脇腹の贅肉を引き締めたいと思っている人は多いでしょう。
くびれたウエストを手に入れるために、まずは何故お腹周りに贅肉がつきやすいのか、そして脇腹にはどのようなトレーニングが相応しいのか考えていきましょう。
なぜ脇腹に贅肉がつきやすいのか?
心臓や肺は骨で守る
人間が生きる上で非常に大切な内臓や臓器は胴体部に集中しています。
内臓が外からのダメージで簡単に損傷しないよう鎧の役目を担っているのは骨や筋肉です。
心臓や肺のある胸の部分には肋骨があります。肋骨があるお蔭で、筋肉がそれほど発達しなくても内部の臓器は守られます。
心臓や肺は大きさや形の変化に規則性があり、稼働する部分も少ないため骨でガードするのが合理的なのです。
柔軟な動きをする腹部は筋肉で守る
しかし、腹部にある胃や腸は外から食料や水分を取り入れるため、大きさや動きが一定ではありません。
また腰は様々な方向に稼働する必要がありますし、女性なら妊娠の可能性があるので体の構造上、骨でガードする訳にはいかないのです。
となると、本来は筋肉によってガードするのが自然です。
ただ、筋肉は運動不足や加齢によって小さくなってしまいます。
そうなるとは腹部にある内臓は損傷リスクが高まってしまいます。
それをカバーしているのが贅肉、脂肪なのです。
筋肉がなければ脂肪で守るしかない
脂肪はエネルギーの備蓄でもありますが、このようにクッションの役目も果たしています。
筋肉の鎧がなければその分、脂肪で守るように体が出来ているのです。
このように、筋肉量が低下している人にとって脇腹の贅肉は必要であるため、食事制限などのダイエットをしたとしても脇腹の贅肉は落ちにくいのです。
お腹周りは筋肉を鍛えないと贅肉も取りにくい構造をしており、逆に言えば、脇腹の筋肉さえ鍛えれば引き締まったウエストを手に入れることが出来るでしょう。
脇腹の筋肉を鍛えるために
腹斜筋は衰えやすい筋肉
脇腹の筋肉を鍛えるのは中々厄介です。
脇腹の筋肉と言えば腹斜筋ですが、この筋肉は普段の生活では中々使うことがなく、放っておくと衰えてしまいます。
その為、脇腹に脂肪がどんどん溜まってしまうのです。
腹斜筋の衰えは下腹ぽっこりにも繋がる
尚、下腹の贅肉を気にしている方も多いと思いますが、下腹が出てしまう原因の一つとしても筋肉の衰えが挙げれます。
筋肉が弱ると腹部の内臓を支えられなくなり、内臓が下がってしまい下腹が出るのです。
この内臓を支えることも腹斜筋の大きな役割の一つ。
つまり、腹斜筋を鍛えるとお腹周りの贅肉問題がかなり解決すると言っても過言ではありません。
是非腹斜筋をトレーニングしてスッキリしたお腹周りを実現しましょう。