上腕三頭筋は、鍛えたいと思っても中々効率的に刺激を与えられない筋肉です。これは、人間の構造的に上腕三頭筋をあまり動かさなくとも生活できてしまう為と言えます。
今回紹介する、「トライセプスキックバック」は、そんな上腕三頭筋に直接刺激を与えられる珍しい筋トレです。上腕三頭筋は普段刺激されないからこそ、鍛えれば鍛えるほどに目に見えて発達します。
では実際に、トライセプスキックバックの正しいやり方と注意点についてご紹介しましょう。ぜひトライセプスキックバックに挑戦し、上腕三頭筋を肥大させて逞しい二の腕を手に入れて下さい。
トライセプスキックバックとは
冒頭でお伝えした通り、トライセプスキックバックではダンベルの上下運動により、上腕三頭筋を集中的に刺激することができます。では、上腕三頭筋を鍛えるとどのような効果が得られるのでしょうか？
上腕三頭筋とは
上腕三頭金とは、英語読みで「Triceps brachii muscle」です。意味は、「3つの頭」ということで、「長頭」「外側頭」「内側頭」の3つの筋肉に分かれていることが特徴として挙げられます。
ちなみに、よく上腕二頭筋（力こぶ）と間違われるのですが、その働きが大きく異なります。特に、上腕三頭筋は「肘の伸展」の際に使用されるものです。正直、日常生活では頻繁に活躍する筋肉ではないと言えます。
上腕三頭筋は脇役になりやすい
先述した通り、上腕三頭筋は日常生活であまり活用されません。これは、上腕三頭筋の働きの多くが他の筋肉のサポートである為と言えます。特に、大胸筋や三角筋は、上腕三頭筋と繋がりが深い筋肉として知られています。
事実、上記のような大胸筋や三角筋を鍛える筋トレの多くは、上腕三頭筋にも刺激を与えることができます。ただ、それもあくまで脇役的な要素としてです。トライセプスキックバックがいかに珍しい筋トレであるかが分かります。
上腕三頭筋を鍛えると？
普段活用されないからこそ、上腕三頭筋には伸びしろがあります。つまり、鍛えればそれだけ筋肉を強化しやすいという訳です。筋トレをする上で、結果が出やすいというのは楽しいと言えます。
そんな上腕三頭筋ですが、鍛えることで「二の腕を太くする」「二の腕を引き締める」と2つの効果を得ることができます。まさに、男性の理想とする太く逞しい二の腕が手に入るという訳です。
トライセプスキックバックの正しいやり方
上腕三頭筋を集中的に鍛えられるトライセプスキックバックですが、あくまで正しいやり方である場合です。では、実際にトライセプスキックバックの正しいやり方について見ていきましょう。