ランニングはスポーツの基礎能力と捉えられがち
「足が速い」ということは多くのスポーツ選手にとってメリットとなるでしょう。
無論、走力があまり関係ないスポーツもありますが、野球やサッカーなど所謂「スポーツ」と呼ばれている競技には大体、全速力で走るタイミングがあります。
また、小・中学生の間は足の速い子とスポーツが出来る子はほぼ同一視され、同級生らの人気を集める傾向にあるのも面白いところです。
これはランニングがスポーツの基礎能力のように考えられていることが多いためです。
実際に走力の高さという身体能力は、スポーツにおいて必須ではないものの様々な優位性をもたらします。
簡単に言えば「足が速いに越したことはない」ということになるでしょう。
ちゃんとした練習をすれば誰でも足は速くなる
ランニングに苦手意識を持った人は多い
一方で走ることが苦手という方も多いでしょう。
いくら走っても中々上達しない、上手く走れない、だから走るのは苦手。
そんな経験が持つ方が多いというのは、走力を鍛えるのはそれだけ難しいということを意味するでしょう。
往々にしてこういうケースは「運動神経がない」「才能がない」などという先天的な能力差に置き換えられて評価されてしまいがちです。
誰でも自分の走力を伸ばすことは出来る
確かに人ぞれぞれ、生まれ持っての才能は違います。
誰でもウサイン・ボルトになれるかと言われれば、それは無理な話です。
ただ、だからと言ってボルトが全く練習をせずに世界記録を更新しているのかと言えば、そんな訳ありません。
むしろ相当な練習を積み試合に挑んでいるのは明白で、伸びしろは鍛えないと自分の力を最大化出来ないのは、恐らく誰もが同じでしょう。
「足が速い」というのは短距離走、中距離走、長距離走で走り方も必要な能力も違ってくるので、ここでは短距離走に絞り話を進めていきます。
短距離走の記録を上げる
速く走るために何をすれば良いのか
速く走るために何をすれば良いのでしょうか?
- 効率を上げること。
- パワーを上げること。
簡単に整理すればこの2点に尽きます。
推進力は地面を足で蹴ることによって生み出されるので、なるべく大きなパワーで地面を蹴る必要があります。
そして、それは決して単発ではなく足の回転数を上げて加速していく必要があるということを意味します。
筋トレで強化できる部分に注目
足の回転数というところで気付かれた方もいると思いますが、走ることは腕や上体のバランスも関わってくる全体運動になるため、その人にあったフォームで走ることが重要になります。
この考え方は、恐らく陸上部などに入り、理論を学んだコーチに師事しない限りは適切な指導は受けられないでしょう。