肩の筋トレとしておすすめなのは「フロントレイズ」になります。主に、ダンベルの上下運動を利用し三角筋前部に大きな負荷を掛けられるものとして、肩を逞しくしたい方に人気の筋トレです。
ただ、それも正しいフォームとポイントを実践できてこそ。間違ったやり方や無理な回数を続けていると、思わぬ怪我や故障に繋がります。特に、フロントレイズは肩周りを故障しやすい筋トレでもあるのです。
そこで今回は、フロントレイズで三角筋前部に効かせる正しいやり方をご紹介したいと思います。また、動作中のポイントについても触れていますので、ぜひチェックしてみてください。
フロントレイズで鍛えらえる筋肉
フロントレイズはダンベルトレーニングの一種になります。ダンベルトレーニングの一番の特徴は、「伸縮」を利用して多角的に筋肉に刺激を与えられるということ。では、フロントレイズで鍛えられる筋肉とはどの部位に当たるのでしょうか?
三角筋前部
冒頭でもお伝えした通り、フロントレイズでは「三角筋前部」を中心に刺激を与えることができます。三角筋前部とは、肩周り正面の表層部分に付いている筋肉のことです。
主な働きは、肩関節を包み込みサポートすること、肩の回転運動に欠かせない筋肉になります。また、表層部分の筋肉ということから、鍛えることで肩周りを分厚く逞しく見せることが可能です。
僧帽筋上部
副次的ですが、フロントレイズでは「僧帽筋上部」を鍛えることができます。僧帽筋とは、背骨を中心に台形型に幅広く付いている表層部分の筋肉です。僧帽筋上部とは、この僧帽筋の首回り(上部)になります。
主な働きとしては、肩甲骨周りの動きをサポートすることが挙げられます。ちなみに、肩こりの原因の1つとしてよく言われるのが僧帽筋上部の萎縮です。その為、鍛えることで日々の肩こり解消にも効果が期待できます。
棘下筋
僧帽筋よりさらに副次的なものとして、フロントレイズでは「棘下筋」を鍛えることにも繋がります。勅下筋とは、肩甲骨周りに覆いかぶさるように付いている三角形の筋肉になります。
主な働きとしては、肩関節のスムーズな動きをサポートするというものです。影の実力者として三角筋前部と同様に欠かせない筋肉です。その為、肩周りを厚くしたいのならぜひ鍛えたい筋肉の1つと言えます。
フロントレイズの正しいやり方
三角筋前部を中心に、僧帽筋上部から棘下筋に至るまで、フロントレイズであれば肩周りを強化することができます。では、実際にフロントレイズの正しいやり方について見ていきましょう。
正しいやり方
※上記の動画はバーベルを利用していますが、ダンベルでも問題ありません。