背中は他人に見られる部分
背中が綺麗な人は初対面の印象も良いとご存じですか?背中は体の全てのパーツを繋げているので外見面にも影響する重要な部分です。
綺麗な後ろ姿を作るのに重要なのが広背筋という筋肉です。
広背筋を鍛えるだけで洋服の上からでも印象は大きく変わります。
更に、広背筋はダイエットや疲労軽減にも効果のある部分です。
一般的にはあまり名を知られていない筋肉ですが、実は鍛えると嬉しいことが沢山ある広背筋についてご紹介します。
広背筋とは
広背筋は背中にある筋肉の中で最も大きく、背骨や腰にある筋膜の部分から上腕骨にかけて逆三角形をなしています。
この筋肉は「手を上から引く」動作や「腕を広げて前から引く」動作を司っており、腕を大きく後ろに振った時などに使われますが、大きい割には意識しづらい筋肉です。
試しに腕を振ってみてもあまり動かしている実感が得られず、腕を動かしながら反対の手で背中を触ってみても若干の動きしか感じられないでしょう。
意識しづらい上に背中の筋肉は目視出来ないため、広背筋をトレーニングする時は正しいフォームを意識することが重要です。
広背筋を鍛えるメリット
後ろ姿が恰好良くなる
スーツの上からでも筋肉が付いているのが分かる。そんな後ろ姿の方を見掛けたことはありませんか?
肩幅が広く腰の辺りが引き締まった恰好良い後ろ姿に欠かせないのが、この広背筋です。
大胸筋を鍛えると上半身が引き締まって見えると思われがちですが、実は大胸筋を鍛えても上半身の厚みが増すだけで逆三角形にはなりません。
広背筋を鍛えることで初めて筋肉全体が横に広がって外見のインパクトを大きく変えることが出来るのです。
非常に大きな筋肉であるため、ここが鍛えられると見た目も大きく変わりトレーニングのモチベーションアップにも繋がります。
姿勢が良くなる
猫背の方や肩が内側に入っている方は、背中の筋肉が衰えている可能性が高いです。今すぐ広背筋を鍛えましょう。
前述の通り広背筋は非常に大きいので、そこを鍛えると背中側から筋肉や内側に入った肩が引っ張られ、良い姿勢を保ちやすくなります。
逆に言えば、弛んでいると姿勢の悪さに繋がるということです。
姿勢が悪さは見た目の印象が悪くなるだけでなく、ぽっこりお腹や自律神経の乱れの原因にもなります。
このように健康面にも悪影響を及ぼすため、姿勢が悪いと自覚のある方は広背筋を鍛えることをおすすめします。
基礎代謝のアップ
一般的に、筋肉量が増えると基礎代謝が上がり脂肪が燃焼されやすくなります。
広背筋は背中全体を覆う大きな筋肉です。
つまり広背筋を鍛えると効率的に基礎代謝のアップを図れるということです。
例えば同じ時間、同じ強度でやるならば腹筋よりも広背筋を鍛える方が効果は高まります。
広背筋を鍛えることは見た目を変えるだけでなく、実はダイエットにも繋がっているので女性にとってもトレーニングしたい部位です。
疲れにくくなる
背中は日常生活では意識しない限り中々動かさない部位です。
それどころかデスクワークなどで長時間同じ姿勢のままいると、筋肉が凝り固まって慢性的な肩コリになるなど、疲労感を覚える原因にもなります。