やり方のポイント
- バーベルの位置は胸の真上まで
- 腕は伸ばしすぎない
- 無理にバーベルを下ろそうとしない
- 肘は正面方向に曲げる
ベントアームプルオーバーは、普段なかなか効率的に鍛えられない部位を刺激するものです。当然、初めての方ではそれだけ負荷が強くなります。無理に重量を上げるのではなく、最初は5〜10kg程度から始めるのが良いでしょう。
バリエーションも
今回ご紹介したベントアームプルオーバーは、ベンチプレスを利用したものになります。その他には、ダンベルを使用した「ダンベルプルオーバー」というものもあります。
こちらは、自宅にベンチプレスがないという方でも簡単に実践できるものです。ベントアームプルオーバーと同様に大胸筋や広背筋に効果的な筋トレなので、ぜひ自宅でも積極的に挑戦してみてください。
ベントアームプルオーバーの注意点
動画を見ていただけると分かる通り、ベントアームプルオーバーは従来のベンチプレスに比べて負荷の強い筋トレになります。その為、ベントアームプルオーバーには以下のような注意点があります。
重量は少しずつ上げる
先述した通り、ベントアームプルオーバーでは5〜10kg程度から始めます。これは、最初から無理な重量で行うと肘関節や肩関節に負荷が大きく、怪我や故障の原因となる為です。
また、筋トレは正しいフォームでこそ効果を発揮します。最初は軽めの重量で、正しいフォームを身につけながら徐々に重量を上げるのがおすすめと言えます。
大胸筋と広背筋を意識する
筋トレの基本として、そのトレーニングで鍛えたい部位を意識するというものがあります。これは、鍛える部位を意識することで、その部位に対する負荷をより高め効率的に鍛えることができる為です。
今回、ベントアームプルオーバーでは、主に大胸筋と広背筋を鍛えるというものになります。ぜひ、大胸筋と広背筋を意識し、より効率的に分厚い胸板を手に入れて下さい。
動作はゆっくり行う
上述した通り、ベントアームプルオーバーでは肘関節や肩関節の故障の危険性があります。特に、関節というのは、急な動きに弱いものです。筋トレでも、無理な動きにより関節が外れたという話は珍しくありません。
その為、実際にベントアームプルオーバーを行う際には、あくまで「ゆっくり」な動作を意識して下さい。初心者にありがちですが、反動を利用するというのは、非常に危険な行為なので絶対に行わないようにしましょう。
上半身の筋肉強化にうってつけ!
今回は、ベントアームプルオーバーの効果から正しいやり方に至るまで詳しく紹介させていただきました。大胸筋に広背筋と、分厚い胸板や逞しい後姿を求める方には、ベントアームプルオーバーはうってつけの筋トレと言えます。
ただ、ベントアームプルオーバーは従来の筋トレでは中々鍛えにくい部位を鍛える為のものです。当然、普段鍛えられていない部位を刺激するのですから、無理な動きは怪我や故障の素になります。
大切なのは、最初はフォーム重視で軽い重量から始め、徐々に重くしていくということです。ぜひ、ベントアームプルオーバーを安全に行い、理想とする「胸回り」「肩周り」「背中周り」を手に入れて下さい。