動きやすく、吸湿速乾性に優れたスポーツウェアがおすすめです。
冬に行う場合は防寒性の高い上着やスポーツ用インナーを着用すると快適です。
自然の中で行う場合は長袖・長ズボンで行うなどの工夫をするとよいでしょう。
ただしゆったりしたシルエットの服はポールを動くときに引っかかってしまうことがあります。
歩きやすいシューズ
ノルディックウォーキングで使うシューズは軽く歩きやすいものがおすすめです。
クッション性の高いものを使うと体への負担が軽くなります。
通常のウォーキングシューズやランニングシューズでよいでしょう。
また、ノルディックウォーキング用のシューズも販売されています。
舗装路・自然路のどちらでも使用でき、耐久性・防水性・放湿性が高くなっているのが特徴です。
また、歩くときに蹴り出しやすい構造になっています。
ポールの長さと選び方
ポールを選ぶときには長さと素材が重要です。
最適な長さは「身長×0.65〜0.68」といわれていますが、初心者はやや短いほうが歩きやすいかもしれません。
目安は「ポールを地面に置いたときにストラップの付け根がおへその高さ」になる程度とおぼえておきましょう。
長さは調節できるものとできないものがありますが、特に初心者は長さ調節ができるポールを選びましょう。
素材は大きく分けてアルミ製とカーボン製があります。
カーボンのほうが軽いですが価格が高く、アルミ製のほうがカーボンより重いですが丈夫で安価です。
初心者はアルミ製のほうがおすすめですが、体力に合わせた重さのポールを選びましょう。
先端の先ゴム(パッド・チップ)は地面に応じて選ぶ
ポールの先ゴムは地面に応じて選びましょう。
アスファルトなどの舗装路で使う場合は斜めにカットされている形状の先ゴムを使います。
土など柔らかい場所で使う場合は 先ゴムを外して使うか、先端の細い先ゴムに交換して使いましょう。
ノルディックウォーキングをするときの注意点
ノルディックウォーキングをするときの注意点をチェックしましょう。
ウォームアップとクールダウンは必ず行う
ノルディックウォーキングは通常のウォーキングよりも多くの筋肉を使います。
そのため、ストレッチやゆっくりとしたペースから歩き始めるなどのウォームアップを必ず行いましょう。
体が温まってきたら徐々にペースを上げていきます。
終わるときにも急に止まるのではなく、徐々にペースを下げていくと心臓への負担が軽くなります。
ストレッチを行って体をほぐし、筋肉痛を防ぐようにしましょう。
体力に合わせて無理なく行う
ノルディックウォーキングはポールを使うため体への負担が軽くなります。
そのため思ったよりもどんどん歩いてしまい、早々に体力切れになったり怪我をしたりすることがあります。
自分の体力に合わせて無理なく歩くようにしましょう。
特に運動不足の人や高齢の人、怪我や病気のリハビリ目的で行う人はゆっくりと短時間から始めるようにしましょう。
周囲に気をつけて行う
ノルディックウォーキングでは腕の振りに合わせてポールを後方に投げ出すように動かすため、周囲に気をつけましょう。
気が付かないうちに周りの人に怪我をさせることがあります。
特に小さい子どもやお年寄り、ペット連れの人に注意が必要です。
正しい歩き方を身に着けたい人は講習会へ!
正しい歩き方を身に着けたい人は講習会へ行ってみましょう。
講習会は日本ノルディックウォーキング協会や日本ノルディックフィットネス協会などの団体が行っています。
用具店やサークルなどが行うこともあるので、ウェブサイトやSNSで情報をチェックしてみましょう。
まとめ
ノルディックウォーキングは歩くだけでなくさまざまなバリエーションのトレーニングも行うことができます。
そのため初心者からアスリートまで行える、非常に幅の広いエクササイズだといえます。
ウォーミングアップやクールダウンを忘れないようにして、無理なく怪我なく楽しんでみてはいかがでしょうか。