自宅にトレーニング用の広いスペースがある場合、このようなTバーロウマシンを使用しても良いでしょう。
Tバーロウ専用のステップやハンドルがついており、シャフトを用意する必要もありません。
価格が高くスペースをとることがデメリットです。
シャフトを固定できる自宅用の簡易プラットフォームを使用する
シャフトを固定できる簡易プラットフォームも市販されています。
バーベル用のプレートに差し込んで使用するタイプや壁や床にネジで固定するタイプなどがあります。
パワーラックが自宅にある場合はパワーラックに取り付けて固定するタイプが便利です。
28mmシャフトと50mmシャフトの使い方
バーベルシャフトには28mmのスタンダードシャフトと、スリーブが50mmのオリンピックシャフトがあります。
それぞれ取りつけられるプレートが異なるため注意が必要です。
Tバーロウのプラットフォームは商品によって50mmのシャフトのみ対応のものと28mmでも対応しているものがあります。
プラットフォームの対応サイズを確認し、自分のシャフトの太さに対応しているものを選びましょう。
またどちらのサイズでも対応可能なプラットフォームもあります。
ハンドルを使う場合
ハンドルはストレートバーとパラレルバーの2種類があります。
ストレートバーの方がより背中に負荷がかかるためおすすめです。
パラレルバーは取り付けやすく位置の調整がしやすいというメリットがあります。
フォームが安定するため、初心者はパラレルバーを使用するとよいでしょう。
Tバーロウを行う際の注意点
Tバーロウを行う際には安全性を高め、効率の良いトレーニングを行うことが大切です。
特に以下のポイントに注意しながら行いましょう。
正しいフォームで行う
動画でも紹介されていましたが、必ず正しいフォームで行いましょう。
背筋は曲げずにキープし、地面に対して30〜45度を保つようにします。
背中を立たせすぎたりお辞儀をするように曲げ過ぎたりすると、広背筋や僧帽筋に十分な負荷がかからなくなります。
また脇を締めてしっかりと斜め後ろに引くようにし、肩甲骨を締めるようにするのがポイントです。
反動を使わないようにする
反動を使わないようにすることもポイントです。
反動を使って上げ下げを行うと十分な負荷がかからないだけでなく、怪我や事故の原因になる場合があります。
スタートポジションからまっすぐに引き上げ、勢いよく降ろさないようにゆっくりと下げるようにしましょう。
パッド付きのTバーロウマシンを使う場合はパッドを押す反動を使わないように注意してください。
パッドで体がバウンドするようなやり方は正しくありません。
下半身はしっかり固定する
持ち上げるときにひざを使わないように注意しましょう。
ひざを伸ばしながら持ち上げると楽に上がりますが、それでは広背筋や僧帽筋のトレーニングにはなりません。
もちろん上半身を起き上がらせながら持ち上げるのもNGです。
背中はまっすぐにキープ!
背中はまっすぐにキープしますが、そのときに猫背になったり反りすぎたりしないようにしてください。
猫背のまま行うと腰に大きな負担がかかります。特に高重量で行う場合には腰を痛める恐れがあるので気をつけましょう。
また背筋をまっすぐにしようとするあまり背中を反ってしまわないように注意してください。
安全のためにベルトやパワーグリップを使ってもよい
高重量を持ち上げる場合は、安全のためベルトやパワーグリップなどを使うことも検討してください。
ベルトは腹圧をかけることでより大きな力を出すことができると同時に腰を守ることができます。
パワーグリップを使えばトレーニングによる握力の低下を気にせずに筋肉を追い込むことができます。
無理のない重量で行う
自分にとって無理のない範囲で、目的に合わせた重量で行いましょう。
筋肥大を目的とする場合は高重量でオールアップまで行います。
引き締めを目的とする場合は低重量で回数を多くするのがポイントです。
まとめ
Tバーロウはベントオーバーロウよりもフォームを作りやすく、集中的に背筋に負荷をかけられるトレーニングです。
マシンを使ったりシャフトを固定するプラットフォームを使えば、ジムでも自宅でも行うことができます。
正しいフォームと自分の目的に合わせた負荷で効率の良いトレーニングを行いましょう。