繰り返し使用する人や高い木に登る人は、専用のスローバッグを選びましょう。

しかしスローバッグに関しては、自分が使いやすいと感じるものを見つけるのが何よりも大切なのではないでしょうか。

フリクションセーバー

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フリクションセーバーは、マナーとして必須のアイテムです。

ツリークライミング用のロープが木を傷つけてしまうのを防ぐために使用します。

またロープ自体も傷から守ってくれるでしょう。

道具を選ぶ際の注意点

上記で詳しく見てきましたが、専用の道具を選ぶということがポイントです。

特にロープに関しては、登山用ロープを代用として使用出来るのではないか、と思われがちですがこちらはNGです。

登山用ロープは伸縮性があり、伸びることで落下の衝撃を和らげて受け止めてくれます。

しかしツリークライミング用のロープには、当然のことながらあまり伸縮性はありません。

クライミングロープは摩擦にも強く結びやすいなど専用性の高いもので、強度もかなりの高さを誇っています。

残念ながら、国内では安全基準が確立されておらず強度には大きな差があるようですが…。

ゆえに購入の際は価格で選ぶのではなく、安全性を重視するようにしましょう。

ツリークライミングの基本の手順

樹

ツリークライミングの基本の手順を紹介します。

安全性が高いDRT(ダブルドロープテクニック)と呼ばれる基本の登り方を見ていきましょう。

あくまでも基本の流れを参考にする記事です。

資格を持っていない人が独断で木に登るのは大変危険なので、後記する資格講座をしっかりと受けることをおすすめします。

木を選ぶ

まず自分が登る木を探しますが、これが最も重要なことです。

体験会などに行くと、すでに木は準備されているのではないでしょうか。

自分で見つける時は、何よりも丈夫でしっかりしているものを選びましょう。

そしてロープをかけて登るので、下枝のついていないものを選びます。

スローラインを投げロープをかける

スローラインは慣れるまで少々手こずる人もいるようですが、慣れて来ると20m位は的確にかけることが出来るはずです。

フリクションセーバーをセットして、木を保護するのをお忘れなく。

枝の確認を忘れない

クライミングロープをブレイクスで接続し、カラビナをセットする。

フットループを取り付け、カラビナをハーネスにセットしたら、一度ぶら下がってみましょう。

これはロープをかけた枝の強度を確認する為で、重要な作業となります。

登る

ロープをループ状にかけているので、そのループを小さくすることで体が上に上がっていく仕組みとなっています。

ブレイクス下のフットループを利用し、ロープを下へ引っ張りながらブレイクスを下から上にあげます。

この動作を繰り返しながら、上へ上へと登っていきましょう。

降りる

フットループを緩めてからブレイクスを握って、真っすぐ下方向へゆっくり引っ張ることで降りてきます。

初心者はパートナーにエイト環でサポートをしてもらうと、安全に降りることが出来ます。

資格取得の講習内容

本

もしツリークライマーをこれから楽しみたいのなら、資格を取れば自分で木に登ることが出来ます。

資格は幾つかのコースが存在するので、自分が何を目指すのかどんなことをやりたいのかを見定めコースを決めていきましょう。

自身が楽しむ為のMRS1ベーシッククライマー

基本のDRTを学び、登るのに適している木の見極め方などをマスターするコースです。

またツリークライマーとしての心得など、まさに基礎となる部分を習得し同時に危険性や安全管理なども身につけます。

こちらの受験資格は16歳以上となっており、15歳以下の人はジュニアツリークライマーの資格を取りましょう。

レベルアップしていくツリークライマー

MRS2からMRS3、SRSはベーシックツリークライマーを取得した人が対象です。

ロープやサドルを自前で所有していることが条件となります。

SRTを取得するので針葉樹などにも登ることが出来るようになり、樹上でのギアの交換やトランスバースなども習得します。

またレスキュー方法やより高い木へのエントリーなどが可能となる資格です。

SRSでは特に針葉樹へのアプローチを安全に行う方法を学んでいくことになります。

その他の資格

  • MRSファシリテーター(イベントの開催が可能)
  • MRSオフィシャルインストラクター(講習会での指導が可能)
  • アドバンスツリークライマー(高度な技術を習得)

講習の詳しい情報はTCJ(TREE CLIMBING JAPAN)のHPをご参考ください。

興味のある人は、是非資格にチャレンジしてはいかがでしょう。

いずれも2日間程の日程で取得出来る資格となっています。

セラピーとしての力もある

キャニオン

ツリークライミングの第一人者であるジョン ギャスライトは、ツリーセラピーを日本国内で生み出しました。

障害を持つ人達と一緒にツリークライミングを行うことで、セラピーとしての役割を見出したのです。

ツリークライミングは、自然と一体化出来る新しいセラピーとして注目されています。

ツリークライミングで新しい世界を覗いてみよう

大木

ツリークライミングは木登りというジャンルを更に進化させた、雄大な遊びです。

基礎をしっかりマスターすることで、いつもとは違った雄大な景色を見ることが出来るのではないでしょうか。

まずはツリークライミングの体験に参加し、その魅力を存分に味わってみてはいかがでしょう。

  

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