3つのポイント
先述した通り、フォームと正しいやり方をそのまま繰り返すのでも良いのです。ただ、以下の3つのポイントを意識することでより効率的に鍛えることができます。
- 下げる時はゆっくり、上げる時はいっきに
- 普段のベンチプレスより重量は少し少なめ
- やり始めはトレーナーの指導を受けながら
特に、初心者はトレーナーの指導を受けながらがおすすめです。最初の段階で、正しいフォームを身につけておけば、より効率的に鍛えられる上に、怪我や故障の危険性を低くすることに繋がります。
デクラインベンチプレスの注意点
冒頭でもお伝えした通り、デクラインベンチプレスには幾つかの注意点があります。注意点を守らないと怪我や故障に繋がるので、必ずチェックしておいて下さい。
補助を付ける
特に、デクラインベンチプレスは従来のベンチプレスに比べて負荷が強くなりやすい筋トレです。その為、初心者の方がいきなり1人で挑戦すると、バランスを崩し落下の危険性があります。
これからデクラインベンチプレスに挑戦するという方は、少なくとも慣れるまでは「補助」を付けるようにしましょう。ちなみに、他人の補助をしてみるのも、自分のフォームを客観的に見返すきっかけになるのでおすすめです。
肩の位置に気をつける
デクラインベンチプレスを行う上で、肩が開きすぎないように注意しましょう。これは従来のベンチプレスでも言えることですが、肩が開きすぎると何十キロにも及ぶバーベルの重さが全て肩に集まることになります。
私たち人間の肩自体は頑丈に出来ているのですが、肩関節はそれほど頑丈ではありません。バーベルの重さが一箇所に集中してしまうと、脱臼や骨折の危険性があるのです。
回数を余計に増やさない
正しいやり方にもある通り、デクラインベンチプレスでは10回3セットを基本として、あまり増やさないことをおすすめします。これは、デクラインベンチプレスが大胸筋下部はもちろん肩周りに対して負荷の大きな筋トレであるためです。
従来の筋トレであれば、「あと1回」とその場の勢いで回数を増やすことは珍しくないと思います。ただ、デクラインベンチプレスでそれを行うと、思わぬ事故や怪我に繋がる可能性があります。
はち切れそうな胸元ができる!
今回は、大胸筋下部を重点的に鍛えられる、デクラインベンチプレスの正しいやり方や注意点についてまとめてみました。いかがでしたか?デクラインベンチプレスであれば、理想とする胸元が手に入ることでしょう。
ただ、筋トレはそればかり行っていたのでは、効率的に鍛えることはできません。鍛えたい部位の周りも一緒に鍛えてこそ、相乗効果を得られるものなのです。
そこでおすすめなのが、大胸筋上部に効果が期待できる「インクラインベンチプレス」です。ぜひ、デクラインベンチプレスと合わせて行い、より効率的に胸元周りを鍛えて下さい。