続いては、トレーニング方法の見直しです。
同じ箇所ばかりに負荷をかけるのではなく、上手に分散してやることで関節痛になるリスクを下げます。
また、姿勢が悪いと思わぬ箇所に負担をかけてしまうこともあります。
日常生活はもちろんのこと、トレーニング中も正しい姿勢を心がけるようにしましょう。
そして食生活です。
関節はさまざまな成分から構成されています。
これらを適切に摂取することで、関節を丈夫にしていくことも大切になります。
食生活だけですべてを補うのは大変ですから、サプリメントも効果的に利用しましょう。
関節に効く成分を配合したジョイントサプリ
ジョイントサプリとは
ここまでの内容でだいたい察しがつくとは思いますが、ジョイントとは関節のこと。
ジョイントサプリとは、関節に効果があるとする成分を配合したサプリメントです。
ジョイントサプリに含まれる成分には各社違いがありますが、含まれている可能性が高いのは「グルコサミン」と「コンドロイチン」です。
グルコサミン、コンドロイチンを配合
グルコサミンやコンドロイチンは、いずれも軟骨を構成する成分です。
これらの成分は食品から摂取することもできますし、体内で生成することもできます。
年齢とともにこれらの生産量が減ることが分かっており、それが加齢による関節痛の悪化の原因と言われています。
もちろん、トレーニングによって軟骨をすり減らしやすい人の場合は、通常よりも多くのグルコサミンやコンドロイチンが必要になります。
グルコサミンやコンドロイチンを摂取することで、関節痛に効果があったとする研究があります。
そういった結果を受け、これらの成分を配合したサプリメントが販売されるようになりました。
一方で、これらの効果は限定的であるという研究、あるいは効果はないとする研究もありますので、まだその効果がはっきりと確定したわけではないと言えます。
それでも、関節痛を改善する効果を期待することはできますし、摂取によって強い関節を作り上げることは大切になるでしょう。
MSMも配合
軟骨成分のほか、MSMと呼ばれる成分が配合されることもよくあります。
MSMとは「メチルスルフォニルメタン」のことで、関節の痛みを和らげる効果が期待されています。
MSMはくだものや野菜などにも含まれますが、その量は多くありませんので、サプリメントから摂取することには意味があるといえます。
ジョイントサプリの摂取方法
多くの場合、ジョイントサプリは粒状になっています。
摂取する粒の量は比較的多めです。
一度に飲んでもいいですし、何度かに分けて飲んでも問題ありません。
パッケージ等に記載されている用法用量を守り、正しく摂取しましょう。
筋肉を鍛えるための筋トレですが、激しいトレーニングを継続するには、強い関節づくりが大切になります。
ジョイントサプリを摂取することは、そのサポートになるのではないでしょうか。