っ張られているようなイメージで軽く背筋を伸ばしましょう。
お腹のストレッチを行うと効果アップ
コブラストレッチなど、お腹のストレッチを行って筋肉をほぐしておくとよいでしょう。
動画のコブラストレッチは英語で説明がされていますので、簡単に以下でやり方を確認して行ってください。
- マットなどの上にうつ伏せになる。
- 肩のラインに手を置き、ゆっくりと上体を持ち上げる。
- 腰からではなく股関節から持ち上げるようなイメージにするのがポイント。
- 痛くない程度の高さまで上げたら30秒程度キープ。
- 腹筋が伸びていることを意識すること。
食事や適度な運動も心がけると効果倍増
腹式呼吸ダイエットはそれだけで劇的にダイエットできるというものではありません。
あくまで痩せやすい体を作るための基礎だと思って行いましょう。
そのため、暴飲暴食を避けたり栄養バランスの取れた食事をするようにしてください。
また適度な運動も大切です。
脂肪燃焼のための有酸素運動や、基礎代謝を上げるために筋トレで筋肉をつけるようにしましょう。
妊娠中の女性や体調が悪い方は無理に行わないこと
腹式呼吸は通常の呼吸(胸式呼吸)よりも内臓や肋骨などが動く呼吸法です。
そのため、妊娠中の女性は避けておいた方がよいでしょう。
ただし、ときどき深呼吸をする程度なら構いません。
体調が悪い方も念のために避けておいた方が安全です。
まとめ
腹式呼吸ダイエットは呼吸をするだけの簡単なダイエット方法です。
時間や場所を選ばず、道具も必要ありません。
ストレス解消・むくみや便通の改善といった健康への効果もあるため、健康法としてもぜひ日頃から行っていきましょう。