寝る前ストレッチのメリットは?
質の高い睡眠へ導くストレッチ
寝る前のストレッチにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
人間がアクティブに行動している時は、自律神経の一つである交感神経が活性化しています。
逆に睡眠を取る際には疲労やダメージを回復させるために副交感神経に切り替える必要があります。
ストレッチには交感神経から副交感神経への切り替え効果があり、寝る前にストレッチを行うことで安眠を期待出来ます。
寝不足で食欲が増す仕組み
睡眠の質が高まると脂肪燃焼を促す成長ホルモンの分泌量が増えます。
逆に睡眠量が不足したり睡眠の質が低下すると食欲増進ホルモンの分泌が増えてしまい、食欲を抑えてくれるホルモン量が減少してしまいます。
睡眠不足の時に限って食欲が増すのにはこういった仕組みが影響しています。
寝る前ストレッチ、安眠のための注意点
ストレッチを行うタイミング
寝る前にストレッチを行うのであれば、お風呂上がりがベストタイミングです。
寝る前のストレッチは快眠を誘うためのものですから、必ず寝転んだ姿勢で行いましょう。呼吸を止めないで深呼吸を繰り返すこともポイントです。
そしてストレッチをして体が温まっている間に、ベッドや布団に横になりましょう。
就寝前のスマホチェックの落とし穴
寝る前には、ついスマートフォンをチェックしてしまいがちですが、スマホやゲーム、テレビは交感神経を活性化させてしまうため、せっかくお風呂やストレッチでリラックスした意味がなくなってしまいます。
更に安眠効果を倍増させるために、部屋を暗くして心地の良い音楽を聴いたり、或いはアロマキャンドルを灯してみるなど工夫してみましょう。
では、具体的な寝る前ストレッチの方法をご紹介します。
幾つかのメニューがありますが、全部をこなす必要はありません。出来る範囲で実施しましょう。
まずはシンプルに「伸び」をしましょう
まずはリラックスして身体を伸ばすストレッチです。
仰向けに寝転んで両腕は頭の方に伸ばしてください。そして思い切り体を伸ばしましょう。
呼吸を止めたり、無理な姿勢で踏ん張ったりしないでください。
心地良い程度の刺激で止め、ゆっくり深呼吸をしましょう。体の力は抜いてリラックスが基本です。