せっかく筋トレを続けるのなら、胸元の下回りのボリュームが欲しいとは思いませんか?そんな時は、大胸筋下部を効率的に鍛え上げることのできる、「デクラインベンチプレス」がおすすめです。
デクラインベンチプレスであれば、男性の憧れるとするはち切れんばかりの胸板、女性の求める張りのある胸元を作り出すことができます。ただ、デクラインベンチプレスは、正しいやり方でないと怪我に繋がる危険性があるのです。
そこで今回は、デクラインベンチプレスの正しいやり方やより効果的なポイントについてご紹介しましょう。また、デクラインベンチプレスを行う上での注意点にも触れていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
デクラインベンチプレスの効果
一見すると、デクラインベンチプレスは従来のベンチプレスと同じように見えます。ただ、従来のベンチプレスとは異なる大きな点が1つあるのです。では、デクラインベンチプレスの特徴と効果について見ていきましょう。
デクラインとは?
デクラインベンチプレスとは、ベンチの角度を頭側だけ下げることで、特定の部位に対する負荷を強めた筋トレです。従来のベンチプレスに比べベンチの角度が違うだけと、「それほど辛くないのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、実際にやり比べた方からすると、デクラインベンチプレスは数ある筋トレの中でも1、2を争うほど負荷の強いものです。正直、初心者というよりも中級者向けの筋トレと言えます。
大胸筋下部に効果的
デクラインベンチプレスでは、主に大胸筋下部に強い負荷を掛けることができます。イメージとしては、腹部と胸部の境目付近の筋肉になります。
筋トレを進める上で、大胸筋下部などの普段の生活の中で動かさない筋肉を鍛えるのは、意外と難しい部類に入ります。そんな大胸筋下部を鍛えられるからこそ、デクラインベンチプレスはおすすめの筋トレメニューです。
胸元がはっきりする
デクラインベンチプレスで大胸筋下部を鍛えるとどのような効果が期待できるのか?それは、胸元の下回りが発達したボリューム感を手に入れることができます。
男性であればTシャツから盛り上がる大胸筋、女性であればいつまでも張りのある胸元に憧れると思います。デクラインベンチプレスであれば、そんな男女の憧れである「はっきりとした胸元」を手に入れられるのです。
デクラインベンチプレスの正しいやり方
胸元を強調したい方には、デクラインベンチプレスはおすすめということでした。では、実際にデクラインベンチプレスの正しいやり方についてご紹介しましょう。
正しいフォーム
- ベンチの角度を30〜40度に設定する
- ベンチに足を掛け、仰向けになる
- 両手は肩幅に対して拳3つ分ほど外に広げる
- バーベルを両手で持つ
一般的にデクラインベンチプレスでは、専用のベンチが必要となります。ただ、どこにでもあるものではありません。そんな時は、ベンチに両足を乗せ、背中を浮かせる形で角度を付けるという方法もあります。
正しいやり方
- 正しいフォームで構える
- ゆっくり息を吸いながらバーベルを下げる
- ゆっくり息を吐きながらバーベルを上げる
- 2〜3の動作を10回3セット繰り返す
ポイントとしては、バーベルは元の位置から胸元間で「垂直」に移動させるということです。また、動作中は常に大胸筋下部を意識することで、さらに効率的に刺激を与えることができます。