大胸筋が思うように鍛えられないと悩んではいませんか?そんなみなさまには、特に大胸筋への効果が期待できる、「インクラインベンチプレス」を積極的に挑戦することをおすすめします。
インクラインベンチプレスは、従来のベンチプレス以上に大胸筋への負荷を高めることができる筋トレの1つです。ただ、他の筋トレと同様に正しいフォームで行わないと効果が得られないどころか怪我に繋がる危険もあります。
そこで今回は、インクラインベンチプレスの正しいやり方についてご紹介したいと思います。また、インクラインベンチプレスを行う上での注意点についてもまとめていますので、合わせてチェックしてみてください。
インクラインベンチプレスの効果
インクラインベンチプレスとは、ベンチ部分に傾斜を付けることで大胸筋部分への負荷をより高めた筋トレです。そんなインクラインベンチプレスの効果を以下にまとめました。
大胸筋
筋トレを行う上で、上腕三頭筋(腕)や腹直筋(お腹)などを鍛えるのはそれほど難しくありません。反面、胸筋部分は、日常で使用する部分ではないだけに鍛えにくいのです。
その点、インクラインベンチプレスでは大胸筋への負荷が高くなります。特に、大胸筋の中でも上部の部位に強い刺激を与えることができるのは、インクラインベンチプレスならではの効果と言えます。
三頭筋
大胸筋と同時に、上腕三頭筋もまたインクラインベンチプレスにより効果的に鍛えることのできる部位になります。上腕三頭筋は、腕周りの筋肉として「長頭」「内側頭」「外側頭」「短頭」に分かれています。
インクラインベンチプレスでは、おおよそすべての上腕三頭金に負荷をかけることができるのです。太くたくましい腕を求める方には、ぜひ鍛えてもらいたい部位と言えます。
厚い胸板ができる
先述した通り、インクラインベンチプレスでは大胸筋を鍛えることができます。大胸筋とは、まさに「胸」全体を支える非常に大きな筋肉です。
筋トレを行う中、「胸板を厚くしたい」「胸の張りをつけたい」と考える方は多いことと思います。インクラインベンチプレスであれば、男性の望む分厚い胸板はもちろん、女性の憧れる若々しい胸元を得ることも夢ではないでしょう。
インクラインベンチプレスの正しいやり方
インクラインベンチプレスは主に胸回りに効果が期待できる筋トレということでした。ただ、冒頭でお伝えした通り、正しいフォームでないと怪我に繋がる危険性もあります。そこで、以下にはインクラインベンチプレスの正しいやり方についてまとめてみました。
正しいやり方
- ベンチの傾斜を30〜40度に設定する
- 従来のベンチプレスに比べ両手は少し広めに取る
- 広背筋を寄せるようにしながらバーベルを胸元まで下ろす
- バーベルを元の位置まで垂直に上げる
インクラインベンチプレスの基本のやり方自体は、従来のベンチプレスとそれほど変わりません。胸筋や上腕三頭筋など、欲しい筋肉を意識しつつしっかり呼吸をしながら行うことで、より効率的に鍛えることができるでしょう。